ボランティアの本格的な活躍の季節になりました。
植栽終了から2週間が経ちましたので、ちゃんと根付いたか気になります。
オタクの休日は現場を歩き倒し、おかげさまで、今年もほぼ100%の活着を確認しました。
植樹祭用1万本の割り箸を刺してくださった4月のボランティアの皆さんにもお礼を申し上げます。
6月末に事務所のみ今の場所から120mのところに移転します。
7日に地鎮祭、そして測量・整地。水道・電気など各種工事が1か月以上続きます。
事務所が移転した後は、倉庫の引っ越し。ボランティアの駐車・集合場所は当面変えません。
並行して、再生の会は育苗、森林組合は中旬から下刈、ボランティアは350人。視察50人。
私はほとんど名取勤務となります。
●2017年の現場はツルマメがひどい。とくに植樹祭の会場、西側サイクリング道沿い。
●2015年の内陸防風林7列はイネ科の雑草で、すでに1度プロの下刈を行ったのに、どこにマツがあるかわからない。
ここは一番草がひどい場所。去年はプロとボランティアで5回刈りました。
その成果で、伸びはとてもよく、「あと1年で草の心配は大幅に減るかもしれない」と言われてます。
ボランティアのミッションとして、6月、まずはこの2点に集中することになると思います。

ツルマメ。この1本を抜き忘れると・・・

ツルマメ。この1本を抜き忘れると・・・


2017年の現場は、ぬかるみが多いです。
また作業道は完全に水路化。オタマジャクシたくさん。東西にも南北にも車が侵入できる場所が限られます。
20㎜以上の雨が降ると相当ぬかるみます。各自予報を見て、遠路の人にも長靴持参を推奨します。
50㎜以上の雨が降ったあとは、私や森林組合は膝上まではまり、足が抜けなくなる場所すらありました。
長靴でなければ、汚れてよい靴と往復用と2足

長靴でなければ、汚れてよい靴と往復用と2足


トイレは恐ろしく遠くなりました。一番遠いところだと、最短の空港からでも5㎞。
バスの往復の回数が増えるかもしれません。途中でトイレに行く人はあまりいませんが、
まずは、今まで以上に前の日から体調を整えていらしてくださいね。
これまでと一番違うのはそれらの点です。
ここならではの楽しみとしては、鳥の卵を見つけられるかもしれません。大抵マツの根元にあります。
見つけたら周囲に声をかけて、みんなにも見せてあげてください
さらに運が良ければ、チドリのヒヨコも。(追いかけて親には悪かったけど)親は擬傷行動を取ります。
5月はホントにたくさんいました

5月はホントにたくさんいました


大勢の皆さんのおかげで、2014・2015年の26haは、マツが草に勝っている場所が多くなりました。
2016年の植栽地はまだまだ辛抱ですが、2014・2015年の生長は目を見張るものがあります。
2016年の現場もしばらく様子見。去年雑草へのダメージを相当与えましたから。
そこにある葛、ニセアカシア対策は7月以降に集中。ボランティアよりもプロ中心で手を打ちます。
ボランティアの投入は先々様子を見て検討します。
10回以上来訪の「リピーター」の皆さん(緑色の腕章)は、経験豊富。
防風垣ごとの各列を任せ、声掛け・指導に当たってもらう。遠くを散々歩き、ツルマメを探して抜いてもらう。
また、大鎌をもって別働隊編成して内陸防風林などへ飛んでもらう。また違う道具を持って、葛・ニセアカシア対策に
加勢してもらうなど、負っていただくところは今年も多くなるでしょう。
仕事はたくさんあります。
ですが、まずは全体を預かる私自身が気持ちにゆとりを持って、安全管理を第一に、
一つずつ各個撃破、腰を据えていこうと思っています。

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