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プロジェクトがみなさまにお願いしたいこと

クロマツは種子から苗を育て、海岸に植えるまで2年、苗木が成木に育つまでに30年以上かかります。本プロジェクトは次の世代に託していくとても長い時間のかかるプロジェクトです。

ボランティアにご参加ください

除草、溝切り、ニセアカシア除伐、ゴミ拾い、モニタリングなど、森林組合や名取市海岸林再生の会のプロではなく、ボランティアの方だからこそお願いしたいことが多々あります。ボランティアの日にぜひご参加ください。

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ボランティアのみなさんの手がこのプロジェクトでは大きな力となります。ご参加おまちしております。
「海岸林再生プロジェクト」では、3月から11月までの9ヵ月間、毎月第3土曜日を中心に現場(宮城県名取市)でボランティアをお受けしています。

プロジェクト担当からのメッセージ

2024年 ボランティア実施日

日にち・時間 募集人数 作業内容
募集中! 1月27日(土)
9:00~17:00
リピーター40名 本数調整伐
※リピーター:これまで複数回ボランティアにご参加くださった方
募集中! 2月10日(土)
9:00~17:00
リピーター40名 本数調整伐
※リピーター:これまで複数回ボランティアにご参加くださった方
募集中! 5月25日(土)
9:00~17:00
50名 くず刈り取り、溝切り、ゴミ拾い
募集中! 6月8日(土)
9:00~17:00
50名 くず刈り取り、溝切り
募集中! 6月29日(土)
9:00~17:00
50名 くず刈り取り
募集中! 7月6日(土)
9:00~17:00
50名 くず刈り取り、ゴミ拾い
募集中! 9月7日(土)
9:00~17:00
50名 くず刈り取り
募集中! 11月16日(土)
9:00~17:00
50名 モニタリング、溝切り、ゴミ拾い
募集中! 1月25日(土)
9:00~17:00
リピーター40名 本数調整伐
※リピーター:これまで複数回ボランティアにご参加くださった方
募集中! 2月15日(土)
9:00~17:00
リピーター40名 本数調整伐
※リピーター:これまで複数回ボランティアにご参加くださった方

ボランティアのお申込み・実施要項はコチラ

活動レポート


2019年11月16日(土)モニタリング成長調査、ゴミ拾い

当日のブログ

  • 参加者37名
  • 晴れ

今季最後となったボランティアの日、参加者はほぼ個人参加のリピーターさん。ここでしか会わない仲間たちとの会話が弾み、地元ボランティアさんからの差し入れのお昼ごはんに気持ちもお腹も満足の一日でした。

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いつもは事務所前に集合して、作業内容、一日の流れを説明する朝の会の時間ですが、この日は「トヨタ環境活動助成プログラム」のご支援で撮影していただいた動画を見ました。ドローンで撮影した映像もあり、緑のじゅうたんが広がる眺めに、一人ひとりの作業の重なりがこんなに大きな成果になるのだと感慨深い様子でした

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この日の作業は成長モニタリング調査。26ヵ所の調査地のうちの22ヵ所、1100本の根元直径、樹高を調べました。根元を測るにはしゃがんだり、または這いつくばったりしなければならず、なかなか大変(*_*;
モニタリング調査を何度か経験している方が多かったため、とても手際よく、予定より早く計測が終わりました(*^^*)

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リピーターボランティアのMさんが軽トラックにたくさんの食材、鍋やコンロ、作業台などの道具を積んできました。松島森林総合の佐々木さんは地元松島の牡蠣、猟師でもある鈴木さんはイノシシ肉、そしてコツコツと採りため冷凍保存していた海岸林産キノコを大量に持参しての参加。この日は地元ボランティアのみなさんが、全国から参加してくれるボランティアさんに美味しいお昼を振る舞ってくださいました

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モニタリング調査をしている間、精鋭部隊5人がお昼ご飯の準備をしてくださっていました。大きなお鍋が5つも!芋煮の具がコトコト煮込まれ、部屋の中はとてもいい香りが漂っていました

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クロマツが取り持つ仲間だけあり、割り箸の袋は松葉色、並べ方は松葉のよう(^^♪

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モニタリング調査を終え、お昼休憩に戻ってきたみなさんは、豪華な昼食に感嘆の声! 殻付き牡蠣の炭火焼!

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美味しい昼食に自然に笑みがこぼれます。醤油味と味噌味の芋煮汁、殻付き牡蠣と猪肉の炭火焼、あまりの美味しさに、たっぷりあった食材をすべて完食! 遠方から参加してくれるボランティアさんへの地元ボランティアさんの心遣いで身も心もあたたかくなり、午後の作業スタートです

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午後は、広葉樹の成長を見に行ったあと、いちばん大きなクロマツ探しをしました。これがなかなか難しい。遠方から見ないとどれが大きいのかわからない、手前に生えているものは見えるけれど、奥の方はよくわからない。クロマツの中に分け入るのも難しい

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手前の黄色のビブスの方、遠くから眺めて何をしているのかな?と思ってしまいますが、いちばん大きいクロマツ探しをしているのです。防風柵にのぼったり、遠くから眺めてみたりして探し、最高は4.5mでした。もうちょっと大きいのがあるかと思ったんだけど、4.5mだったかぁ・・・と吉田はちょっぴり残念そう

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今日は作業の合間にゴミ拾いもしていただきました。これをお願いできるのも作業に慣れているリピーターさんだからこそです。
今季のボランティアの日は今回で最後です。昨季を上回る多くのみなさんに作業していただいたおかげで、クロマツが元気に成長しています。ありがとうございました。
来季もお待ちしています(*^^*)

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2019年10月5日(土)ツルマメ抜き取り、クズ枯殺

当日のブログ

  • 参加者103名
  • 晴れ

フィリピン、インドネシア、スリランカ、メキシコで植林や地域開発などのプロジェクトを担うオイスカの現場責任者6人もこの日の活動に参加しました。彼らの来日の目的は、「防災減災のために自然生態系を活用して日本がしてきたことを見聞きし、国連の開発目標SDGs達成のためのオイスカの活動の方向性を定めること」です。ボランティアの日に参加することで、プロジェクトの育林作業のノウハウを学んだことと思います。この日はニコスグループ、仙台トヨペット、埼玉トヨペット、矢崎エナジーシステム、セコム工業、京セラ労働組合、コーベヤ労働組合、ANA、JR連合、ユー・エス・ジェイクルーアライアンス、個人参加のみなさんの参加がありました。

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いつも通り事務所の駐車場で一日の作業の流れを説明した後、津波で被災した名取市海岸林再生の会の鈴木会長の旧宅を見学しに行きました。鈴木会長ご自身から、あの日のこと、海岸林再生にかける想いなどを伺い、参加者のみなさんの気持ちが鈴木会長に一心に向けられているのを感じました

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この日の作業もひたすらツルマメ草抜き取り。例年、10月中旬ごろになると鞘から種がはじけ、来春、芽を出すので、抜き取りは今が勝負です。お二人ともいい笑顔をされてますね(*^^*)

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こちらは薬剤を使用してクズの枯殺処理をしているところ。奥はインドネシアのマングローブ植林事業担当責任者のラフマットさん。手前がアシスタントのスタンさん。一般参加のボランティアさんには薬剤を使用した作業をしていただくことはないのですが、彼らは林業のプロ、しかも育林の研修に来ているので、いろいろな作業を経験してもらいました。
日本語のできないスタンさんを常に気遣い、作業を横で見守り、この写真では少し怪しげに見えますが、ラフマットさんは素敵な方でした。すばらしい子弟関係です!

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お昼にツルマメを試食してみました。実は3~5mmほどでとても小さく、枝豆を食べ慣れているとまどろっこしくなります。
おいしいと言う方もいれば、うーん・・・(*_*; という方もいましたが、クロマツを苦しませるツルマメ草の実ですから、おいしいものも、そう感じなくなるのでしょうね

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午後は育苗場の見学を少しした後、車で移動してツルマメ草抜き取り再開!雑草が枯れ始めているというのにツルマメ草の勢力はなんと旺盛なことか・・・ これくらいの生命力がないとすでに自然淘汰されているということだろうか。それにしても難敵です

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10月ともなると陽が傾くのが早くなり、すっかり夕方の気配です。ススキが風に揺れ、猫じゃらしが気の向くまま、風の吹くままに顔を向け、秋の深まりを感じます

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ボランティアの日の参加者には、国際交流を楽しんでもらえた一日だったのではないかと思います。英語がしゃべれなくても、交流しようと思う気持ちがあれば何とかなります(*^-^*)

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終わりの会には、フィリピン、インドネシア、スリランカ、メキシコからの参加者にコメントをお願いしました。こちらはメキシコのマルティンさん。陽気なお国柄からかご本人の性格からか、積極的に交流して楽しんでいるようでした。
来月のボランティアの日は、複数回ボランティアに参加したことがある方に限定しているため、一般のみなさんが参加できるのは今回が今季の最後になりました。
今年はこれまで1,822人にボランティアにご参加いただきました。たくさんのご協力、本当にありがとうございました!

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2019年9月28日(土)ツルマメ抜き取り

当日のブログ

  • 参加者121名
  • 晴れ

さわやかな風が吹き始め、ボランティア活動日和のこの日は、昨日に続きホーチキ、ニコスグループ、フィリップモリス、日東電工、仙台トヨペット、住友重機、個人参加、愛知県のオイスカ会員グループのみなさんが参加してくださいました。

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参加者のみなさんが徐々に集まってくる8時半ごろ、吉田がホワイトボードに今日のスケジュール、作業内容、班分けを記入します。この日の作業はツルマメ草抜き取りのみ

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いつものボランティアの日は、色とりどりのビブスが並ぶのですが、ホーチキとニコスグループのみなさんが赤でしたので、この日は赤ばかり!!
119人の参加がありましたので、この写真の3倍近くのみなさんが集まりました

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今にも動き出しそう・・・ 蔵王のスノ-モンスターならぬリーフモンスター!? でも、モンスターの正体は私たちが手塩にかけて育てているクロマツなのです。
指導者の佐々木さんから「ツルマメ草はクロマツの日光を遮断してしまうので、根っこから完全に取り除いてください」という作業の説明を聞き、参加者のみなさんに‘ツルマメ草は悪いヤツ’とインプットされています

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「かわいそうに・・・」と声を掛けながらツルマメ草を取り除く姿があちこちで見られました。刷り込み!?効果は絶大ですね。
それにしても、今年ずっと放っておいたわけではないのに、去年も片っぱしから抜いてもらったはずなのにこの状態です

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クロマツが息を吹き返しているようです。ほどく糸口が見つからず手ごわいツルマメ草に悪戦苦闘していると、近くにいる人が手伝ってくれることもしばしばです。ここでのボランティアがきっかけで会社でのコニュニケーションが円滑になることもあるのかな?

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仙台トヨペットの新人営業マンの2人。ツルマメ草が抜き取れたことをこんなに嬉しそうに表現してくれ、こちらまで笑顔になります

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お昼休憩中のフィリップモリスのみなさん。タバコ会社らしく!?炎がプロントされたお揃いのTシャツです。背中には「ACTION NIPPON」とプリントされており、日本の未来のために行動するぞ!という決意の炎でもあるのでしょうね~
みなさんおいしそうにアイスを召し上がってました。午後の作業も頑張れそうですね!

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道具の片づけ、終わりの会を終えた後、募金の呼び掛けをさせていただいています。手前の青い袖の方が、小銭入れの中のお金を全部募金箱に入れてくださっています。
たくさんの方のお気持ち、本当にありがたいなぁと感じる時です。
一日、おつかれさまでした!

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2019年9月7日(土)ツボ刈り

当日のブログ

  • 参加者午前中140名、午後99名
  • 晴れ

前日の午後からボランティアに来てくださっていたANAのみなさんも合流し、午前中は140人もの大所帯での作業となりました。UAゼンセン、第一三共、ニコスグループ、ANA、IBEX、個人参加のみなさんの参加がありました。

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8月下旬はツルマメ草抜き取りを集中的にやっていただきました。まだツルマメ草が残っているのですが、膝丈以上に雑草が生い茂ってしまった場所もあり、雑草の中にツルマメ草が隠れてしまって見つけられないため、まずはツボ刈りをやっていただくことになりました。内陸防風林のこの場所はマツを探すのにひと苦労です

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ようやく見つかった!と思ったら、無残にも上の部分を切り落とされてしまい枯れてしまったマツ(*_*) 草刈り機で刈った時に誤って刈ってしまったものと思います。ツボ刈りをしてあればマツの居場所がわかるのですが、一面雑草に覆われていると、マツを残して草を刈るのも至難の業・・・とは思うのですが、大事に育てているマツの刈られた姿を見るのは悲しくなります

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この辺りにあるはずなんだけど・・・ 枯れた松すらない。近くにあった棒を挿してクロマツの墓標(!?)に。がっくり肩を落として悲しんでいる様子が伝わるでしょうか?

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この場所は、しゃがむと人が隠れてしまうほどに雑草が成長してしまい、この状態ではクロマツにまったく日光が当たりません。クロマツの周囲の草を鎌2本分くらい刈り、日光を確保。10月下旬になれば雑草は枯れ、土の乾燥を防ぐマルチングの役割を果たしてくれることになります

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今季、一度は草刈りをしている場所なのですが、雑草の勢力は旺盛で、クロマツの成長スピードよりはるかに早く、すっかり埋もれてしまいました。クロマツの周囲を1本ずつ丁寧に草刈りをしてくれるボランティアさんの存在は本当にありがたいです

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企業や団体で参加する場合は、大型バスをチャーターして来られることが多くあります。運転手さんはバスの中と外のすべてを掃除し終えて任務終了となるようで、なるべく中に土や泥を持ち込まないようにあれこれ工夫してくださっています。
この運転手さんは、足ふき用マットで足底の土をある程度落とし、水をためた容器の中で足底を洗い、バスのステップに敷いたタオルで水気を拭き取るの3段階を予め用意してくださっていました。中の掃除が大変にならないようにとの対策だとは思いますが、バスに乗る人も乗せる人もお互いに気持ちよく過ごせる工夫に、プロジェクトの縁の下の力持ちだと思わずにはいられません

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この日は6月の環境月間に向け、ANAが機内放映用の動画を撮影していました。ドローンを使っての撮影に、少年のような心が騒ぐのか、吉田は興味津々

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作業を終えて事務所に戻ると、誰が指示をするでもなくベテランボランティアさんが中心となり、流れるように道具の片づけが進んでいきます。鎌の刃が柄から抜けないよう、道具の点検と整備も一連の片づけ作業の中に組み込まれています。スタッフ数人で100人以上のボランティア対応ができるのも、ベテランボランティアさんのおかげです。
みなさん、草にまみれてのツボ刈り作業お疲れさまでした

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2019年8月24日(土)ツルマメ抜き取り

当日のブログ

  • 参加者36名
  • 晴れ

8月のボランティアは暑さのイメージからか、毎年敬遠される傾向にあります。去年が17人ですから、今年の36人というのは倍以上です。沖ウィンテックユニオン、IBEX、仙台トヨペット、ニコンからの参加があり、さらに嬉しいのは、地元宮城率が80%と高く、高校生や大学生の若い世代の参加が多かったことです。

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ボランティア活動を休んでいたお盆期間中に、これ幸いとばかりに勢力拡大したツルマメ草。お盆休み明けに植栽地を見回りに行った吉田と浅野はその旺盛さに笑うしかなかったとか・・・
というわけで、この日の作業はひたすらツルマメ草の抜き取りの予定でした

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小さなツルマメ草も見逃すまいと、ただひたすらにツルマメ草を見つけては抜くの繰り返し。一緒に作業をする仲間がいるから長時間続けられる作業です。
ボランティアさんの後ろに広がっているグランドのような場所は、今年の春に盛土造成工事が行われ、来年植栽予定の場所

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ツルマメ草抜き取り作業のいいところは、「こんなにがんばりました!」と抜き取ったツルマメ草の山と一緒に写真に収まることができることくらいかな!?

