名前
広報室の林です。
休日なのでちょっとゆる~いお話を。
個人的な話ですが、私は以前小さな高等学校に勤務しておりました。
毎年100名ほどの生徒が入学してきて、ご家族を含めると300名近い
新たな人の顔と名前を覚えていたことになります(寮がある学校で
小さく家族的だったので、 ご両親だけではなくおじいちゃん、おばあちゃん、
兄弟姉妹まで行事ごとに 足を運んでくれる家族が多かったです)。
生徒募集を担当していたため、入学前から保護者の皆さんと関わることも多く、
卒業式では保護者受付で、お名前を聞かずとも「B組の●●さんですね」と
ほぼ確実に対応することができるほど人の顔と名前を覚えるのは得意でした。
そんな私ですが、なかなか覚えられないのが俳優さんたちの名前。
実際に対面しない人は顔と名前が一致しないのかもしれません。
そして、同じように覚えられないのが鳥の名前。
たびたびブログでも紹介されていますが、プロジェクトの植栽地にはかなり
多くの鳥たちが集って来ています。名前や習性が分かったら楽しいだろうなぁと
思いつつ、吉田ほどのオタクでもなく、観察をして調べることもせず、
鳥が「私はシロチドリです」とか「俺はトビじゃなくてミサゴだよ」とか
直接教えてくれたら覚えられるかも…と勝手なことを考えたりしていました。
そんな私のところに回覧されてきたのがこれ。
『ぱっと見わけ 観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社発行)
国の調査報告でプロジェクト現場にいるとされた鳥に吉田がチェックを入れてあります。その数54種。写真と共に探し方や好きな食べ物などの生態、特徴などが詳しく説明されていて、見ているとすぐに時間がたってしまいます。業務時間中に開くのを我慢して、休日にゆっくり……と思ったのです。
はじめに出てくるカモ科の鳥だけでも30種掲載されていてびっくり! しかもオスとメスとでは全然違う鳥に見える!!
ヨシキリ科やセキレイ科の小さな鳥の多くは、きっと過去に見かけていたとしても「スズメ」だとしか思わずにきただろうなぁという子たちです。
鳥のこと、本当に何も知らなかったなぁ~と改めて思い知らされました。そして彼らはちゃんとその特徴でちゃんと名乗ってくれていたことも知りました。ごめんね、今まで覚えてあげずみんなスズメだ!と思っていて。
オタクには遠く及びませんが、現場で出会えそうな鳥ぐらいは、
ぱっと見わけられるようにしておきたいなぁと思います。
ただ、あまり鳥に夢中になると草刈りがおろそかになりそうで……。
鳥の観察は休憩時間の楽しみにしておきます。