49回目、50回目の写真パネル展&自宅前の「花木苗バザー」
プロジェクト開始当初から6年にわたり継続してご支援くださっている川崎市の井上文雄さんから「花木苗バザー」の報告が届きましたのでご紹介します。
井上さんは、プロジェクトへの支援のための苗木づくり、バザーの開催、広報のためのパネル制作、地域の活動などでのプロジェクトの紹介等々、プロジェクト支援のために多くの時間を費やしてくださっています。
井上さんからのメールが深夜2時ということも1度や2度ではありません。
井上さんの熱意にこちらも元気をもらっています
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植栽地になかなか行けない私の海岸林再生プロジェクト応援は、
①自作の写真パネル展による進捗報告 ②花木苗バザーの売上金の寄付、③寄付金パンフの手渡しです。
写真パネル展は、2011年に里山ボランティアの皆に寄付を訴え、2012年にクロマツの播種の写真で進捗報告をしたことが始まりでした。
そのうち、写真パネルはプロジェクトを初めて知る機会となるので、宣伝に役立つと気付き、私の知りあいが集まるところには積極的に持ち込みを始めました。
寄付を訴えるとヒンシュクを買うと言われる同窓会にも、津波からの復興支援なのだと平気の平左でした。
応援7年目の今年、写真展を数えてみたら5/11~自宅前バザーが49回目、5/21職場同窓会が50回目でした。
職場同窓会での写真のお二人は、「年1回でごめんね。」と15,000円を用意して待ってくれていました。
寄付金パンフ配布は5回目、初回と違い受付で総会資料と一緒に配布してくれ、継続してよかったと思いました。
それもこれも、名取の現場でグランプリに輝く苗をつくり、活着率99%という見事な植栽をし、植栽本数・面積を着々と前進させているから、鮮度よい写真報告ができるし、報告が待たれているのです。
「花木苗のバザー」の苗は、名取のクロマツの苗作りにちなんで、私自信が種を発芽させ2年育てた実生苗です。
2年目から挿し木も始め、3年目からは近所に協力者が現れて、花や挿し木苗そのものが寄付されるようになりました。
今回で6回目の自宅前バザーには、8人以上の方々から苗が届きました。
列記すると、ジャーマンカモミール・マロー・ブラックベリー・苺苗・ミント・紫蘭・ビオラ・クロタネソウ・タツミソウ・山椒・シュンラン・ホタルブクロ・盆栽4点・ペチュニア・ナデシコ・柏葉アジサイ・山アジサイ・キュウリ苗・青ジソ・ミニトマト苗・セロリ苗・ミヤコワスレ・鈴蘭・クリスマスローズ・キンセンカ等々・・・書ききれません。
写真パネルの下に全て陳列したら、私の作った挿し木苗はスペースがなく後回しになりました。
バザーの基本は無人販売・置きパンフですが、在宅できる日は寄付金パンフの手渡しをします。トロ箱で育った苗を小さなポット(これも全部寄付)に移植する作業をしながら、ばら苑鑑賞の方々が通るのを待ち、「バザーをご覧下さい。この目的でやっています。」と写真パネルを指差ししながら寄付金パンフを手渡します。
反応のあったキーワードは、
「7年前の巨大津波」
「26万本50ヘクタール、半分まで来た。」
「寄付実績5億2千万円」
「苗は宮城県でグランプリ」
「第1回インフラメンテナンス大賞農林水産大臣賞受賞」などです。
「すごいなあ」と言葉が返ります。
「私が種や挿し木で育てたので原価はゼロ、代金の10円や20円がすべて寄付になります。」この声かけには「ヘーっ」「安すぎない?」と笑顔が返ります。
興味を示された方には写真パネルの内容を説明します。
仙台に住んでいた人や、閖上で友人を亡くしたという方もいらっしゃって、逆にお礼を言われました。
また2人で4万円郵便払込してくださった方が通信欄にこのバザーと私の説明のことを書いてくださったとオイスカから教えていただきました。
私からもらったパンフを職場に提起して10万円を寄付をしてくださった会社が昨年あったと聞きました。うれしく、やりがいを感じます。
今回の手渡し部数は1,200部。18日間毎日バザーに立ち会うことができれば、もっと渡せたと思うけれど、これが精一杯。売れたのは約350ポット、オイスカ送金は36,670円 金額は決して多くないですが、名取のことを思う協力者はじんわり多くなっています。
「どこでやっているんですか?」この質問はまだまだあります。
ということは、まだまだお知らせが足りないということ。私の写真パネル展と花木苗バザーは続きます。