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防風柵の中に生えているツルマメ草も取り除かなければと思ってはいるものの、柵の中をひたすら前進して取ってくれたのは、記憶に残る限りではこれまでたった一人。そういえば、この中に入って楽しんでいるのは子どもばかり。この日は、子ども心がまだ残っているのか、高校生たちが進んで中に入って取ってくれました

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ひたすらツルマメ草の抜き取りをして、少し飽きたなぁと思い始めた頃の休憩。そこに疲れも吹き飛ぶ真っ赤なスイカ!しかも食べやすいように切ってあります。ベテランボランティアMさんからの差し入れです

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この笑顔!こんなにおいしそうに食べていただけたら、差し入れしてくれたMさんも嬉しかったでしょうね。あっという間に緑の皮ばかりになってしまいました

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午後からは、2014年植栽地を見学。樹高を計測するポールを使い、高さを測ってみることになりました。人が通る隙間がほとんどないほどに枝を張ったクロマツの中に分け入る重責(!?)を担ったのは、仙台トヨペットのボランティアさん。松葉のチクチク攻撃に耐えながらの計測ご苦労さまでした(^-^;

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終わりの会ではみなさんに募金を呼び掛けています。この日は、大阪マラソンチャリティランナーとしてプロジェクトへの支援を表明しているオイスカで広報を担当している倉本が、みなさんへ募金を呼び掛けました。募金に応えてくださったみなさん、ありがとうございました。
ボランティアの少ないこの時期に参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

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2019年7月20日(土)ツボ刈り、ツルマメ抜き取り、溝切り

当日のブログ

  • 参加者160名
  • 曇り

ボランティアの申込みを相次いでいただき、160人の大所帯でのボランティアとなりました。第一三共、ホーチキ、仙台トヨペット、埼玉トヨペットグループ、ニコスグループ、東京海上日動仙台自動車営業部、ガスパル東北、柿崎組、個人参加などのみなさんがご参加くださいました。6月は雨が多く、心ゆくまで作業ができない日が多かった中、この日は雨の心配ではなく、熱中症の心配をしながらの作業となりました。

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朝から気温が上がる中、担当部長の吉田が一日の作業内容の説明をして活動開始です。溝切り班を中心に、小規模のツボ刈り班とツルマメ抜き取り班の3班に分かれての作業となりました

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6月は雨が多く溝切り作業が思うようにできませんでしたが、この日は溝切り作業を思いっきり進めたいという吉田の気合の元、参加者が突き動かされるように作業にはまっていきました。防風垣の下に溝を掘るため、まずは防風垣をどかすところから作業開始

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ガスパル東北のみなさんはブルーシートを広げてピクニックのようにお昼休憩をとっていらっしゃいました。キャンプのようにテントとベンチを持ち込む方もいて、大勢集まると色々なスタイルがあり、これもまた観察していると楽しいポイントです

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早朝に東京をバスで発ち、10時半ごろ名取の現場入りした建設関係のプロ集団、柿崎組のみなさんは、「素人には負けるな!」の号令のもと、マイスコップで長靴の上の方まで水に浸かりながら、ガシガシと溝を掘り進めてくださいました。空調服(扇風機つきの作業着)を着ている方も何人かいらっしゃいました

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柿崎組が来てから作業が早くなった!という声が聞かれ、みなさんの頑張りのおかげで、延々と向こうの方まで270mの溝が完成しました。吉田が測り間違えかもしれないと、もう一度測りましたが確かに270mでした。一日で完成した溝の長さ最高新記録です!会心の出来です

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この日は4歳から9歳の5人の子どもが参加していました。参加者の発案で、支線から本線への貫通式を子どもに体験してもらうことになりました。長靴に水が入らないように参加者に抱えてもらっての土堀り、周りの参加者は貫通の瞬間を捉えようとカメラを構え、たくさんの愛が溢れる現場に参加者の笑みがこぼれます

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菜の花が咲いているのかと勘違いするほどに先の方が黄色に変色したクロマツ。このまま何の対処もせず放置すると枯れてしまいます。溝を掘ってみると、ほどなく水がしみ出してきて、この水がクロマツを苦しめていたものと思われます。ボランティアさんが救出してくれたおかげで、しばらくすると濃緑色に戻ることでしょう

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お父さんと一緒にツルマメ抜き取り班でがんばって作業してくれました。絡みついたツルマメを丁寧にほどいて手繰り寄せて、こんなにたくさんになりました。夏休み最初のいい思い出になったことと思います。
暑い中での作業、みなさんお疲れさまでした。熱中症になる方もなく作業を終えられたのはみなさんのおかげです。ありがとうございました!

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2019年6月29日(土)ツボ刈り、ツルマメ抜き取り

当日のブログ

  • 参加者119名
  • 雨時々曇り

今年は梅雨が長引きボランティア活動日も雨にたたられることが多く、この日も例外なく雨模様でした。労済労連、第一三共、JR連合、ネクスタ、IBEX、ニコン、名取北高校、個人参加などのみなさんが集まりました。遠くは沖縄、九州からの参加もありました。

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この日の作業はツボ刈り。溝切りをしていただきたい場所はたくさんありましたが、雨続きのため水分をたっぷり含んだ土が重く、スコップで土を掘る作業は大変なので溝切りは断念しました。みなさんに鎌を持っていただき、クロマツの根元から鎌2本分くらいの草を刈り取っていただくツボ刈り作業に専念していただきました

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出来栄え見事なツボ刈りです。疲れてくると次第に面倒くさくなってしまい、根元から半径30cmほど刈るところを、15cmくらいで完了としてしまうことがよくあります。この日のグループはみなさん最後まで丁寧に仕事をしてくださいました。津波被害を受け、海岸林の再生のため数百万本と植えられたクロマツの苗木の中で、これほど丁寧に草を刈ってもらっている名取のマツは幸せです

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見つけました! ヒバリの卵!! 今年は卵遭遇率が去年より高く、ボランティアさんを楽しませてくれています。生物多様性の森へと変遷している証拠だろうか?それとも、シロツメクサが去年より生い茂って、巣を作るには格好の場所だからだろうか?無事に孵化して巣立ってくれますように!

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ツボ刈りをする前はシロツメクサ畑の中にクロマツがちょこちょこ顔を出しているようでしたが、ツボ刈りを始めてみると、クロマツの根元に大量の水が現れました。こんなに多湿状態ではクロマツはさぞかし苦しいことでしょう。跳ねた泥を顔につけながらの作業お疲れさまでした

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お父さんお母さんと一緒に兄弟で参加してくれた9歳のお兄ちゃん。休憩時間になると、持ってきた飴をみんなに配り歩いてくれました。ちょっとした気遣いで、もうちょっと頑張ろうかなと思えてきます。体と心へのエネルギーチャージをしてくれてありがとう!

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枯れているツル性植物はカラスノエンドウだと思われます。5月初め頃に繁茂し、ほぼクロマツを覆い隠してしまっていただろうと思いますが、クロマツが無事に生還できてひと安心。残された種が飛散する前に対処しないと、来年はここがカラスノエンドウの海になってしまいます(*_*;

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雨が降ってきたので、作業を早々に切り上げて植栽地見学に行きました。植栽初年の2014年に植えた場所。背丈をはるかに超えて大きく成長している姿に、「数年でこんなに大きくなるんだ~」という声も聞かれましたが、2年前に見た方は、「2年経ったけれどこれくらいしか大きくならないんだ」という声もありました。人間の時間スケールではない木の時間スケールで見なければならないのかもしれませんね

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広報室長の林には違いを発見するセンサーが備わっているようで、一面クローバーが広がるエリアで四葉クローバーが目に飛び込んでくるそうです。こちらも林が発見したもの。
ボランティアに参加してくださるみなさんに幸せが届きますように(*^-^*)
雨の中での作業、お疲れさまでした

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2019年6月8日(土)ツボ刈り、ツルマメ抜き取り

当日のブログ

  • 参加者86名
  • 雨のち曇り

東北南部もとうとう梅雨入りしてしまいました。梅雨入りと同時にこの日は朝からしとしとと雨。荒天でない限り基本的には雨天決行としているので、みなさん覚悟を決めてカッパに長靴のいでたちで集まってくださいました。矢崎エナジーシステム、チーム草加、びゅうトラベルサービス、仙台トヨペット、ANA、ニコスグループ、個人参加のみなさんが集まりました。

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朝になったら雨があがっていればいいなぁという願いむなしく、今朝になってもやはり雨。朝の会を早々に切り上げて作業にうつりました

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雨が降っているので水の流れがわかりやすく、溝切りには絶好の天気だと思ったのですが、思った以上に土がぬかるんでいて水を含んで重いため、溝切り作業はやめ、ツボ刈りとツルマメ抜き取り作業となりました。抜いてもらっているのは腰の高さまで成長した雑草。外来種だと思われますが、誰も名前を知らず、調べてもよくわかりません。花を見ることがないのですが、葉がコスモスに似ていることから、「モスコス」にしちゃいましょうか?という話も・・・(^-^;

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防風柵に掛けてあるのが抜き取った通称「モスコス」。去年まではまばらだったのですが、今年は勢力旺盛で一面覆い尽くすほどです。腰丈まで成長したものは根を張っているため抜くのに相当の力が要ります。最初はいいのですが、だんだんと力が入らなくなってきます。ボランティアさんのおかげでクロマツが顔を出し、光が当たるようになりました

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右中央に見える穴は新築のキツネの巣穴。キツネは砂地で穴が掘りやすく、水はけがよくて穴を掘っても水が湧き出てこない所、さらにはクロマツが生い茂っていると根が邪魔して穴が掘れないため、樹高50cmほどの所にしか巣穴を作りません。賢いですね。
その新築巣穴のすぐ近く、なんと子ぎつねが死んでいるのを見つけました。巣穴を出た直後に鳥に攻撃されたものと思います。自然の摂理とはいえ、かわいそうなので埋葬しました

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防潮堤にのぼると片側に太平洋、反対側に蔵王連山と360℃視界が開け、気持ちも開放されます。下に目を落とすと、黙々と作業に没頭するボランティアさんの姿。誰一人突っ立っている人がなく、自分の持ち場で目の前の雑草と格闘してくださっています。こうして大勢のボランティアさんが汗を流してくれていること、せめて仙台空港に降り立つ飛行機に乗っている人は見てくれているといいなぁ・・・

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葦(よし)に完全に隠れてしまっているクロマツを救出!干潟や河川の下流域などに生え、2~6mにも成長します。夏になると日よけのためによしずを立て掛けたり、吊るしたりしてある家をみかけますが、その原料となるものです。
多湿を好む葦と嫌うクロマツが同じ場所に生育しているのですが、自然に生えてきた葦が優勢なのは間違いないです。やはり人の手で管理していかなければクロマツは育たないですね。救出していただだきありがとうございます!

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何だかよくわからない物体だと思いますが、卵からかえったばかりのひばりのヒナです。今年は卵やヒナに遭遇する機会が多く、作業中のボランティアさんが卵やヒナを見つけた時の「うわぁっ!!!」「あっっ!!!」という声が時々こだまします。ひばりのヒナは卵からかえって10日で巣立ってしまうようですから、ヒナに遭遇するのは貴重ですね

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毎回、終わりの会には数人に感想を語って頂いています。「マツの成長を見にまた来たいです」とおっしゃる方が多くいます。8時間も鎌やスコップを持って作業してヘトヘトだと思うのですが、作業をしながらクロマツへの愛着が湧いてくるのでしょうか?? 年に1回、2年に1回でもいいですから、成長した姿をまた見に来てください。
雨の中、おつかれさまでした!

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2019年5月18日(土)溝切り、ツボ刈り、カラスノエンドウ抜き取り

当日のブログ

  • 参加者139名
  • 晴れ

さわやかな五月晴れのこの日、矢崎エナジーシステム、第一三共、ホーチキ、ニコス、ニコン、仙台トヨペット、紅中、セコム、パシフィック、IBEX、名取北高校、個人参加など、企業の規模も業種も出身地もさまざまな139人が集まり、賑やかな1日となりました。1年を通じても気候のいいこの日のボランティア定員120人は、早々にうまってしまうほど人気がありました。

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この日は3班に分かれての作業スタートとなりました。自主的に参加してくれた名取北高校の3年生22人は、カラスノエンドウ抜き取り班となり、数人ずつ楽しそうにおしゃべりしながらも丁寧に作業を進めてくれました

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作業の成果を前にカラスノエンドウ抜き取り班の集合写真。去年は生えていても目立たない程だったのが、今年はクロマツに巻き付いて青々と茂り、クロマツへの日光を遮ってしまっています。ボランティアさんのおかげでクロマツが息を吹き返したようです

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ボランティアの日の前日、花壇自動車大学校の学生さんが防風垣をどかして溝切り作業をしてくれました。この日のボランティアさんに元に戻す作業をしていただきました。1基70㎏ほどあり、幅1mの溝をまたぐので結構大変です

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見事な溝が完成!遥か彼方まで一直線に幅も深さも均一。深さが均一でないと水がうまく流れて行かないため、最近は測量用の棒を使い、計測しながら掘っているのです

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右上の写真は本流の溝、こちらは支流を掘っているところ。ほんの少ししか離れていないのに成長に各段の差があるのは土中の水分量の違いです。こうしてクロマツ2列おきに溝を掘ることで、クロマツの成育環境が随分と良くなることと思います

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名取北高校の生徒さんが手にしているのは「なとりの街歩きガイド ぷらっとなとり」です。
地元女子大生がセレクトしただけあり、行ってみたいお店がたくさん掲載されています。ちなみにこの冊子のイラストは、プロジェクトでもおなじみのico.さんが描いたものです。ボランティアついでに立ち寄ってみるのも楽しそうですね。
一日おつかれさまでした!ぜひまた参加してくださいね

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2019年4月20日(土)溝切り、植え替え

当日のブログ

  • 参加者63名
  • 晴れ

暖かくなるにつれて参加人数が増え、ボランティアの日が賑わってきました。ユニバーサルスタジオジャパンクルーアライアンス、労済労連、髙島屋、仙台トヨペット、矢崎グループ、IBEX、日東電工など多種多様な業種からの参加がありました。個人参加の中には自主的に参加した名取北高校生もいて、異世代交流も楽しいボランティアの日となりました。

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中央右よりでお相撲さんの土俵入りのような恰好をしているのはプロジェクト担当部長の吉田です。「クロマツは地面に近いところから力枝を出します。力枝を力強く張っていることが元気な証拠です・・・・」などとボランティアさんを前に説明する吉田にも力が入ります

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左側手前と右側真ん中が名取北高校生です。大人に交じり楽しそうに作業をしてくれました。重労働の溝切り作業は、おしゃべりしながら楽しくすることがいちばんです。高校生と企業で働く大人、普段の生活では交流することのない世代同士が気軽に話せるのもこのボランティアの魅力でしょうね

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この日の作業も先月と同じ溝切り。右上に見える柵をまたいで長さ20m、幅・深さ50cmの溝を掘ります。中腰のこの姿勢での作業は腰にきますね。みなさんキツイ作業をしてくださりありがとうございます。この日の作業で3本の立派な溝が完成しました

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早く持って行かないと土が乾燥してしまう・・・と小走りに移動先へと苗木を運んでいます。柵の向こう側とこちら側では苗木が一直線に並んでいるわけではないので、溝を掘り進めると移動が必要な苗木が出てきます。根を傷めないように丁寧に掘り出します

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こちらの苗木の移動はスコップの上に乗せて2人がかり。移植先でも元気に育つように、掘った穴に入れ、地面をしっかり踏み固めます。移植ひとつとっても、こうしたボランティアさんのクロマツ想いの丁寧な作業のおかげで順調に作業が進んでいきます

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ずっと溝切り作業ではさすがに疲れてしまうので、休憩がてらキツネの巣穴見学をしました。初めて巣穴を見る方は興味津々で穴をのぞき込んでみるものの、キツネは奥深くで寝ているのか気配すら感じず、ただの穴しかありません(^^;)。このような穴がキツネ団地のように10個ほど並んでいます

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夕方になり肌寒くなってきたので倉庫の中での終わりの会。この日も何人かに感想を言っていただきました

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仙台トヨペットは新入社員さんがほぼ毎月3~4人ずつボランティアに来てくれています。募金箱を持つ役も次の方に引き継いでくださり、こうして参加者から募ってくれています。にこやかな笑顔を向けられると財布の紐が緩んでしまいますね(*^^*)
今日もいち日ありがとうございました!

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2019年3月16日(土)溝切り、ゴミ拾い

当日のブログ

  • 参加者30名
  • 晴れ

冬の間お休みしていたボランティア活動が再開しました。直前まで申し込み人数が少なかったため、担当部長の吉田がメールで呼び掛けたところ、人数が少ないなら・・・と申込みしてくれる方がいらっしゃり、30人での作業となりました。ボランティアのみなさんとともに雑草との闘いが今年も始まります!

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ここでしか会わないリピーターさん同士から、「久しぶり!元気だった?」の声が聞こえ、再会を喜ぶ姿が見られました。天気にも恵まれ、春本番以降の本格的なボランティアの日が始まるのを前に幸先のよいスタートとなりました

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朝の会で今日の作業内容の説明をしました。去年はホワイトボードに書かれていたのが、あれ?ダンボール!? ホワイトボード用マーカーが行方不明でした(^^;)
今日の作業は「溝切り」「ゴミ拾い」です

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11月のボランティアの日を最後に4ヵ月間、現場から離れていたので、まずは植栽地の見学。人の身長をはるかに超える高さに成長しているクロマツを、子の成長を喜ぶかのように嬉しそうに眺めている姿もありました

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冬の間は寒風や乾風にじっと耐えながら、内にエネルギーをため、少し暖かくなると頂芽にそのエネルギーを集めているように感じます。そして本格的な春の到来とともに一気に伸び始めます。頂芽が艶々としていて生命の息吹を感じます

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作業に取り掛かる前にキツネの巣穴を見学。大人の身体が入るくらいの大きさの穴が数ヵ所あり、いったい何匹のキツネが棲み処としているのでしょう?

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今日の作業のメインは溝切りです。5日前に降った雨が排水されず滞留していたため、全員で排水路を掘りました。水が流れた時にみなで味わう達成感は格別です

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お昼休憩をはさみ、午後いちの作業はゴミ拾いでした。植栽地の北端、閖上のさいかい市場に近い植栽地は自由に往来できることもあり、11月のボランティアの日にゴミ拾いをしたにもかかわらずゴミが目立ちました。1時間で燃えるゴミ18袋、その他ビン・缶などの不燃ゴミが集まりました

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遠くは香川県からクロマツのお世話のために参加してくださったボランティアさんにゴミ拾いをしていただくのは申し訳ないと思いつつ、こうしてゴミ拾いを続ける姿勢を見せることが抑止力につながると期待しています。みなさんありがとうございました。11月まで続くボランティアの日へのご参加、よろしくお願いします

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2018年11月17日(土)モニタリング調査、ゴミ拾い

当日のブログ

  • 参加者35名
  • 晴れ

今年最後のボランティアの日となったこの日の作業内容は、モニタリング調査とゴミ拾いでした。ゴミ拾いの必要性を以前から感じていたものの、「震災復興のためのクロマツの保育作業をしたい」と意気込んで遠方から参加してくださる方にゴミ拾いをしていただくのも申し訳ないとの思いから、ボランティアリピーターに参加者を限定したこの回に実施することに。お互い顔見知りの方ばかりで和気あいあいとした雰囲気での作業となりました。

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この日の参加者は何度かボランティア経験のあるリピーターさんたち。ブログで作業予告を8回にわたり案内していたこともあり、作業の内容を心得てくださっていました。まずは、地図を見ながらモニタリング調査地の確認

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調査対象地は26ヵ所あり、1ヵ所50本ずつ樹高と根元径を計測します。6班に分かれ作業開始。根元径の計測担当になった方は、立ったりしゃがんだりの連続のため、足腰に負担がかかったことと思います

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ここまで成長すると根元径が測りにくいため、胸高直径を計測します。立ったり座ったりの計測作業はなくなりますが、松葉のチクチク攻撃がすざまじく、素肌を出して分け入るのは勇気がいります。中央に黄色く見える棒が樹高計測用の器具。手元に高さが表示されるスグレモノです

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チクチク攻撃から解放され、お昼休憩のために事務所に戻ると、あたたかく優しいとてもいい香り!常連ボランティアさんのご自宅で採れた野菜を使った豚汁の差し入れ!身も心もあたたかいほっこりした気持ちになりました。名取市海岸林再生の会の鈴木会長がボランティアのみなさんにお礼をとご挨拶に来られました

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午後からは植栽地内のゴミ拾いです。風で飛んできたのかな?海流に乗って流れ着いたのかな?・・・まさか防潮堤は飛び越えられないでしょう・・・ それにしてもゴミが多いなぁ・・・そんなことを考えてかどうかはわかりませんが、みなさんゴミ拾いに精を出してくださいました

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えっ?ソファ!?どうしてわざわざこんな場所まで運んでくるのでしょう?パソコンや道路速度表示板も回収されました。誰が何の目的でここに投棄していくのでしょう?ここはゴミ捨て場ではなく、市民の生活を守る保安林なのです!

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ボランティアさん全員で回収したものを「可燃ゴミ」「有害ゴミ」「ビン・缶・せともの・金属類小物」「大型ゴミ」に仕分けしました。可燃ごみは48袋にもなり、ゴミの多さに悲しい気持ちになります。「海岸林は市民の生活や命を守ってくれるもの」という市民への啓発活動を続けていく必要性を感じます

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植栽地内の大掃除が終わり、清々しい気持ちで新年を迎えるばかりとなりました。
今年ボランティアに参加してくださったみなさん、おかげさまで今年も無事に乗り切ることができました。本当にありがとうございました。来年またお目にかかる日までお元気でお過ごしください(*^-^*)

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2018年10月6日(土)ツルマメ草抜き取り、根踏み

当日のブログ

  • 参加者142名
  • 晴れ

少し動くと汗ばむ10月とは思えないほどの気温の中でしたが、暑くもなく寒くもなくボランティア日和の一日でした。仙台トヨペット、第一三共、USJクルーアラインス、フィリップモリス、ニコスグループ、髙島屋労働組合、矢崎エナジーシステム、IBEXなど多くの業種の方々が集い、9月15日に続き異業種交流会となりました。

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保育作業は今回のボランティアの日が今年最後となりました。この日の作業はツルマメ草の抜き取り作業の仕上げ、10月1日に南東北に接近した台風の風で幹があおられてできた根元の隙間を埋める根踏みです

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集合場所の事務所から現場へは、参加企業が用意してくれた大型バスに分乗して向かいます。植栽地への20分の道のり、バスの中も貴重な説明の時間。広報室の林からプロジェクトの目的など作業前の事前レクチャー

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作業前の吉田の説明を熱心に聞き入っています。この日は第一三共さんの撮影部隊が同行し、作業風景の撮影や吉田へのインタビューをしていました。第一三共さんを始め、多くの企業や団体の方々に取材・広報をしていただけることを大変ありがたく思っています

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台風の風によって幹があおられてできた根元の隙間。4~5㎝はあります。成長に影響するため、しっかりと根元を踏み固めなければならなりません。幸い、クロマツは秋から冬にかけて休眠状態に入るため、来年の春までに総点検が必要です

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この時期には枯れ始めているはずのツルマメ草ですが、今年は秋の到来が遅かったこともあり、まだまだ盛夏のころのように青々としています。思った以上にツルマメ草が残っていたため、総点検とまではいきませんでしたが、参加者142人で5.6haの抜き取り作業が完了しました。やり残した場所はまた来春がんばればいい!(^^)!

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宮城ニコンプレシジョンの社長さんからみなさんにとパンの差し入れがあり、パンを片手にみなさん笑顔です。ボランティアに来てくださるみなさんに喜んで帰っていただきたいとの社長さんの思いからだそうです。支援のカタチは様々ですが、みなさんのあたたかい想いが連鎖してクロマツの立派な成長につながっているのだと思います。
今日も一日、おつかれさまでした。また来年、クロマツの成長を見に来てくださいね!

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2018年9月15日(土)溝切り、ツボ刈り、ツルマメ草抜き取り

当日のブログ

  • 参加者209名
  • くもり時々雨

8月のボランティアの日には参加者集めに苦労しましたが、一転、この日は過去最高209人が集まりました。ANAグループ、ホーチキ、第一三共、ニコスグループ、セコム工業、仙台トヨペット、IBEX、矢崎エナジー、ニコン、個人参加など異業種交流会のような様相です。

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朝の会で作業内容を説明した後、ツルマメ草の抜き取り班、溝切り班に分かれての活動となりました。7月の猛暑で雑草の茂りは鈍っていたのですが、8月に降水量が多かったことで雑草の勢力が盛り返しました。9月も半ばだというのにツルマメ草の勢いは増すばかり。1本ずつ丁寧に作業しなければならないため、人の手が多いのはとても助かります

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大人数に対応するためにスコップを買い足し、大勢で溝切り作業をしました。幅と深さの違いによりS.M.L.LLサイズの溝を掘っていて、この溝はMサイズ。Sサイズの支流からLLサイズの本流へと水を流すには、溝に勾配がなければならず、ただ溝を掘ればいいというものでもありません

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立派に完成したこの溝がLLサイズ。防風柵をどかしてその下に掘ってもらいました。この日掘った溝は140m。今シーズンは春から溝切り作業のリレーが続き、LLサイズの全長80~200mが約10本、1ha×2ヵ所、小さい区画3ヵ所は碁盤の目の溝が完成しました

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背中を向けてガッツポーズをしているのはANAすか隊のみなさん。このプロジェクトを支援するために約7年前にANA社内で結成されたボランティアグループ。何度もボランティアに参加してくれているメンバーも多く、お揃いのつなぎも作ってしまったようです(*^-^*)
この日に参加したANAグループのみなさんへの現場の説明、誘導などすべて彼らがリードしてくれ、とてもありがたい存在です

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お昼を挟んでまたも溝切り。2016年に植えたものの排水環境が悪く2年半経ってもまだ心もとないクロマツたち。赤いタオルを首に巻き、救世主のようにやってきた溝切り隊!オレが助けてやるからと一生懸命に溝を掘っている様子が伝わってきます

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作業を少し早く終えて、2014年の植栽地を見学に行きました。溝切り作業をした現場とは全く違い、背丈以上のクロマツが生い茂っています。今日作業した現場のクロマツたちも大きくなって欲しいなと思いながらの見学だったことでしょう。
一日お疲れさまでした!

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2018年9月1日(土)溝切り、ツボ刈り、ツルマメ草抜き取り

当日のブログ

  • 参加者84名

例年、8月下旬から9月上旬にかけて雨の日が多いのですが、この日も途中で雷が鳴るほどの悪天候の中でのボランティアの日となりました。東北電力労働組合、ニコスグループ、仙台トヨペット、個人参加のみなさんが集まりました。

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開始時間は9時なのですが、参加者のみなさんの集合時間は早く9時前には朝の会が始まりました。一日の流れを説明し、さぁ作業を始めようという時になり雨が降り出しました

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マツの木を見ることはあってもマツの苗を見る機会はなかなかありません。コンテナから引き抜いてみて根っこの観察。表面が白っぽくなっているのは、菌根菌が付いている証拠。菌根菌は土の中の養分を吸収してマツの根に供給し、マツからは光合成産物の炭素化合物が供給され、まさに共生しています

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腰の高さほどに成長した雑草があるものの、除草しているのはこれではなく、もっぱらツルマメ草です。雑草が生い茂っているところはツボ刈りも同時に行いました

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ツルマメ草の抜き取りをしているお父さんの背中で気持ち良さそうに寝ています。お母さんも近くで作業中です。海岸林のボランティアが縁で出会ったお父さんとお母さんのもとに産まれた彼は、1歳未満にしてすでに数回現場を訪れています(*^-^*)

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こちらはツボ刈り作業中、荷物置き場になっているのは、設置を待っている防風柵です。かがんでの作業中は背中のリュックが重く感じてしまうので、ちょうどいい具合でした。向こう側に見えるクロマツは、周辺より小高い場所に生えていたために津波に耐えることができました。まだ50センチにも満たない手元のクロマツがあの高さまで成長するには50年はかかるだろうな・・・

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雷が鳴りだしたので、通常より早く現場を引き上げてきました。最後の道具の片づけまでが一連の流れのように行われていく現場。ボランティアリピーターさんの背中を見て自然に受け継がれていく片付け作業を見ていると、世の中、こうだったら色々な事がうまくいくんじゃないかなと思います。
雨の中での作業、本当にありがとうございました。みなさん、お風邪をひきませんように!

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2018年8月25日(土)溝切り、ツルマメ草抜き取り

当日のブログ

  • 参加者41名
  • 晴れ

この日のボランティアは、もうちょっと作業時間が短ければ参加してみたいんだけどねぇという声にお応えして13時から17時までの午後のみでした。約8割が宮城県在住の方で地元比率の高いボランティアの日となりました。

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透き通る青空、真っ白な雲・・・遮るものが何もない現場は、地平線から地平線まで青空が広がっています。スタッフの浅野は空の写真を撮るのが大好き。適度な雲がないときれいではないのだとか。
雨の多いこの時期には珍しく、青空の下での作業となりました

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今年、一回草刈りをした場所なのですが、2ヵ月ほどで雑草の海になってしまいます。ボランティアさんにクロマツの周りだけ刈ってもらい、その後は森林組合の作業員が草刈り機で刈ります

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8月5日のボランティアの日を最後に現場には来なかったのですが、3週間後に見てみると一面のブタクサ。猛暑の時期を避けて発芽したのか、そもそもこの時期に成長するものなのか??雑草も種を残そうと必死なのかもしれませんね。とはいえ、クロマツの成長を阻害するものはプロジェクトにとっては邪魔者です

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湿性の植物のヨシが2m近くに生い茂っています。よく見ると40㎝程の背丈のクロマツが見えます。まったく日光が当たらない場所で枯れずによく生き残っていてくれたものです。
この場所のクロマツ救出はやりがいがありますね

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ボランティアさんが参加者のみなさんにとスイカを切って冷やして差し入れしてくださいました。食べる前に撮り忘れてしまったのですが、色鮮やかできれいですね。
みなさんにと気遣いしてくださることが本当にありがたいです

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スコップを持ち、これから排水路づくりが始まります。作業を前に吉田が「ここにこの幅の深さ50センチの溝を掘ってください」と説明しているところ。この作業、水たまりがある時は実際に流れる様子が確認できて、水遊びのようで楽しいようです

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先ほどの吉田の説明の後、みんなで力を合わせ、だんだん溝が深くなってきました。笑顔のいい写真が撮れました(^^♪

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この日も最高気温が30度を超える暑い日でしたが、熱中症になる人もなく、半日ボランティアの日を終えることができました。参加者のみなさんが体調を整えて参加してくださるおかげだと思います。ありがとうございました!

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2018年8月4日(土)溝切り、ツルマメ草抜き取り

当日のブログ

  • 参加者70名
  • 晴れ

この日も30度を超える暑さ、照り付ける太陽の下で70人のボランティアさんに汗を流していただきました。例年8月の参加者は20人程度と少ないのですが、雑草が繁茂する一方で人手が少ないこの時期に多くのボランティアさんに来ていただけるのはありがたいです。仙台トヨペット、UAゼンセン、東京海上、個人参加のみなさんが汗を流しました。

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全員集合した後、朝の会を終え2グループに分かれての作業となりました。ベテランボランティアさんは内陸防風林のつぼ刈り作業。雑草が背丈ほどに伸び、どこにマツがあるのかわからないほどでしたが、さすがベテランボランティアさんだけあり、ひるむことなく分け入っていきました。でも、補植したばかりの40㎝程度のマツを見つけるのは一苦労。「マツみっけ!あったあった!!」

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おそらく松くい虫で枯れてしまったのでしょう。伐採したばかりの切り株を前に、休憩がてら林業専門家でボランティア指導者の佐々木さんからプチ講義

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この日はスタッフ一同、嬉しいことがありました。地元の男子大学生二人、女子高生5人が「名取駅の写真展を見て」と、自分で申し込みをしてボランティアに来てくれました。これまで7回名取駅で写真展をしてきました。見てくれている人がいるのかな?と思ったりもしましたが、心に響いて行動に移してくれる人がいたのだと嬉しくなりました

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午前中は「内陸防風林つぼ刈り班」と「ツルマメ草抜き取り班」の二手に分かれての作業でしたが、午後は全員ツルマメ草抜き取り。ツルマメ草繁茂地帯での作業だったため、あるわあるわ!あっという間に防風柵にツルマメ草の山ができました

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前日から1泊2日で来てくださっている東京海上のボランティアさん。この方、ドラゴンボール探しに夢中になっていました。ツルマメ草の根っこについている直径5mmほどの根粒菌をつけたまま、なるべく根を切らないよう抜き取ることに一所懸命(^^)/。猛暑で日なたにいるだけでも大変なところ、こうしてご自身で楽しみながら、また、まわりを楽しませながら作業ができるのはすばらしいですね

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ゼンセン加盟組合のウェルシアユニオンの方が栄養ドリンクをいるも差し入れしてくださいます。午後の作業もガンバロウ!!

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暑い中みなさんお疲れさまでした。いつもはUAゼンセンからの参加者のみでこの横断幕を持ち撮影しているのですが、今回は参加者全員が入って撮影させてもらいました。一日同じ作業をして汗を流してきたので、みんな仲間ですね!

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2018年7月21日(土)溝切り、ツルマメ草抜き取り

当日のブログ

  • 参加者154名
  • 晴れ

この日の名取市の最高気温は31度、湿度が高く、水分・塩分補給、こまめな休憩など万全な熱中症対策が必要でした。ニコン、ニコスグループ、第一三共、UAゼンセン、ホーチキ、柿崎組、仙台トヨペット、埼玉トヨペット、IBEX、個人参加など過去最多のボランティアさんが集まり、色とりどりのビブスが賑やかな一日となりました。

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ボランティアの日の数日前、名取市内の小学生が熱中症で搬送されたというニュースを聞き、この日の目標は「とにかく熱中症をださないこと」。ということで、朝の会は名取事務所ではなく風を感じることのできる現場で行いました。防潮堤の上で風を感じて作業前の体操を行いました

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この日の作業はひたすらツルマメ草抜き取り。去年も同じように抜いたはずなのですが、やはり種が残っていたのですね。この写真の手前には伸びに伸びたツルマメ草が!防風柵の上にたたずむベテランボランティアのご夫婦、このようなツルマメ草を見ると嬉々として抜き取りにかかります(^^;)

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この場所にも大量のツルマメ草がはびこっていたようです。抜き取ったものを防風柵に掛けて「ツルマメ草繁茂地」の目印にしています

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約100人は一日中ツルマメ草の抜き取りだったのですが、午後からは建設業者の柿崎組の29人がスコップ持参で参加してくれました。せっかくなので本業を活かして溝切りをしていただきました。防風柵の下に溝を作ってもらったので、約70キロの防風柵をどかしての作業となりました

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海岸林パンフレットのイラスト、KAIGANRIN REPORT(2018.8月号発行)のマンガ、ご寄附・募金してくださった方へ差し上げているハガキなどの広報物のイラストを手掛けてくださっているイラストレーターさんがご主人と一緒に参加してくれました。名取市閖上出身の彼女は、ボランティアのみなさんに「海岸林の再生のためにありがとうござます」と感謝の気持ちを伝えていました

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いつかボランティアに参加したいと願いながらもなかなか叶わなかったのですが、この日ならと東京から奥さま、お子さまと一緒に参加してくれたオイスカの広報物などのデザインを手掛けるデザイナーさん。吉田が隣で満面の笑みを浮かべています。「ツルマメ草の抜き取りは楽しかったですよ!でも暑かった」と後日、東京の事務所にいらしてくださった時に感想を言ってくださいました

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オイスカの窓口になってくださっている名取市農林水産課の岩野さん。今年の4月に農林水産課に異動になり、初めてボランティアの日に参加

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仙台空港に降り立つ直前、現場を眼下に見下ろせます。上空から見ると「帯状に連なる緑」にしか見えないのかもしれませんが、この緑が、ボランティアのみなさんの1本1本のツルマメ草の抜き取り、溝切りの成果だと思うとこの緑が愛おしく見えてきますね

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2018年6月16日(土)溝切り、ツルマメ草抜き取り

当日のブログ

  • 参加者143名
  • 曇り

この日の最高気温は16度、6月とは思えないほどの寒さの中でしたが、ニコン、ニコス、労済労連、第一三共、京セラ労働組合、仙台トヨペット、ANAすか隊など企業や団体からの申込みも多く、賑やかなボランティアの日となりました。

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まずは朝の会、参加企業の紹介の後、この日の作業内容を説明しました。オイスカの国際協力ボランティアの倉本さんが自己紹介をした時、思わぬハプニングが発生!「あっ!いとこです」という声が掛かりました。もう3年も会っていない山口に住むいとことこんな所でばったり遭遇

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ツルマメ草抜き取り隊の労済労連のみなさん。なぜツルマメ草を抜き取らなければならないのかの説明を聞いた後、目を皿のようにして、一面に茂るシロツメ草の中から抜き忘れがないかをチェックしながらの作業です

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この時期、これほどまで大きく成長しているツルマメ草はほとんどないはずなのですが、成長に良い条件が重なるとぐんぐんと成長するようです。今はまだ数センチのツルマメ草がほとんどですが、およそ1ヵ月後にはこのような状態になります。やはり先手必勝です!

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大勢でスコップを手に溝切りの真っ最中。土が硬くてスコップでは歯がたたないところ、大きな石があるところはツルハシを持った森林組合のお兄さんにお任せ。深さ40㎝、幅60㎝のかなり立派な排水路が完成しました

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力を合わせて掘った溝に水が流れていきます!「降った雨の80%は排水が必要」と名取事務所統括の佐々木が言います。この作業、昔の泥遊びを思い出すのか、吉田を筆頭に男性陣が夢中になるようです

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去年は鳥の卵をたくさん見たのですが、今年はほんの数回だけ。この違い、鳥の産卵にも裏年というものがあるのでしょうか?
植栽地にはキツネやタヌキが棲みついているので、彼らに食べられませんように!

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セイタカアワダチソウが生い茂っているエリアもあります。一本ずつ抜き取る作業は力が要ります。表情にも現れています(^^;)
セイタカアワダチソウより背丈が低いクロマツには全く日光があたらないため、このままの状態が続けば枯損してしまいます

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「寒いですね~」が合言葉のようになっていた気温の中、みんなで防潮堤にあがり、しばらくぼーっとたたずむたそがれタイムはそこそこに、急いで集合写真を撮りバスに乗り込みました。
寒い一日の作業お疲れさまでした。
またボランティアに来てくださいね

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2018年4月26日(土)溝切り、根踏み、植樹祭準備

当日のブログ

  • 参加者124名
  • 晴れ

半袖で作業をする人が何人もいるほどの4月とは思えないほどの気温の中、ニコン、ニコス、UAゼンセン、USJクルーアライアンスなど企業や団体からの申込みも多く、賑やかなボランティアの日となりました。

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昨年の4月のボランティアの日は、植樹祭で植える場所の目印となる割り箸刺しが作業のメインとなっていました。今年は、昨年秋の台風であおられ、根元に隙間ができてしまったクロマツの根踏みと排水路を作る溝切りが作業のメインとなりました

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集合時間の9時前に来てくださった方に植樹祭で植栽する場所の目印となる割り箸準備を手伝っていただきました。この作業は年々効率よくなってきました

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まずは、溝切りで使用する唐鍬の点検作業から。途中でくさびが抜けて鍬の先が柄から抜けてしまっては危険なので、1本ずつハンマーでたたいて安全確認

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ニコンチームがみんなで力を合わせて排水路作り(溝切り)。この作業、そのうち手に力が入らなくなってきます。海岸林の現場で何種類かある作業の中で最もハードな作業です

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こちらはUAゼンセンチーム。昨年はツルマメ草の抜き取りがボランティア作業のメインだったので、リピーターさんの中でも溝切り作業が初めての方もいました。ゼンセンチームは一日中この作業で、終了時間には手にまったく力が入らなくなっていたことでしょう。ありがとうございました

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この日の作業はこれまでになくハードだったことと思います。みなさん本当にお疲れ様でした。
数日後に降った雨の後、排水路にはしっかり水がたまり、多湿を嫌うクロマツにはいい効果が現れていました。これに懲りず、またボランティアに来てくださいね

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2018年3月17日(土)ツルマメ草除草、草刈り

当日のブログ

  • 参加者31名
  • 晴れ

今季のボランティアの日の初日。この時期は雑草が生えていないこともあり、作業量が少ないことから、参加資格をリピーター限定としていました。それもあってか参加者が31名といつものボランティアの日と比べると少なめでした。最高気温8度という予報でしたが、さほど寒さを感じることなく快晴の下での作業となりました。

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いつものボランティアの日はとても写真に納まりきらないほどの人数ですが、今日はこじんまり。リピーターが多かったので、昨年11月の最後のボランティアの日から4ヵ月ぶりの再会を喜ぶ姿も見られました。ボランティアの日の初めての作業となる「根踏み」の方法の説明中です

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「根踏み」の説明をしているのは指導員の佐々木さん。「・・・憎い男の顔を思い浮かべながら、コノヤローって思いながらかかとでガンガン踏みつける。やさしく踏んだってダメなんだ」ととてもわかりやすい解説付きです!

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みんなで下を向いて落とし物を探しているわけではありません。根と土の間に隙間があいているクロマツがないかどうかを確認しているところです。春から夏にかけてぐんと成長するので、隙間をそのままにしておくと、重みで倒れてしまうこともあるかもしれません。地味な作業ですが、クロマツの成長にはとても重要です

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畑で畝を作っているようにも見えますが、多湿に弱いクロマツのために水路を作っているところです。この作業をプロジェクトでは「溝切り」と呼んでいます。春先の雨量の多い時期にこの溝が大活躍することと思います

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白い毛に覆われている穂の部分が春から夏にかけてぐんぐんと伸びていきます。穂が伸びた分がクロマツの1年間の伸長量となります。昨年結実した小さなまつぼっくりがついています

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毎月ボランティアに参加してくださるアイベックスエアラインズのみなさんは、この日がビブス初お披露目でした。
11月までボランティアの日は続きます。今年もご参加お待ちしています!

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2017年11月18日(土)他地区海岸林植栽地視察研修

当日のブログ

  • 参加者22名
  • 曇り

これまで何度かボランティアにお越しくださっているリピーターさん向けに、プロジェクトの植栽地ではなく他の植栽地を視察する研修会を行いました。
夏の間、取っても取っても生えてくる雑草に悩まされたのが嘘のようにすでに寒さで枯れてしまっているので、除草作業のないこの時期に視察を行いました。お互い顔見知りのリピーターさん22名が集まりました。

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いつものボランティアの日は朝の会を外で行うのですが、この日は室内で、一人ずつ自己紹介もしていただきました

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まずはプロジェクトの現場に乗り合いで移動。2014年植栽地の南端は、仙台空港へ降り立つ飛行機の通り道の真下となっているため、すごい迫力で頭上を通過していきます。何度も見ているリピーターさんでさえ、写真に収めたくなるほどの迫力です

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名取市に隣接している岩沼市に立っている愛林碑を見に行きました。戦中に荒廃した海岸林を復興させるため、昭和22年、宮城県南部に17の「愛林組合」が設立されました。海岸林を復興させるに至った経緯などがこの愛林碑に刻まれていて、同じような石碑が岩沼市に3つあります。このような機会でもなければ碑文をじっくり読むこともありませんから、良い機会となりました

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岩沼市のクロマツと広葉樹が混植されている場所を視察に行きました。密植しているからかクロマツと同じように広葉樹が元気に成長していました

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ボランティアの日の集合写真はいつも人数が多く、顔がはっきりわからないのですが、今回は全員の笑顔がはっきりわかります。
ご参加ありがとうございました。

夏の間は先の見えない雑草との闘いでしたが、ボランティアのみなさんのおかげで乗り切ることができました。
来年3月から始まるボランティアの日にまたぜひお会いしましょう!お待ちしています

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2017年10月7日(土)ツルマメ草除草

当日のブログ

  • 参加者107名
  • 雨のち曇り

この日は、4ヵ月間続いた刈っても抜いても次々と生えてくる雑草との闘いの最終日となりました。8時間の草刈りを終えた時の爽快感が病みつきになるのか、草刈りをしたいからと11月のボランティアの日ではなく、この日に予定を合わせてくださった参加者もいました。常連のニコンOBチーム、仙台トヨペット・矢崎エナジーシステム・三菱UFJニコスをはじめMUFGグループ・ユニバーサルスタジオジャパンの労働組合・髙島屋労働組合のみなさん、職場の仲間を募って参加のANA・東京海上日動火災保険仙台支店のみなさん、首都圏近郊のオイスカの支援者のみなさん、個人参加のみなさんなど、異業種、異年齢交流の場となりました。

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前日から100%雨の予報が出ていたので、みなさん雨対策万全で集合してくださいました。重かったでしょうに長靴持参の方も多く見られました。朝の会では、所属企業や団体ごとに参加者に紹介しました

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この日のミッションは「ツルマメ草の実が弾けて種が飛散する前にツルマメ草をすべて抜き取ること」でした。
盛夏時のような青々とした葉の勢いはなくなり、クロマツが見つけやすくなりました。中にはこのようにツルマメ草に巻き付かれた状態のままというクロマツもあり、みなさんに丁寧に取り除いていただきました。実が今にも弾けそうです

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雑草に覆われているように見える植栽地ですが、取り除くのはツルマメ草のみです。寒くなると雑草は枯れ、枯草がクロマツの根元を覆っていることで土の乾燥を防ぐ効果があります。これほどの雑草の中からツルマメ草を見つけるのは、慣れないと難しいようです

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お父様と一緒にご参加の6年生の女の子。この日の参加者の最年少、子どもは一人だけでした。大人に交じりこんなに大株のツルマメ草を抜き取ってくれました

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お昼休憩が終わるころにはほとんど雨があがりました。育苗場にて、何年育苗場で育てるのか、なぜコンテナで育苗しているのか、根に付着する菌根菌についてなど、苗木についての説明がプロジェクト担当部長の吉田からありました

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育苗場の見学の後、再生の会の鈴木英二会長が、ふるさと北釜のことを皆さんに知ってもらいたいと、震災後、津波で命を落とした方たちの慰霊のために建てられた「北釜地蔵堂」を案内してくれました

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堂内には、東京都昭島市在住の陶芸家 渋谷太郎氏がボランティアの協力を得て制作した高さ約12㎝の陶製の地蔵尊像2万1千体が安置されています。震災当日の話を地元の人から直接聞き、熱心に耳を傾ける姿が多くみられました

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最後に仙台トヨペットの社員さんが参加者に募金を呼び掛けてくださいました。仙台トヨペットの社員さんに交じり募金箱を持っているのは、大阪マラソンのチャリティランナーとして参加する学生さん。マラソンの前に現場を見てみたいと夜行バスで大阪から参加してくれました。
冷たい雨が降る中での作業でしたので、みなさん風邪をひいていないか心配です。ありがとうございました

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2017年9月16日(土)ツルマメ草除草、草刈り

当日のブログ

  • 参加者93名
  • 曇り

少し肌寒いくらいの気温だったため、暑さで体力を奪われることもなく、持ち歩かなければならない水分も減り、快適に作業ができたようです。三菱UFJニコスをはじめMUFGグループ、UAゼンセン、ホーチキ、個人参加と、今回も多くの企業、団体、個人が集うボランティアの日となりました。

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この日は「内陸防風林班」「海岸林班」に分かれての作業となりました。班は分かれても作業内容は同じ、ツルマメ草の抜き取りです。
こちらはすぐ近くにビニールハウスがあり、盛土の上ではないので「内陸防風林班」です。まったく知らない人が見ると、大人が集まり皆、下を向いて何をしているのだろう?と思うことでしょうが、皆さんクロマツを救出したい一心で真剣そのものです

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こちらは防風垣と防風柵があるので「海岸林班」です。取り除いたツルマメ草が防風柵に干されていますが、一株で大人が一抱えもあるほどの量です

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UAゼンセンから参加の男性。ツルマメ草ひと株をやっつけた満足感からか満面の笑みです

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このクロマツは中ほどから下が枯れてしまっています。これがツルマメ草の仕業です!巻き付いたまましばらく経つと、日光があたらず葉が枯れてしまいます。
指導員の佐々木さんがこのクロマツをボランティアさんに見せ、ツルマメ草に覆われているとこのように枯れてしまうのだと説明すると、ボランティアの皆さんは使命感を得たようです

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ツルマメ草の抜き取りに明け暮れ、あっという間に8時間が過ぎてしまったのでは!? 一日の作業を終えるとすがすがしい気持ちになると言うボランティアさんもいます

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いつもは仙台トヨペットの新入社員さんにお願いしている募金係ですが、この日はオジサン2人が担当しました。この2人は11月26日に開催される大阪マラソンのチャリティランナーに登録しています。チャリティランナーは7万円以上の寄附を集めなければならず、ボランティアの皆さんに協力を呼び掛けさせていただきました

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宮城ニコンプレシジョンの社長さんから差し入れをいただきました。ボランティアに来られた皆さんがいい思い出と共に帰っていただけたらと、「社会福祉・自立支援施設はらから」で作っているかりん糖をたくさんご用意くださいました。イチゴ、ユズ、カボチャ、サツマイモ、ゴマの味があり、どれもとてもおいしく、体に優しい味がしました!

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一日作業を頑張ったご褒美に皆さんで頬ばっています。
宮城ニコンプレシジョンの社長さんに感謝です。ありがとうございました

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2017年9月2日(土)ツルマメ草除草、草刈り

当日のブログ

  • 参加者112名
  • 曇り

ボランティアの日に台風がちょうど東北地方に接近するとの予報が出ていたため、数日前から実施が危ぶまれましたが、前日の予報では、強風・波浪・低温注意報、雨は0~1mm/hとなり、予定どおり実施することを決定しました。当日の朝は雨はパラパラ程度で涼しく、作業日和となりました。この日もカラフルなビブスが揃いました。東京海上日動火災保険の仙台自動車部、第一三共、三菱UFJニコスをはじめMUFGグループ、IBEX、矢崎エナジーシステム、仙台トヨペット、九州のオイスカ会員、個人参加と異業種交流の場ともなりました。

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今年は明けても暮れてもツルマメ草の抜き取りです。昨年はこのホワイトボードには、内陸防風林の草刈り、溝切り、育苗場の除草、クズ刈り取りなどと作業内容が色々と書かれていましたが、今年はいたってシンプルです

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恒例の朝の会で、ホワイトボードを見ながら作業内容等の説明を行いました。毎回のことですが、朝の時点では会社ごと、グループごとになんとなくかたまっているのですが、作業終了後の終わりの会になると程よくばらけます。会社の枠を超えて、作業中に大きなボランティアグループとなるのですね

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一本ずつ丁寧にツルマメ草を取り除きます。絡んだ糸をほどくように時間はかかるのですが、一本にかける時間が長いほど愛着がわくようです。マツを救出する正義の味方のような気分も味わえるようで、あっという間に時間が過ぎ、楽しいというボランティアさんもいます

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これは何の木だろう?と疑問に思ってしまいますが、ツルマメ草が巻き付いたクロマツです。2015年に植栽したものなので1m近くに育っているのですが、ツルマメ草はどこまでも這い上がってくるのです

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しゃがんで作業をする姿に見慣れているので、みなさん中腰でどうしたのだろう?・・・腰丈くらいに育ったクロマツのツルマメ草の抜取りです。一日同じ作業で飽きないのだろうかと思うのですが、これが意外と楽しいようです

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この場所はイネ科の雑草の繁茂地。クロマツはどこに隠れているのだろう?

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作業終了後の終わりの会で仙台トヨペットの社員さんが感想を言ってくれました。左の方のつなぎに「B」の文字が!オナモミの実(通称 引っ付き虫)アートのようです。つなぎの緑と馴染んでいて模様のようですね。
このオナモミは日本にかなり古くに侵入した史前帰化植物のようです。現在はオオオナモミ(北アメリカ原産)という外来生物が繁殖し、オナモミを絶滅危惧種に指定している都道府県もあるそうです。引っ付き虫は邪魔ものと思いこんでいましたが、オナモミであれば大事にしなければならないようです

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こちらも終わりの会でのひとコマ。このお二人、所属する会社は違うのですが、どことなく息がぴったりあっているような雰囲気を漂わせています。ずっと一緒に作業をしているので不思議に思ったのですが、なんと、大学時代の同級生で親友なのだそうです。たまたまボランティアで一緒になるとは、さすが親友の間柄ですね。
台風が心配された天候の中、予定どおり作業を終えることができました。台風をもそらしてくれる強力な晴れ男・晴れ女がいらしたのでしょうね。今日も一日お疲れさまでした!

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2017年8月5日(土)ツルマメ草除草、草刈り

当日のブログ

  • 参加者13名
  • 曇り

この日はこれまでの最少人数を更新する13人の参加でした。学校が夏休みなので、家族で参加しやすいだろうと思うのですが、こちらの思惑とは裏腹に、13人とは新記録です!今回も仙台トヨペットの社員さんが5人参加してくれました。

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小ぢんまりと朝の会を終え、植栽現場へ移動。少人数のため移動にもさほど時間がかからず、すぐに作業に取り掛かることができました。それにしてもすごい草!しゃがんで作業をすると埋もれてしまいそうなほどの繁茂ぶり

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午前中の作業を終えての集合写真。みなさんの仕事ぶりは見事で、これだけの人数で目標としていた場所の草刈りはほどなく終了しました。全員が同じ区画でお互いの息づかいを感じながら作業できるこの人数もなかなかいいものです

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お昼休憩はいつもは休憩室を使っていただくか、さらに大人数の時は青空弁当なのですが、今日は事務所内に全員収まりました

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午後からの作業に取り掛かろうとしたところ、ちょうどスイカの収穫にきた再生の会の副会長の櫻井さんにお会いし、収穫したてのスイカをいただきました。「スイカは手で割れるんだ!」と櫻井さん。その言葉を半信半疑にスイカ素手割りに挑戦したのは仙台トヨペット社員さん

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本当に素手で割れました!! きれいにカットされていない、素手割りのスイカでも、冷えたものでなくても青空の下でいただくとおいしく感じます。中央が再生の会副会長の櫻井さん

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スイカをいただき午後の作業開始!午前も午後もひたすら草刈り。クロマツに太陽光が当たるよう周囲30㎝だけ草を刈ってもらいましたが、とても丁寧な仕事ぶりです。おかげでクロマツにも光が当たるようになりました

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草刈り作業を終え、事務所に戻る前に盛土の法面に茂ったクズを見つけ、ツルを手繰ってもなかなか根元が見つかりませんでした。1日1m伸びるとも言われるクズの繁茂力はすごいです

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作業を終えてベテランボランティアさんが使用した道具を洗い、手際よく片付けをしてくださいました。毎回のボランティアの日の作業が滞りなく行われていくのは、こうしたボランティアさんの助けがあってこそです。
人数は少なかったですが、草刈作業はとてもはかどり、また全員と声を掛け合うこともでき、中身の濃い一日となりました。みなさんありがとうございました!

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2017年7月30日(土)ツルマメ草除草、草刈り

当日のブログ

  • 参加者32名
  • 曇り

この日は午前9時集合、12時解散の午前の時間のみのボランティアでした。宮城県亘理郡に事業所がある株式会社紅中のみなさん、名取市のKNDオレンジユニオン(北日本電線)のみなさんが団体で初参加。個人参加で常連のANAのみなさん、名取北高校生も参加し、今回は宮城比率が9割を超えました。

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この日の集合場所はいつもの名取事務所ではなく、植栽地の近くでした。まずは2014年植栽地を見学してから作業場所へ移動

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名取北高校の2人は他の参加者に交じりツルマメ草の除草、草刈りをがんばってくれました

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名取北高校サッカー部の5人は大鎌隊に指名され、慣れない大鎌を使っての作業となりました。勢いあまってクロマツをスパッと数本切ってしまったようですが、頑張って作業をしてくれました

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この夏はひたすらツルマメ草の除草と草刈り・・・2週間前にボランティアさんにすっかりきれいにしてもらったのに、あれ?この緑の海はどうした?という場所もあり、雑草との闘いです。クロマツを傷つけないよう丁寧に作業してくださりありがとうございます

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作業終了後の終わりの会にて、名取北高校サッカー部5人全員に感想を言ってもらいました。隣で聞き入っているのは川崎市在住でプロジェクト開始当初から花木の苗木バザーなどでプログラムをご支援くださっている井上さん

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名取北高生に募金を募って頂きました。若者の参画を心から願っていてくれる井上さんも、高校生の参加に目を細めて喜んでいるようです

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サッカー部の2人は自転車で来てくれました。ボランティアの日の指導者として毎回参加してくださる大槻さんが声を掛け、高校生を出迎えました

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人数は多くありませんでしたが、お互いの顔がわかるボランティアの日となりました。地元のみなさん、またぜひ参加してくださいね。お疲れさまでした

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2017年7月29日(土)ツルマメ草除草、草刈り

当日のブログ

  • 参加者70名
  • 雨のち曇り

この日は午後1時集合、5時解散の午後の時間のみのボランティアでした。普段実施している朝9時から夕方5時までのボランティアはちょっと体力的に自信がない、午後からの作業ならば遠方からでも参加しやすいなどの声に応え、半日ボランティアの日を7/29午後、7/30午前の2回設けました。申込みの出足は鈍かったのですが、名取北高校生、東京都小平市の建設工事業の柿崎組のみなさん、お馴染みのチーム草加のみなさん、仙台空港を拠点とするアイベックスのみなさんが参加してくださり、70名での作業となりました。

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この日の集合場所は名取事務所ではなく植栽地のすぐ近くでした。降りしきる雨の中、みなさん長靴にカッパの雨対策万全でボランティアに臨んでくださいました

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楽天イーグルスのポンチョを発見!透明カッパが多い中、鮮やかな赤はかなり目を引きます。イーグルスの試合を見に行った時に雨に降られ購入したもののようです

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<BEFORE> こちらが草刈り前の写真。どこにクロマツが植えてあるのかわからない状態

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<AFTER> 一面緑色なのには変わりありませんが、ボランティアさんの努力の成果で草が刈られクロマツが顔を出しました。太陽の光をいっぱいに浴びて大きく成長しますように!

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作業が終わるころには雨があがり、終わりの会はカッパのフードで顔が隠れることなく、みなさんの作業を終えたすがすがしい笑顔を拝見できました

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今回は名取北高校の3年生14名が参加してくれ、何人かに感想を伺いました。「受験があるため、今年はもう参加できませんが、大学生になったらまた来たいです」と未来へ期待の持てるコメントを話してくれました

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カッパのフードに隠れて表情がわかりませんでしたが、笑顔の素敵な高校生たちでした。大学生になってもまた来てくださいね

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この日は高校生にも車で来た方々のお見送りのしてもらいました。若い子たちから手を振って見送ってもらうと、今日の作業の疲れが少し癒えるかな!?
雨の中の作業、おつかれさまでした!

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2017年7月15日(土)ツルマメ草除草、草刈り

当日のブログ

かなりの大所帯でのボランティア活動となりました。今回は、仙台トヨペット、三菱UFJニコス、埼玉トヨペット、UAゼンセン、ホーチキ、東京海上日動火災保険、名取北高校、個人での参加と多くの企業・団体が入り混じり、異業種交流、世代間交流の場ともなりました。

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朝から太陽が照り付け、暑い中での作業スタートとなりました。この日の作業もツルマメ草の除草、草刈りです。日頃、デスクワーク中心の仕事をされている方には、炎天下の現場は相当体力を消耗することでしょう

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小学3年生も鎌を持ち、大人に混じって作業をしてくれました。うんざりするような暑さの中でも、作業の安全のため長袖、長ズボン、長靴を履いての作業はさぞかし暑かったことだろうと思います。子どもがいると周りも随分と和みます

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クロマツの周囲の草を刈り終え、そっと手をやり優しく言葉をかけてくださっているようです。風の強い時期には「クロマツよ!しっかり育て!!」と周囲に石を置いてくださるボランティアさんもいます。植栽地は誰も住む人のいない地域にありながら、大勢の人に声をかけてもらえるクロマツは幸せものです。クロマツも応えるようにすくすくと成長しています

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休憩時間にはみんなで防風垣の上に腰かけて水分補給したり、塩分チャージをしたり、おしゃべりしたりと思い思いに休憩します。防風垣の上は、作業中の蒸し暑さが嘘のように涼しいです。隙間だらけの防風垣ですが、防風効果抜群なんですね!

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植栽現場から事務所にもどり昼食をとります。この日は大所帯のため休憩室には入りきらず、倉庫の影で食事をするボランティアさんもいました。でも、正午ごろですから、いちばん日陰が少ない時間帯です。しっかり休憩できているといいのですが・・・

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猛暑の中での作業を終えて全員で記念撮影。大所帯のため一人ひとりの表情ははっきり見えませんが、無事に作業を終えた充実感を感じます。暑い中、お疲れさまでした

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作業後の靴は土まみれ、雨の日は泥だらけになります。貸切バスの中と外の清掃は運転手さんの仕事。泥だらけの靴では正直なところ乗って欲しくないでしょう。少しでも靴をきれいにして乗ってもらおうと、この日の運転手さんは水をはったトレーを用意していました。運転手さんを含め、プロジェクトに関わる皆が気持ちよくいられる現場でありたいものです

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2014年の植栽現場。緑鮮やかに、クロマツたちが落ちこぼれることなく全員がすくすくと成長しているように見えます。これもボランティアさんたちの愛情の賜物です。みなさんありがとうございます!

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2017年6月17日(土)ツルマメ草除草、草刈り

当日のブログ

  • 参加者130名
  • 快晴

定員80名でしたが、参加者が大幅に増え130名での作業となりました。この日はUSJ労働組合、ANA、ニコス、仙台トヨペット、IBEX、電通共済(電気通信産業労働者共済生活協同組合)など、企業や団体からの参加も多い日でした。

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この日はボランティア3回目以上のリピーターチームと初心者チームに分かれての作業となりました。6/8~11までの4日間連続でツルマメ草の除草にあたってもらいましたが、それでもまだ取り切れず、この日も100名以上のみなさんにツルマメ草と戦っていただきました

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ニコスの赤色、ANAの青色、ニコンの黄色のこの3色のビブスカラーはとても見慣れた組み合わせです。毎月来てくださるUAゼンセンも青色ですので、月によって青色がANAだったり、UAゼンセンだったりします。緑色の草加チームが加わることもあります。
朝の会で今日の作業内容を説明し、作業モードにスイッチが入ります

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こちらはリピーターチームの大鎌隊です。よく切れる鎌でないと草が倒れてしまい、その後に刈る手間が増えてしまうため、作業前に指導者の佐々木勝義さんに研ぎ方を指導してもらい、鎌を研ぎました

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柄の短い鎌に比べ、可動域が広いため広範囲に散り、シロツメクサを刈り取りました。まだ30cmほどのクロマツを刈ってしまわないように注意しての作業です

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こちらは初心者チームのツルマメ草抜取り隊です。1ヵ月前にはほとんど生えていなかったのですが、この通りの繁茂ぶり。取り除いたツルマメ草は防風柵に掛けていますが、あっという間に緑のカーテンの出来上がり

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1年前にもボランティアに来てくれた小学1年の男の子。リピーターのお兄さんに抜き取る草を教えてもらい、大人に混じって作業をしてくれました

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この日、学生とともに参加してくださった東北学院大学の菊池先生に海岸林のプチ講座をしていただきました

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いつもは防潮堤の上に集合して写真を撮るのですが、この日は防風柵にのぼっての記念撮影。総勢130名ですので、かなりの横長の写真になってしまいました。
一日お疲れさまでした。また現場にお越しくださいね

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2017年4月15日(土)植樹祭準備

当日のブログ

  • 参加者79名
  • 晴れ

今季も本格的なボランティアの日が始まりました。暑くもなく寒くもなく、さほど日差しも強くなく作業日和の一日となりました。

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この日の作業の中心は5月20日に開催する植樹祭の準備でした。まず、植栽する場所の目印となる割り箸を刺す仕事から。10人前後が割り箸を持ち横一列に並び、1.3m間隔に印をつけたひもを使い、割り箸を刺していきました。今年の現場は、昨年までの固く締った土とは違い、表面は砂地のため、割り箸はすんなり刺すことができました

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赤のお揃いのウィンドブレーカーを着た仙台トヨペットの新入社員さんたち。丸くなって下を向いて何をしているかと思ったら、土に半分埋まっていた大きな石を取り出しているところでした。
山から切り出した盛土には大小の石が埋まっています。つまづいて転びそうな石、クロマツの成長を妨げそうな石はボランティアのみなさんに取り除いてもらいました

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発掘した石は防風垣の中へ移動。ここならクロマツの成長を阻害することはありません。あまりに大きくて柵の隙間から入らないものは重さ100キロもある防風垣を持ち上げて移動させました

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こちらは差し入れでいただいた地元の社会福祉・自立支援施設で作られている「おからぱん」です。株式会社宮城ニコンプレシジョンの社長さんのお計らいで、社員さんに持たせてくださったものです。差し入れを通じ、ボランティアにはお越し頂けなくても、あたたかいお気持ちを感じることができます。参加者のみなさんにお配りし、お昼においしくいただきました

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若さあふれる女の子たちは、名取北高校の生徒さんたちです。2月に名取北高校で行った吉田の講演会を聞き、参加してくれたとのこと。講演会で何かしら心を動かされ、こうして行動に現してくれることは本当に嬉しいことです。次代を担う若い力に参加してもらえたことは次へ繋がる一歩です!

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最後に仙台トヨペットの新入社員さんに感想をお話してもらいました。写真を撮っているのは引率で参加の先輩社員さんです。わが子の成長に眉を細める親御さんのようでほほえましいですね。
「自分で申込みをして次もまた来たいです」とみなさんが発言してくれました

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配っているのはオルビスさんからいただいた日焼け止めクリームです。オルビスさんはプロジェクト開始当初からご支援をいただいている心強い支援者です。
間接的な支援ではありますが、ボランティア参加者のみなさんにはありがたい差し入れでした。きっとみなさんに「オルビス=日焼け止めクリーム(化粧品)」とインプットされたことでしょうね

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参加者79名が勢ぞろいして集合写真。色とりどりのビブスがありますが、まだら模様になっているのは、参加者のみなさんが組織の垣根を越えて仲良く作業を終えることができた証拠でしょうか?
ボランティアの日は11月まで続きます。ぜひまたボランティアにきてくださいね。おつかれさまでした

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2017年3月18日(土)普通救命講習Ⅰ・避難誘導講習、植樹祭準備

当日のブログ

  • 参加者12名
  • 晴れ

4か月ぶりのボランティアの日。今季の活動がいよいよ始まります! 本格的なボランティア活動を前に、ベテランボランティアさんにご参加いただき、救急講習、現場での避難誘導講習を行いました。

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今回の集合場所は名取市消防本部。スタッフと共にベテランボランティアさんにも講習を受けていただきました。プロジェクトの現場では年間1800人ものボランティアが活動します。夏場は炎天下での8時間の作業ですから、体調を崩す方がいないとも限りません。今季のボランティアさんを万全の体制で受け入れをしていきたいと思います

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講師の先生に心肺蘇生法をご指導いただいた後、参加者全員で順番に実践訓練しました。こうした訓練は、一度受講すれば大丈夫というものではなく、定期的に受ける必要がありますね。みなさん真剣そのものです

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救急講習受講後は事務所で割り箸への色付け作業。この割り箸は、植樹祭で参加者のみなさんが植栽する場所の目印にするものです。ペンキの色を水色、赤、オレンジと試してきていますが、広い現場に刺すとどの色もあまり目立たなくなってしまうようです。この作業は2014年から4回目となり、作業効率がぐんと上がりました

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この日は避難誘導訓練も行いました。ボランティア作業中に避難誘導が必要な事態が発生した場合を想定し、作業現場からの避難経路と場所を確認しました。最良は「仙台空港」なのですが、車での移動ができず徒歩で避難しなければならない場合に備え、徒歩圏内で高さのある場所として「貞山堀の赤い水門」も視察しました

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今年の植栽予定地に転がっていたもの。視察の途中、このような危険物を含んだゴミがゴロゴロしていることに気づき、回収しましたが、広い現場ですからすべてを拾うことはできません。植栽中やボランティア作業中にケガが発生しないことを願うばかりです

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この日の集合写真は小ぢんまりと。朝陽に向かって決意を新たにしている頼もしい姿!・・・ではなく、実際にはもう一台のカメラで集合写真を撮影している時に横から撮影したものです。
今季のボランティア活動も全員がケガなく終えられるよう願っています

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2016年11月19日(土)生育モニタリング調査、植栽地概況把握調査、植樹祭準備

当日のブログ

  • 参加者75名

朝晩は0度近くに気温が下がり、クロマツたちは冬の寒さに耐えようとぎゅっと縮こまっているように見えます。今年度最後のボランティアの日は、クロマツの成長測定の日となりました。

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あんなに旺盛だった雑草の勢いが衰え、一面緑に覆われていた植栽地が、クロマツの緑を残すのみとなっています。
今日は下草刈りの作業はなく、少人数に分かれてのモニタリング調査が主な作業となりました

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こちらは体操をしているのではありません。モニタリング調査でクロマツの樹高を計測しているところです。しゃがんだり、腰をかがめたりしながら1グループあたり約200本の調査をするのですから、決して楽な作業ではありません

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午前中のモニタリング調査を早く終えた方たちは、早くも来年5月の植樹祭の準備に取り掛かりました。倉庫内で植樹場所の目印とする割り箸を割り、本数を揃える作業です

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割り箸を割り揃えた後、目立つように赤色ペンキを塗りました・・・実は赤色は現場ではあまり目立たないので、他の色に替えようと話していたのですが、赤色ペンキが余っていたため、使い切ることになりました。毎年1回、今回で4回目となるこの作業、年々作業効率が上がっているように思います

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こちらは午前中のモニタリング調査の記録値の入力作業中です。樹種は同じクロマツですが、種の採取地、苗の生育方法などにより、いくつかのカテゴリーに分類されるため、調査数はクロマツ950本、広葉樹50本になります

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現場ボランティア初心者さんが育苗場の見学をしている間、来年のボランティア活動に向け、リピーターさん達に集まっていただき意見交換の場を設けました。ボランティア作業中はじっくりと感想を聞いている余裕がないため、いい機会となりました

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今日は終わりの会をビニールハウスの中で行いました。数人に感想を言っていただき、来年度への抱負を口にする方もいらっしゃり、頼もしく感じました

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「名取市海岸林再生の会」副会長の櫻井さんが、ボランティアのみなさんにお礼を言いたいからと午前中から参加してくださいました。「本当は地元の人がやらなければならない海岸林再生のための作業を、東京、大阪、遠くは九州などから来てボランティアをしてくれることに心から感謝をしている」とおっしゃるその気持ちがひしひしと伝わってくる挨拶でした。
全国から集まるボランティアの活動が、地元の人々を動かす原動力になればいいなと思います

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今年も名取市内のお店で懇親会(忘年会)を開きました。「名取市海岸林再生の会」のメンバー、ボランティア常連さん、埼玉県草加市から参加の「チーム草加」のみなさん、自主的に職場の仲間を集って参加してくださっているアイベックスエアラインズのみなさんなどなどが参加し大盛り上がりでした。同じ志を持つ人たちがプロジェクトを通じて絆で結ばれていくのは嬉しいことです

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2015年に植栽したクロマツの幹が栄養ドリンク剤の口の部分の太さにまで成長しました。細くて心もとなかったクロマツがここまで力強く成長したのもボランティアさんのおかげです。

今年度のボランティアに参加してくださった皆さんありがとうございました。
来春からのボランティアの日へのお越しをお待ちしています!

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2016年10月15日(土)広葉樹補植、海岸林の下草刈り

当日のブログ

  • 参加者71名
  • 天気 快晴

10月も半ばとなれば海からまともに風を受ける現場は寒いだろうと防寒対策をして来てくれた方が多かったのですが、風もなく暖かくて気持ちのよい作業日和でした。
海岸林の毎月1回の現場ボランティアは、下草刈りなどのクロマツの保育作業がほとんどなのですが、今日は唯一植栽ができる日です。

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今日の主なミッションは広葉樹の補植作業。クロマツは4月から5月にかけての植栽が根付きが良いのですが、広葉樹は10月ごろが根付きが良いので、この日の植栽となりました。
こちらは穴掘り作業隊。広葉樹苗を植えるための縦横深さ40㎝の穴堀り。畑のふかふかの土ならば簡単に掘れるのですが、ここはそう簡単にはいかず、苦労する姿が見られました

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こちらは、掘り出して根切りを終えて仮植された広葉樹苗をビニール袋に入れる班。根に土をたっぷりつけたままビニール袋に入れたので、ずっしり重さが堪えます

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たっぷり土をつけたまま袋に入れている上に、吸水ポリマーと液肥を混ぜた水をたっぷり2リットル入れました。袋は相当な重さになっているはずです

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重いものは10キロほどあったのでは? 2人で運ぶ姿も見られました。業種の違う様々な会社の方が協力しあい作業する姿はオイスカの現場ならではでしょうね

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松島森林総合の佐々木さんから、植える深さ、土の埋め戻し方などの植栽方法についての指導がありました

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仙台空港を拠点にしているアイベックスエアラインズのボランティア部のお兄さん。海岸林再生のためにボランティア部の皆さんが通ってきてくれています。地元企業のみなさんに応援していただけるのは本当にありがたいです

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146本を無事に植栽することができました。愛情をたっぷり注いでもらった苗木は、きっと元気に成長するでしょう!

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秋晴れのきれいな空の下、みなさん一日お疲れさまでした

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2016年9月17日(土)海岸林の下草刈り、溝切り

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  • 参加者103名
  • 天気くもり

企業・団体からの参加が多かった今回、ベテランボランティア同士はすでに顔なじみですので、企業・団体の枠を超えてお互いに協力して作業する姿が見られました。

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作業の初めは育苗場にて苗についての説明をします。直径5㎝、深さ15㎝ほどのコンテナで苗を育てているのですが、このコンテナは根がまっすぐ下に伸びるように考案されています。苗を引き抜くと太い根がまっすぐ下に伸びているのがよくわかります。また、細根が発達しているため、コンテナから苗を引き抜いても土が落ちることがありません

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今回はベテランボランティアさんに大鎌隊を編成してもらい出動しました。出動前に鎌研ぎ講習がありました。佐々木勝義さんのデモンストレーションを見る目が真剣そのものです。各自で鎌を研ぎ、いざ出動!

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クズ、ツルマメ草の刈り取り作業中。松葉にチクチク刺されながらツルを取り除いていかなければならず、長袖シャツ必須です。この日は、ニコン、仙台トヨペット、ニコス、第一三共、全日空労組他、多くの企業・団体の方々の参加があり、会社の枠を超えて協力して作業する姿が見られました。この現場ならではの光景だと思っています

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クズ、ツルマメ草の山!1日1m伸びると言われるクズや、刈っても刈っても出てくるツルマメ草を相手にボランティアのみなさんに奮闘していただいた成果です

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作業後のたそがれタイム。防潮堤の上でみなさん思い思いに腰かけたり、寝転んだり、語り合ったりと、長い1日の作業の疲れを癒しているかのようです

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赤、青、黄色、白と色とりどりのビブスを着ての集合写真です。会社や団体は違えど、作業後は、1日共に汗を流し、“古くからの仲間”のようになっていました。
「今日1日皆さんと作業をして、カメラはニコン、クレジットカードはニコス、車はトヨタ、家庭の常備薬は第一三共にしようと決めました」と終わりの会で全日空の方からコメントをいただきました

ご参加くださったみなさん、本当にお疲れさまでした。

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2016年9月3日(土)内陸防風林の草刈り、海岸林の下草刈り

当日のブログ

  • 参加者90名
  • 天気晴れ

先週のボランティアの日とは打って変わりこの日は快晴。首の後ろが日焼けしないようにと対策をしてきてくださっている方が多くいました。

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恒例の朝のミーティングでは、ホワイトボードに書き込んだスケジュール表をもとに一日の作業内容、流れを説明。
「内陸防風林草刈班」「育苗場草刈班」に分かれての午前中作業スタートとなりました

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これまでは柄の長さ30㎝ほどの鎌を使い草刈りをしていましたが、今回初めて大鎌を使っての作業となりました。新品なので切れ味抜群!これまでの鎌より可動域が大きくなるだけに、大鎌はベテランボランティアさんに限定して使用していただきました

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ツルマメ草に好かれてしまったがために窒息しそうなクロマツを救出中です。写真をよく見ると、つる豆草は小さな紫色の花をつけてかわいらしいのですが、クロマツ愛が強いあまり、つい敵視してしまいます

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青い空にぽっかり浮かぶ白い雲、青々と育ったクロマツ畑(!?)での作業は気持ち良さそうに見えます。実際に作業をしてみると、青空や緑を満喫する余裕はないのかもしれませんが・・・

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休憩中の一コマ。再生の会の副会長 櫻井さんから差し入れていただいたスイカをおいしくいただきました。
午前中3時間の作業を終えてのスイカは何よりのご褒美でしょうね

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こちらは植栽地での休憩中の一コマ。みなさん防風柵に腰かけて、心地よい風を感じていらっしゃるのでしょう。草刈りをしていると下ばかりに目がいってしまうので、気持ち良い青空、広い植栽地の規模も感じているのかもしれません

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お決まりの場所での集合写真。いつもながら、みなさんいい顔をして写真に納まっています。今日も一日お疲れ様でした

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2016年8月28日(日)海岸林の下草刈り

当日のブログ

  • 参加者21名
  • 曇り

初めての試みで宮城県民限定、午前中のみの半日ボランティアの日を設定しました。
名取市内すべての掲示板に自転車でチラシを貼りに行ったり、これまでご縁のあった方にチラシを郵送したりと努力したのですが、参加者集めに大変苦戦しました。
結果、参加してくださったのは21人。こじんまりではありましたが、ほのぼのしたボランティアの日になりました。

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今日の参加者全員です。いつものボランティアの日は一列に横に並び前進していったり、いくつかの班に分かれて行動することが多いのですが、今回は1区画に集中して、クロマツを覆ってしまっているつる豆草を取り除いていただきました

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ボランティアの受け入れを始めて3年目になりますが、初めてハチに刺される被害がありました。ハチが巣を作るということは、クロマツが成長して‘森’になってきた証ですが、もしボランティアの子どもが刺されでもしたら・・・ハチ用スプレーを携帯し、ハチの被害が出ないよう気を付けていきます

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つる豆草除去作業中です。クロマツを覆っているため、日照が届かず放っておくと枯れてしまいます。絡んでほどけなくなったあやとりの紐をほどく感覚に似ているのでしょうか・・・この作業にハマる人がけっこういます

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募金を呼び掛けてくれたのは、お父さんと一緒に参加した小学4年生の男の子。大人に混じり頑張って作業する姿をみなさんしっかり見ていてくれたようで、多くの募金が集まりました

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この日の反省会です。少人数だったため、じっくりお話を聞くことができました。
継続していれば、きっと輪が広がっていくはずです。次回は目標50人!! みなさんお疲れさまでした

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2016年8月27日(土)内陸防風林の草刈り、海岸林の下草刈り、台風被害の復旧

当日のブログ

  • 参加者52名

この時期は雨が多く、8月のボランティアの日は3年連続の雨模様です。暑い時期だけに、多少の雨であれば涼しくて気持ちがいいという方もいらっしゃいますが・・・

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このところの雨で事務所前の広場はぬかるんでいたため、ちょっと場所を変えて、恒例の朝のミーティングと海岸林プチ講座を行いました

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左側の田んぼのように見えるのが今年の植栽地。車に乗り合わせて植栽地まで移動します。舗装されていない道路をドロを跳ねながら走るだけでなく、作業後にはドロドロになった長靴や雨で濡れた服のまま乗車するため、この1日で随分と汚れてしまうのですが、みなさん嫌な顔をせず乗り合いをしてくださいます

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この日の最初の作業は内陸防風林の草刈りでした。ただの草原にしか見えないのですが、クロマツが隠れているのです

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クモ観察中です。普段の生活では虫をしげしげと観察することもないでしょうから、海岸林の現場で新しい発見があったでしょうね

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2週間以上も水がひかない場所は、おたまじゃくしが泳ぐほどです。水分過多の状態に勝てず根腐れを起こし枯れてしまうものも出ています

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いつもは仙台トヨペットの女性社員さんが募金箱を持ち、募金を呼び掛けてくださいます。暑い最中の8・9月だけは毎年男性のみでの参加なのですが、みなさん快く引き受けてくださいました。いつもありがとうございます

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2016年7月16日(土)育苗場除草、海岸林の下草刈り

当日のブログ

  • 参加者65名
  • くもり

雨の予報をよそに当日は青空がのぞく曇り空となりました。
刈っても刈っても雑草が繁茂するこの時期、大勢のボランティアさんが参加してくださるのは本当にありがたいです。

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全員集合し、まずは準備運動です。一日無事に作業を終えられるよう、しっかり体をほぐしておかなければなりません

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準備運動で体を整えた後、育苗場の作業通路や周辺の除草をしました。青々と元気に育っているのは昨年播種したクロマツ

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育苗場での草取りを終えた後、海岸林の現場に移動しました。まずはベテランボランティアさんにツボ刈り(クロマツの周囲30㎝のみの草を刈る)のデモンストレーションをしていただきました

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ベテランボランティアさんのツボ刈りの方法を見て覚え、参加者のみなさんは雑草に攻撃されて負けそうになっているクロマツを次々と救出してくれました

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クローバーのスカートをはいていたかのようなクロマツは、周りをきれいに剥ぎ取られ… クローバーが周りに生い茂り、乾燥からクロマツを守ってくれているかのように思いますが、クロマツの成長には日光が必要なため、やはり周囲30㎝を刈り取らなければなりません

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雑草が植えてあるかと思われるほどに茂っていたエリアの草刈りを終え、みなさん充実の笑顔です

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作業の後はみんなで高さ7mの防潮堤に登りたそがれタイム。みなさん一日お疲れさまでした

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2016年6月18日(土)内陸防風林・海岸林の下草刈り

当日のブログ

  • 参加者130名
  • 快晴

6月だというのに30度近くの暑さになりました。今回は、ニコス、ANA、京セラ労組、仙台トヨペット、ニコン、矢崎エナジーシステム、柿崎組、チーム草加、東北学院大学、個人参加など、多くのグループが共に汗を流す一日となりました。
参加者が多かったためグループに分かれての作業となりました。

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恒例の朝のミーティングで今日の作業内容などの説明。その後、作業中にケガがないよう体をほぐすため全員で体操をしました

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内陸防風林の下草刈り中です。まだ膝丈のクロマツが腰丈以上に成長した雑草に勝てるはずもなく・・・人海戦術でクロマツを救出していただきました

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内陸防風林の植栽地は周辺に畑があり、沿岸の盛土をした植栽地に比べて栄養分が高く、雑草の生い茂り方が半端ではありません。クロマツを探し当てるだけでも一苦労

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雑草の山!成果が目に見えるのは作業のやりがいになりますが、刈っても刈っても延々と続く植栽地ではいささかうんざりでしょう

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防風柵の中にいるのは5歳の男の子と7歳の女の子です。子どもは涼しいところをよく知っていますね。日陰のない植栽地で唯一涼しいのはこのハードルフェンスの中です

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今年で3年連続、大阪マラソンチャリティランナーとしてプロジェクトを応援してくれている藤沢さん。今回は初めてボランティアに参加し、終礼でご自身が支援の呼び掛けをし、多くの方が呼び掛けに応じて募金をしてくださいました。ありがとうございました。
炎天下の中、みなさん相当体力を消耗したことと思います。お疲れさまでした

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2016年4月16日(土)植樹祭準備、溝切り

当日のブログ

  • 参加者95名
  • 晴れ

今年度初めてのボランティアの日が無事に終了しました。
企業や団体さんで取りまとめてボランティアにお越しくださった方が多かった中、個人で遠くは三重県、兵庫県から、地元名取からの参加もあり、募集定員50名を大幅に超える95名の方が参加してくださいました。
今日は2グループに分かれての作業となりました。

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植樹祭準備班。苗を植える場所の目印となる割り箸に、目立つよう赤く色付けしていただきました。
植樹祭当日に至るまでに準備工程がいくつもあります

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赤く色付けした割り箸を均等間隔に刺していきます。1.3mごとに印がついているロープを使い作業するのですが、腰をかがめて割り箸を刺す作業を続けていると腰に負担がかかり、見た目ほど楽な作業ではありません

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こちらは溝切り班です。すでに溝切りしてあるところの補修作業、溝を新たに掘っていただく作業をしていただきました。縦横斜めと思い思いに溝を掘る作業ですが、この作業をするかしないかで、植栽後の枯損率が大きく異なることがわかりました(詳しくはこちらのブログを→4月21日溝切りの努力の結果

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今回は、名取市海岸林再生の会の櫻井さんも参加してくださいました。
「多くのボランティアさんが遠くから参加してくださっていることに本当に感謝しています。今日初めてボランティアの日に参加でき、皆さんと一緒に作業することができて良かったです」とお話してくださいました

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横断幕の前に一人でちょこんと座っているのは、ボランティア2回目の4歳の男の子。まだ幼いので、ボランティアをしているという意識はないのでしょうけれど、こうして毎年参加して、ボランティアをすることが自然にできる大人に成長してくれるといいなあと、クロマツの成長とともに彼の健やかな成長も願っています

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2015年11月21日(土)モニタリング調査、調査地杭打ち、広葉樹支柱さしなど

当日のブログ

  • 参加者56名
  • 晴れ

今年度最後のボランティアの日。この日も気持ちの良い青空が広がりました。今日の作業は2班に分かれ、いろいろな作業をしていただきました。

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モニタリング調査対象木にはビニルテープを結んでいたのですが、劣化が進んでしまったため、杭に変更することになりました。750本の長さ60cmの杭を20cm土中へ打ち込む作業をしていただきました。土が硬いためこれが一苦労。午後1時近くまでかかりました

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こちらは広葉樹350本への支柱さしの作業中。先月のボランティアのみなさんが苦労して穴掘りをしてくださったおかげで、植栽した周囲の土は柔らかく楽に作業ができました

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午後からは4班に分かれての作業になりました。こちらは、植樹祭で使用する目印用の割り箸の数量を数えながら保管する作業

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こちらは育苗場の除草作業。この中腰は疲れますよね。ご苦労さまです

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こちらは、毎月のボランティアの日に使用した道具の手入れ。鍬の刃金の部分が緩んでしまっているものを金槌でたたき固定する作業

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こちらは鎌を10本ずつ束ねて収納する作業。その他に午前中のモニタリング数値のパソコン入力、パンフレットへの資料挟み込みなどをしていただきました

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ボランティア作業中にみなさんのこれほどの笑顔を見たことがありません。今日の作業の最後には、名取市海岸林再生の会の会長のご厚意で、“小松菜の好きなだけ収穫作業”のご褒美がありました

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今日はご褒美があったためかみなさん、とてもいい笑顔をしているような気がします。
今年度のボランティアの日はこれで最後になります。参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。来年度のボランティアは4月から始まります。ご参加をお待ちしています

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2015年10月17日(土)コンテナ除草、広葉樹穴掘り・土詰め・補植、葛刈り

当日のブログ

  • 参加者122名
  • 快晴

雲一つない青空が広がる気持ちの良い一日でした。
今日は定員50名を大幅に上回る122名もの参加がありました。屋外で何をするにも気持ちの良い季節ですから、ボランティアをしよう!と思ってくださる方が多かったのでしょうか?
広葉樹補植班、葛刈り溝切り班の2グループに分かれての作業となりました。

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広葉樹を植栽するための穴掘り作業中です。想像以上に土が硬く、40センチの穴を掘るのに一苦労。
この写真、遺跡の発掘作業のようにも見えますね

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苦労して堀った穴に広葉樹を入れ、土をかけていきます。これだけ苦労したのだから元気に育ってねと言いながら作業をしてくださっているようです

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広葉樹植栽地のすぐ横に葛を発見!これをやっつけようと取り掛かったものの、根っこをなかなか引き抜くことができず悪戦苦闘

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こちらは溝切り葛刈り班です。すでに溝切りしてあるところの補修作業をしてくださいました。この作業も手に力が入らなくなるほどハードです

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プロジェクト発足当初から記録のための動画を撮影しています。今回は、インタビュアー(写真左)もボランティア常連のニコンの方にお願いし、地元の方、リピーターの方を中心に14名にインタビューをさせていただきました。ご協力くださったみなさんありがとうございました

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人数が多く室内に入りきれなかった人たちのために日陰のところを探してブルーシートを広げ、昼食をとっていただきました

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一日のハードな作業を終え、たそがれタイム。防潮堤に上がり、思い思いに海を眺めたり、海の近くまで歩いて行ったり、座り込んだりと様々です。
一日、おつかれさまでした

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2015年9月19日(土)つる草抜き取り、葛刈り、菊池教授ミニ講義

当日のブログ

  • 参加者75名
  • 晴れ

ボランティアの日の前々日、チリで発生した地震による津波警報が発令されました。津波警報発令中はボランティア活動を実施することができません。何の被害もなく土曜日の朝までには津波警報が解除されますようにと祈る気持ちでしたが、金曜日には解除され無事にボランティアをしていただくことができました。

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毎回恒例のプロジェクトの概要や作業内容などを説明する前に、まずは3回以上ボランティアに来てくださっている方へOISCAと書かれた腕章を配ります。腕章組は参加者のリーダーになっていただく頼れる存在です

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この日はなんとムーディ勝山さんが現場にインタビューに来ました!! TBC東北放送のラジオ番組「それいけミミゾー」という番組の取材です。ムーディさんと記念撮影をしたボランティアの方も何人かいらっしゃいました

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今日の作業は朝から夕方までずっと、クロマツに絡みついたつる草の抜き取りでした。松葉が隠れてしまうほどに成長したつる草を、クロマツを傷つけないよう丁寧に取り除いてくださいました

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これではつる草が茂っているようにしか見えませんね。日光が当たらなくなったクロマツは、このまま放置されると枯れてしまいます

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午後、作業の前に日本近世史、女性史がご専門の東北学院大学の菊池教授に海岸林の歴史などについてミニ講義をしていただきました。7月に続いて2回目です。今回の参加者からも、海岸林についてとてもよく分かると好評でした

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一日の作業を終えて防潮堤の上で記念撮影。しばらく涼しい日が続いていただけに、この日の暑さは体にこたえたことでしょう。お疲れさまでした

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今日の募金ガールは地元の高校生2人。最後の感想にこんなことを話してくれました。
「閖上出身の私は、中学生の頃、学校の行事で松林の清掃活動などに参加していて、海岸にマツがあるのが当たり前だった。今日はその風景がなくなってしまったことをとても残念に思った半面、その再生のために全国からボランティアの方がこうして宮城まで来てくださっていることを心強く感じたし、心から感謝したい」・・・・・うるっときます

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2015年8月29日(土)除草、溝切り

当日のブログ

  • 参加者48名

早朝から降り続ける雨。時々小雨になるものの、終日雨模様でした。でも、溝切り作業の効果を見るには絶好の日和です。

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ボランティア初参加の方が吉田から育苗についての話を聞いている傍ら、リピーターの方々は広葉樹苗が植えてある場所の草取り作業。さすがリピーターさん、お互い協力しあい、あっという間にきれいになり広葉樹苗が顔を出しました

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植栽地へ移動し、草刈り作業開始。クロマツがどこにあるのかさっぱりわからず、人が隠れてしまうほどに繁茂した雑草との格闘です

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これだけ繁茂してしまうと数メートル進むのも一苦労。前を見るとうんざりしますが、後ろを振り返ると成果が目に見えてわかり、前へ進む元気が(少し)湧いてきます

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午後は降ったり止んだりの空模様。今日は溝切り作業日和。というのも、好天続きの日にはどこに水たまりができやすいのかがわかりにくいのですが、今日は一目瞭然。さぁクロマツ救出大作戦!

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高低差を考えながら排水路を作っていくのですが、微妙な高低差で水が滞留したり逆流したりで案外難しい作業です。でも、泥んこ遊びのようで最初のうちだけは楽しくできます。そのうち腕に力が入らなくなってきますが

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がんばった後にはご褒美がありました。再生の会の方が差し入れてくださったスイカ!雨に濡れて体が冷えていたにもかかわらず、みなさんとても美味しそうにほおばっていました

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今日はちびっ子ボランティアが募金を呼び掛けました。ボランティア参加者が他の参加者に募金を呼び掛ける・・・なんだか変な構図ですが、みなさん気持ちよく募金の呼び掛けに応じてくださいました。
雨の中、みなさんおつかれさまでした

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2015年7月18日(土)草刈り、溝切り、菊池教授ミニ講義

当日のブログ

  • 参加者54名
  • 小雨

昨日の大雨はあがり、この季節にしては気温もさほど高くなくボランティア日和です。

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まずは吉田から「つぼ刈り」の説明。当然ながら太陽光がなければクロマツは枯れてしまいます。クロマツの周りに繁茂しているクローバーは草丈が低く、クロマツにそそぐ太陽光を遮ることが少ないため、周囲30cmのみを刈り取ります

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午後、作業の前に日本近世史、女性史がご専門の東北学院大学の菊池教授に海岸林の歴史などについてミニ講義をしていただきました

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みなさん真剣な表情で菊池先生のお話に聞き入っていました。今回の参加者は、頭と体の両方で海岸林への理解を深めることができたのでは!?

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すでに防風柵の高さを超えたクロマツもあります。この環境の下で1年でよくぞここまで成長したものです。これもボランティアさんの愛情の賜物です

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溝切り作業中。クロマツの根腐れを防ぐために排水路を作っています。この作業を数時間続けると腕に力が入らなくなってきます。みなさん大丈夫でしたか?

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作業を終えてたそがれタイム。今日もみなさんよく頑張ってくださいました。ありがとうございました

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2015年6月20日(土)植栽地の草刈り、クズ刈り

当日のブログ

  • 参加者117名
  • 天気晴れのちにわか雨

午前中は植栽地の草刈り作業、午後は今年の植栽地のクズの刈り取り作業を行いました。

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毎回恒例の朝の顔合わせと吉田から簡単にプロジェクトの説明。
向こう側に見えるのは事務所。ボランティアの日は1階右側部分を男性用更衣室、左側部分を女性用更衣室として使用していただいています。畳が敷いてあり、昼休みには昼寝される方もいらっしゃいます

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気持ちの良い青空が広がっています。街中で生活していると、180度広がる空を見ることがないので、広い青空を見たい方はぜひボランティアへご参加を!

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場所によって草の繁茂具合が違いますが、ここはクロマツがどこにあるのかわからない程見事に茂ったエリア。格闘しがいがあります

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子どもの頃、シロツメクサで王冠や首飾りを夢中になって作りましたよね。クロマツの周りに生えてしまったばかりに、かわいいと思われることもなく刈られてしまうシロツメクサ。クロマツの周囲30cmくらいを残して茂ってくれると防砂になりありがたいのですが・・・

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先月レポートした卵とは別の場所で発見したものですが、カラスの仕業でしょうか・・・かわいそう

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午後の作業でみなさんに挑んでいただいたクズの刈り取り。成果が目に見えるのでやりがいがありそうです

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今回は団体の参加者が多く、緑、青、赤、黄色のユニフォームが鮮やかです。前の離れたところの一列はどうしたことでしょう?
今日もみなさんお疲れさまでした

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2015年5月16日(土)植樹祭準備、除草

当日のブログ

  • 参加者129名
  • 天気小雨のち晴れ

5月23日の植樹祭を1週間後に控え、その準備をお手伝いいただきました。

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割り箸を隙間なくきれいに並べ、ガムテープを貼り付けます。1本ずつ裏返すより、ガムテープで固定すれば一気に裏返るというボランティアさんのアイデアです。

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片面を水色にスプレー塗装した後、せーの!見事すだれのようになり、一気に裏返すことができました!完成した割り箸10,000本!

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植栽地に塗装した割り箸を等間隔に刺していく作業です。みなさん、チームワークよく進めてくださいました。

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あれっ!? 誰の落とし物ですか?植栽地に産み落とされていました。卵の並び方が芸術的です・・・温めなくていいのかな?

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午後は、2チームに分かれ、引き続き割り箸でのマーキング作業、別の植栽サイトの除草作業をしていただきました。すっかりきれいな青空がのぞいていますね。

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終わりの会では、仙台トヨペットのボランティアさんが募金箱を持ち、募金を呼び掛けてくださいました。

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みなさんが使った鎌を洗う作業もボランティアさんが進んでやってくださいます。道具の片づけまでしていただき、本当に助かります。

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一日の終わりに・・・

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2015年4月18日(土)広葉樹の植栽・床替え(移植)、コンテナ苗の除草

当日のブログ

  • 参加者73名
  • 天気晴れ

今年度最初のボランティアの日です。

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毎回恒例、まずは海岸林再生プロジェクトの概要や、今日の作業内容の説明などを説明。今日は2班に分かれての作業になります。

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こちらは広葉樹の床替班

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こちらは広葉樹の植栽班

植栽前にまずは準備運動から。使い慣れない鍬を使っての作業ですから、ケガ防止のためにも準備運動は大切です。

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まずは苗を植えるための床づくりから。生まれて初めてこんな作業をしたという方もいらっしゃるでしょうね。

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植栽するための穴を掘る作業だけで一苦労。ふかふかの畑の土とは違い、土が硬いところや、粘土質のところもあり、30センチ四方の穴を掘るのに四苦八苦

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手前に枯れ枝のように見えるのが床替された広葉樹苗です。楽しそうに作業していますね~

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みなさん力を合わせて、午前中で約300の穴を掘りました

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午後から、全員でいよいよ植栽開始です。松島森林総合の佐々木さんから植え方のレクチャーをしていただきました。みなさん真剣そのものです。

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やっとの思いで植栽完了!ん!?更地ですが・・・??よく見えませんが、ちゃんと植えてあります。

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このように植えてあります。写真の男の子は3歳。ボランティア最年少記録更新です。

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植栽地は仙台空港に隣接しているので、真上を通る飛行機を見上げることができます。なかなか見られない光景ですよね。

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今日も一日、本当におつかれさまでした。

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2014年11月15日(土)コンテナ苗の除草、葛の除草、第3回モニタリング調査

当日のブログ

  • 参加者40名
  • 天気晴れ

今年度最後のボランティアの日です。だんだんと秋が深まってきました。

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毎回恒例、まずは海岸林再生プロジェクトの概要や、今日の作業内容の説明などを、吉田から

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一輪車で除草した草を集めているのは仙台トヨペットの社員さん。私たちが独断で『車両係』と名付け、毎回出動していただいていますが、扱う車は自動車ではなく一輪車。

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いつもは海岸林再生の会のみなさんにやっていただいているコンテナ苗の除草作業。今回はボランティアのみなさんに手伝っていただきました。直径5センチほどのポットの除草ですから、神経を使います。

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2ヵ月毎に実施しているモニタリング調査の第3回目を行いました。4月から5月にかけて植栽した時より、腕を大きく広げて力強くなっているように思います。

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ボランティアさんに愛情をたっぷりかけていただいたのでしょう。根元にはチップというより、太い枯れ枝がおかれ、クロマツを強固に守っているようです。これで一冬越せそうです。

これまで、ボランティアに参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

来年度、4月から始まるボランティアへのご参加もお待ちしています!

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2014年10月18日(土)育苗場の除草、植栽地の葛・ニセアカシアの除草、植栽されたクロマツの根元へのチップ寄せ

当日のブログ

  • 参加者71名
  • 天気快晴

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毎回恒例、まずはパネルを使って海岸林再生プロジェクトの概要を説明しました。みなさん真剣に聞き入ってくださいました。

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みなさん、頭を突き合わせて肩を寄せ合うように並んで何をしているのでしょう? 育苗場での除草作業です。人手があると一気に除草が進みます。

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今度は、みなさん下を向いてウロウロ・・・何をしているのでしょう?ニセアカシアの除伐です。この木は種でも根でも広がるとても生命力の強い木で、クロマツの成長を阻害してしまうため、数年かけて撲滅を行う計画です。

2014年10月4日のブログもあわせてご覧ください)

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見つけたニセアカシアは根こそぎ引き抜く

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こちらはすがすがしい青空の下での昼食

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こちらはお昼休憩時の女性の部屋です。午前中の作業を通じて、今日初めて会った方ともすっかり打ち解け、和やかな雰囲気です。

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午後の作業は、クロマツの根元へのチップ寄せです。1本1本、みなさん丁寧に作業をしてくださいました。

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8月のボランティアの日レポートで「工事中の防風垣」の写真を掲載しましたが、このように完成しました。クロマツを守る強い味方です。

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一日の作業が終わり、「終わりの会」にて数人に感想を伺いました。「植栽ではないけれど、保育をやると、木に愛情がわきますね(初参加の女性)」

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みなさん本当にお疲れさまでした。

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2014年9月20日(土)第2回モニタリング調査、育苗場の除草、植栽地の除草

当日のブログ

  • 参加者77名
  • 天気晴れ

早朝から気持ち良い青空が広がりました。

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毎回恒例、まずは海岸林再生プロジェクトの概要や、今日の作業内容の説明などを、吉田から

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スーパーボランティア(ボランティアに5回以上ご参加くださった方を敬意を込めてこう呼ばせていただいています)さんから除草のコツなどを伝授していただきながら、雑草と格闘中です。

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除草をしながらクロマツと向き合っていると、午前も終わる頃にはみなさんクロマツに愛情が湧いてくるようで… 幼苗はチクチク刺さるような感じはなく、まだまだ葉は柔らかいのです。

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午後からは、植栽地の除草作業をお願いしました。雑草に包囲されたクロマツの救出方法を吉田から説明

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途方に暮れそうな雑草の生い茂り方ですが、1本ずつ丁寧に救出してくれました。ボランティアのみなさんの仕事はゆっくりですが、とても丁寧で、クロマツに対する愛情を感じます。

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影が長く伸びてきて、もう夕方です。ボランティアのみなさん、長い一日だったかと思います。おつかれさまでした。

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2014年8月30日(土)植栽地の除草、排水路づくり

当日のブログ

  • 参加者36名
  • 天気朝方豪雨のち晴れ

朝方、数メートル先が見通せないほどの豪雨がありましたが、ボランティアのみなさんの集合時間には雨が上がり、青空がのぞいてきました。

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今回のボランティアには、名取市長がご参加くださいました。すでに幾度か現場を訪れてくださっていて、今回もボランティアさんに混じり、鎌を持ち除草作業をしてくださいました。

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これまでの最年少ボランティア6歳(年長)です。まだ鎌は危ないからと父子で1本の鎌を使いましたが、お父さんの出番はなく黙々と草と格闘していました。

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←これはボランティアさんではなく、建設会社の方です。土曜日だというのに、強風からクロマツを守るための防風垣の杭を打ち込んでいました。1本1本手作業で、いったい何本の杭を打つのだろう?気の遠くなる重労働を担う職人さんに感謝です。

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葛に包囲されてしまったクロマツをどうやって救出したらいいだろう??これは除草のやりがいがありそうです。

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このところのすっきりしない天気と早朝の豪雨のため、植栽地は水分過多になっています。水はけの悪いところ、粘土質の土壌のところは特に水たまりができやすく、根腐れをおこし枯損の原因になります。

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ボランティアさんの存在は本当にありがたいです。水につかっているクロマツを発見しては、鍬で水路に水を流すための排水路を作っていただきました。水がなくてもダメ、多すぎてもダメ、自然相手は難しいです。

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ご参加くださったみなさん、おつかれさまでした。

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2014年7月19日(土)葛の刈り取り、植栽地の除草、第1回モニタリング調査

当日のブログ

  • 参加者31名
  • 天気くもり

今回は、ボランティアのみなさんにお手伝いいただき、モニタリング調査を行いました。幹の太さ、地面から一番上の葉っぱまでの高さ、成長している芽の部分から一番上の葉っぱまでの3項目を計測しました。

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まず、オイスカ緑化技術参事の清藤先生から、モニタリング調査の方法、計測の仕方などの指導をいただきました。

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調査を行うクロマツにはオレンジ色のリボンがつけてあります。計測する人、記録する人、今日出会ったばかりのみなさんですが、チームワーク良く調査を行っていただきました。次回の調査時にはどのくらい成長しているかが楽しみです。

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雑草は抜き取られ、根を上に向けておかれます。こうしないとしぶとい草たちが再び土に根を張ってしまうのです。

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途方もなく広い場所に植えられたクロマツを1本1本お世話していく・・・気が遠くなりそうですが、ボランティアのみなさんの努力のおかげで順調に生育しています。

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今回も、みなさん充実の笑顔です!
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

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作業後は、7mの防潮堤の上に全員で上りました。向こう側には砂浜と海が広がっています。

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2014年6月21日(土)育苗場の草取り、植栽されたクロマツの根元へのチップ寄せ

当日のブログ

  • 参加者51名
  • 天気くもり

雑草の勢いが止まりません。ボランティアさんが来てくださるのを待ってました!

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まずは、海岸林再生プロジェクトの概要や、今日の作業内容の説明などをさせていただきました。

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どこにクロマツの苗があるのかわからない程に生い茂った雑草

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クロマツ苗を抜かないように気を付けながら、黙々と雑草を抜いていきます。

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皆さんのおかげで、すっかりきれいになりました。クロマツも気持ちがよさそうです。

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外で気持ちよく昼食中です。

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午後は、全員で植栽されたクロマツの根元へのチップ寄せをしていただきました。鍬やスコップ、持ち慣れない、使い慣れない道具を使っての作業は大変です。

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1日8時間のボランティアを終えて、充実の笑顔(疲労の色も見えますが・・・)
みなさんお疲れさまでした。

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2014年5月17日(土)広葉樹の苗の仮植、播種、植栽されたクロマツの根元へのチップ寄せ

当日のブログ

  • 参加者77名
  • 天気晴れ

今年度2回目の現場ボランティアです。今回も、色々な作業をお手伝いいただきました。

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植栽地に植えるのはクロマツがほとんどですが、広葉樹も少しだけ植栽する計画です。今日は、大きく成長した苗は仮植、小さい苗は移植していただきました。

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みなさん、「大きく育て!」と唱えながら仮植してくださっているようでした。

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仮植・移植の他に、広葉樹の播種作業もしていただきました。

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無事に発芽しますように・・・とみなさん丁寧に作業をしてくださいました。

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午後からは、広い広い植栽地でクロマツの根元へのチップ寄せをしていただきました。みなさん中腰・・・この作業きつかったですよね。ありがとうございました。

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ボランティアのみなさんが、1本1本このように根元にチップを寄せ集めてくださいました。こうすることで根元の乾燥を防ぐことができるのです。地味ですが、大事な作業です。

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作業を終えての集合写真。‘腰が痛いなぁ’‘腕が痛いなぁ’と思いながらも、一日の作業を終えて、みなさん充実の笑顔を見せてくださいました。

ご参加くださったみなさん、本当にお疲れさまでした。

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2014年4月19日(土)育苗場の耕運と石の除去、植樹祭準備

当日のブログ

  • 参加者37名

今年度初の現場ボランティア受け入れでしたが、宮城、東京、埼玉、神奈川、静岡から、高校3年生から年齢層は幅広く40名が参加してくれました。

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まずは、プロジェクト担当の吉田から、今日の作業内容の説明を行いました。今日は2グループに分かれての作業となりました。

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割り箸の先を水色に塗装しています。これが植樹祭で大きな役割を果たします。5月24日に予定されている植樹祭で、植栽する場所の目印となります。

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別チームは、これから育苗場になる土の中に混じっている石を、鍬で土を耕して捜し、外に出す作業をしていただきました。

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今年の植栽地と、植樹祭での植栽場所などを吉田から説明

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まだまだ続く、石拾い作業。だんだん腰が限界・・・?慣れない腰をかがめる作業でお疲れだと思います。

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吉田からの説明の後、午後は、水色に塗装した割り箸5,000本を植栽地にさしていただきました。土が固く、簡単にさせない場所もありました。

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春に高校を卒業したばかりの女の子たちも、使い慣れない道具を使い、石拾い作業を頑張ってくれました。

冷たい風が吹く中、慣れない作業で大変だったと思います。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

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プロジェクト担当からのメッセージ(プロジェクト担当・吉田より)

全国からのボランティアを受け入れるにあたり、地元のプロとして雇用されている人とボランティアがバランスよく協働できるような運営をしたいと心がけています。
プロジェクトの基本的な理念として、「プロとして雇用される人を補完する役割を、ボランティアが担う」 「海岸林の存在意義や、プロジェクトへの理解を深めた上で、存分に汗をかいていただく」を念頭に、このような趣旨を理解していただいた上で、ボランティアとしてご協力いただける方が増えるよう、常に心がけています。

2014年度は、全国から1,941名の方が当プロジェクトを訪問し、我々の話に耳を傾けてくださいました。その内、1,365名がボランティアとして汗を流してくださいました。ボランティアの男女比は半々、リピーターは3割以上に上ります。

これまで現場で何一つ問題らしきことがなかったのは、来てくださった方の真剣さとご協力のおかげだと思っています。
初めて来てくださる方、土にはめったに触れない方であっても、指示をよく聞いて、手を動かしつつも、周囲の見知らぬ方、地元の方と少しずつ会話をしながら、ご本人のペースで一生懸命仕事してくださいました。ボランティアの方の作業精度はとても高かったと感謝しています。

また、当プロジェクトに「植栽をしたい」という要望を多くいただいているのは誰よりも承知しております。これまで、木を植えることを楽しみにしてくださった全国の皆さま方から、たくさんのお問い合わせをいただきます。

当プロジェクトは、行政の復興計画そのものに民間の立場から協力するというスタンスであり、またプロジェクト規模が非常に大きくなっているため、スピードとダイナミックな運営が求められています。

また植栽は、風速20mを超える蔵王おろしが吹きすさび、まだ春を感じられぬ頃、気温・地温・天候など、苗の生育にとって最適な条件を勘案しながら着手します。植栽には「締切」もあり、苗の穂が伸びてしまう前に、非常に短期間で植えねばなりません。ですから、いざ植栽が始まれば短期決戦となり、全国津々浦々での先人による海岸林造成と同様、スピードとしっかりした技術が求められる「職人技」の世界です。したがって、全国の支援者に植栽を体験していただきたくても、難しいのが現状です。

しかし、長く海岸林とともに暮らしていく地元の方に海岸林への愛着を持っていただくためにも、毎年5月に植樹祭を計画し、植栽を体験していただく機会を設けています。この植樹祭には毎年参加者を募集いたしますが、地元の方の参加を優先させていただくことをご承知おきいただければ幸いです。

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ボランティアのお申込み・実施要項

お申込み

  • 事前にこちらのフォーム 新しいウィンドウが開きます からお申し込みください。
  • FAXの場合は、03-3324-7111、お電話の場合は03-3322-5161(オイスカ本部の海岸林担当)まで、必要事項(住所・氏名・携帯電話番号)をお知らせください。
【お問い合わせ】
  • 公益財団法人オイスカ 啓発普及部 海岸林再生プロジェクト担当
  • 〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5
  • TEL:03-3322-5161  FAX:03-3324-7111
  • E-mail:kaiganrin@oisca.org

ボランティア実施要項

時間

  • 集合9:00 ~ 終了17:00前後
  • 13:00からの参加もお受けしますが、作業効率をあげるため朝からご参加いただきたいと思います。
    途中参加は合流が難しいため、原則お断りいたします。
  • 基本的に雨天決行です。ただし、荒天が予想される場合は、前日までにホームページで実施の判断をしてご案内します。
    天候が芳しくない際は、希望者のみ室内座学などの判断をすることもあります。

集合場所(朝:9:00、昼:13:00)

  • オイスカ・名取市海岸林再生の会 第一育苗場
  • 名取市下増田字北原東478
  • 女性用更衣室、簡易トイレ、手洗い用水道はあります。昼食、飲み物は集合前に購入してきてください。
  • 送迎等はできませんので、各自ご手配ください。
オイスカ・名取市海岸林再生の会(海岸線から1.4km)地図
PDF 地図はこちら

当日緊急連絡先

  • 070-5550-7394(担当者携帯)
  • すぐに出られない場合もあります。その際はご容赦ください。

参加費・参加資格

  • 無料
  • 当プロジェクトは2033年までの育林費用を含め、10億円を目標に寄付金で運営しております。当日は募金箱をご用意させていただいていますので、ぜひご協力ください。
  • 受付は先着順。
  • 小学生以下の参加の場合は保護者同伴といたします。

作業内容

  • 育苗場、植栽現場での各種作業補助
  • 地温、気温、風、天候などの自然条件や全体作業の工程の都合により、事前に作業予定を告知することは難しく、具体的な内容は当日現場でお伝えすることになります。ご了承ください。
〈参考〉
  • 育苗作業補助:除草、散水
  • 植栽後管理補助:溝切り、施肥、下刈、ニセアカシア除伐、補植、ゴミ拾い
  • モニタリング:各種成長調査
  • ご参加前に、活動レポートやブログなどをご覧いただくと作業内容のご理解に役立ちます。
  • 毎回作業内容は異なります。あくまでも上記は参考です。

服装・持ち物

イラスト

  • 滑り止めつき軍手、汚れてもよい靴(底厚の地下足袋もよし。数日前に雨が降った場合は、長靴をお勧めします)、長袖・長ズボン、雨具、タオル、リュックやウエストバッグなど、着替え(作業後、事務所での着替えは可能ですが、作業前は着替えの必要がないよう、作業できる服装でいらしてください)
  • 夏季でもサンダル類、短パンでの作業は不可。くるぶしが露出する短めのズボンもお勧めできません。
    下刈・除伐などでは 刃物をもつ作業があり、ハチやアブ・蛇などがいないとも限りません。
  • お勤めの方は、企業名がわかる服装・ビブス・帽子などを推奨します。
  • 名札などは当方では用意いたしません。(ガムテープなどで各自服に貼っていただくなどの工夫があると助かります)
  • 帽子(夏季必携。麦わら帽子は特によし。2枚以上のタオルを(1)帽子代わり、(2)首に巻くのもよし)
  • 昼食・飲料
  • 美田園駅前にはファミリーマートあり。駅から徒歩の途中にセブンイレブンあり。現場付近には売店、自販機なし。
  • 海の近くです。春・秋は思いのほか寒く、保温ポットで温かい飲料をお持ちになることをお勧めします。
  • 夏は各自、熱中症対策を十分に。飲料は最低でも2ℓとお考えください。
  • 以下、必携ではありませんがあると便利なものです
  • メガネ・サングラス・防塵メガネなど(いざというとき便利。春・秋は強風で砂が目に入ることも)
  • 保険証、常備薬(絆創膏・傷薬・風邪薬など各自でも持参ください)ウエットティッシュ(案外便利です)
  • 地図(万が一、道に迷った時のために、この PDF 地図を印刷してご持参いただくことをお勧めします)

交通手段

【電車】
JR仙台駅より仙台空港アクセス線で約30分「美田園」駅下車、徒歩20分。
  • アクセス線は30分に1本程度の運行のため、PDF 時刻表を事前にご確認ください。
  • 「美田園」駅からは徒歩を推奨します。(駅にコインロッカーあり)
  • 「美田園」駅からタクシーの場合、1,000円弱。必ず待たされます。仙台駅からでもご予約を!→→仙台タクシー0120-741-616、増田タクシー0120-303-655
  • 万が一遅れた場合はあわてずに。070-5550-7394(当日事務局携帯)まで、ご一報ください。まず、運行本数の多い東北本線で「名取」駅まで前進し、そこからタクシー(2,000円弱)という手段も。
  • タクシーの場合、「成田興業の手前、もしくはオイルプラント名取のあたり。(空港北側・旧宮城農業高校方面)」と運転手さんにお伝えください。
【自家用車】
  • 自家用車の場合は、駐車場が非常に限られており、できるだけ相乗りでお願いします。
  • (育苗場から植栽地までの移動にご協力いただく場合があります)

前泊の場合

  • ルートイン名取、スーパーホテル美田園、バリュー・ザ・ホテルの3ホテルしか市内東部にはありません。あとは仙台市内となります。
  • ルートイン名取は、現場への移動には便利ですが、満室になることも多く、早めの予約を推奨します。
  • バリュー・ザ・ホテルは、予約は取りやすいですが、当方への移動にはアクセスに難ありです。

その他

  • 民間保険会社の「団体総合補償制度費用保険」に当方で加入しています。
    (行事中のけが、熱中症などの特定疾病、天災事故、往復途上の交通事故などに補償)
    *コロナウイルスに関しては当方のボランティア保険では適用されません。
    ご自身で加入されている傷害保険や医療保険で適用されるかご確認の上、ご参加ください。
  • 作業の指示は必ず守ってください。
  • 初めての方でも、説明はしますし、周囲にはリピーターも多く、互いに助け合いますからご安心ください。
  • 植栽現場は、津波が到来した地でもあり、太陽や風をさえぎるものは何もない現場です。熱中症対策、防寒対策は各自十分に行ってください。
  • 睡眠不足は体調悪化の最たる原因。前日は十分睡眠をとって当日ご参加ください。
  • 体調がすぐれない場合は、我慢せず、すぐにお申し出ください。
  • 作業中の写真撮影には、活動に支障がない限り、特段の制限はございません。
  • 初めての方に向けて、海岸林再生の趣旨をお伝えする時間を多く取ることもあります。
  • 作業風景を撮影し、HPなどで掲載することをご了承ください。
  • 皆さまの個人情報は、当プロジェクト等に関するお知らせ・行事案内に使わせていただきます。
【お問い合わせ】
  • 公益財団法人オイスカ 啓発普及部 海岸林再生プロジェクト担当
  • 〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5
  • TEL:03-3322-5161
  • FAX:03-3324-7111
  • E-mail:kaiganrin@oisca.org

ボランティア参加者の感想

一人ひとり小さな事でも、人数が集まれば一つの形になり役に立つ喜びを味わえました。(50代女性)

とてもかわいらしいクロマツを見て、10年後20年後30年後一生海岸林を見届けてあげたいと思いました。(40代女性)

震災から三年経っても未だ続く復興活動、風化してはいけないと改めて感じました。大きな目に見える活動ばかり目立ちますが、このような小さな、目に見えずらい活動の大切さを肌で感じました。(30代男性)

自分で植えるのではなく、植えられたものを保育する作業であったけれども、苗の保育をしているうちに愛着がわいてきました。植栽だけが重要なのではなくて、保育管理もとても重要であることを感じました。(30代女性)

自分も被災者ですが、地元の復興のために何かできないかと思っていました。ボランティアは全国から集まってきて作業をしてくれているのがわかり、参加してみてよかった。今度は家族も同伴で参加したいと思います。(40代女性)

宮城県内に住んでいてもここまで見に来たことがなかった。次は家族と一緒に来たい(30代女性)

何度も参加して腕章をつけたい(5回以上参加してくださっている方にはスタッフの補助をお願いしており、オイスカの腕章を付けてもらっています)(10代女性)

初めての参加でしたが、海岸林がなぜ必要なのかといったことまで丁寧に説明してもらうことができ、勉強になりました。(30代男性)

とにかく現場の皆さんからは真剣に復活させたいという思いが感じられた。また、ただ植樹をすればいいのではなく、計画に基づいた戦略的な活動であることがわかった。(20代女性)

行政、市民、名取市海岸林再生の会、公益財団法人オイスカの四者が進める海岸林再生プロジェクトの取り組みに賛同する市民が活動を続けており、オイスカの担当者の方の「活動する上で市民がやらされているという感覚ではいけない。自分たちでやるんだという意識を持ってもらうことが大切。」という話が心に残った。(20代女性)

海岸林再生のための活動にこうして参加できたこともよかったけど、何より皆さんが声をかけてくださって、いろいろとお話しできたことがよかった(10代女性)

閖上出身の私は、中学生の頃、学校の行事で、松林の清掃活動などに参加していて、海岸にマツがあるのが当たり前だった。
今日はその風景がなくなってしまったことをとても残念に思った半面、その再生のために全国からボランティアの方がこうして宮城まで来てくださっていることを心強く感じたし、心から感謝したい(10代女性)

以前、別の機会で名取市の防風林を見た時は、すべて国で行っているものだと思っていたが、今回の研修で国や県だけでなく公益財団法人がこうした大規模な活動を行っていると知り、またそこで被災した農家の方々の知識を利用した雇用を生み出している所に正直驚いた。現地を訪れてみると、私達が知らない取り組みが今もなお続けられており、未だに復興が課題になっていることを改めて感じることができた。(20代)

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植樹祭参加者の感想

植樹祭参加者が、支援企業代表以外は宮城県民とくに名取市民だったことに、「将来のメンテナンス担当者は地元の人たち」の考えが貫かれていると思いました。

産直の会や農協婦人部の女性のみなさんの参加は将来を考えると心強く思いました。この方々のリードで、海岸林の保育の活動にご主人や子どもさん、お孫さんの参加が得られるのではないかと。

鈴木会長(名取市海岸林再生の会)のお孫さんの参加があり、小さな子でも立派に植えていました。リード次第なのだと思いました。海岸林の保育の将来の担い手を意識した、地元の子ども達の植栽や保育への参加イベントが必要と思いました。そのためには地元の子ども達をリードするボランティアリーダーの育成が求められます。今回参加した大学の学生さん達はその候補生ではないかと思いました。

「もう一回やって!動画撮りたい。」と森林組合の人に思わず声をかけました。木材チップをどけて、唐鍬を一発で首元まで突き立て、柄を前方に押して手前の土を起こし、左手で苗袋から苗をとり、右手で柄を手前にひいて地面に隙間をあけ、苗を挿しこみ、鍬を抜くと同時に両足で土を踏み、木材チップを寄せて植栽完了。1分かかったかどうか。「1日6時間の作業時間で300本植える人がいる。」と聞きましたが、本当なのだと納得した瞬間でした。「この日までの6万本は全て活着。植え直し用の苗が不要。」と聞きました。スピードと確実性、プロのすごさを実感しました。(60代男性)

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