清藤(緑化技術担当参事)です。
先日担当の吉田より、苗が黄色くなっているのはなぜですかとの質問に、窒素不足でしょうと答えました。
そのことがブログにも書かれていましたが、今回現地でその原因を追及してみました。
写真をごらんください。
手前が正常の緑色をした植栽苗、後ろが黄緑に変色した苗が見受けられます。
また枯死した苗もみられました。
微地形を見ますと正常な植栽木のところは土地が上がっており、
黄色く変色している植栽木の微地形は平らというより凹地形を示していました。
そこで土を掘ってみましたら、昨日の雨が湧き出てくるのです。
そうなるとどうも植栽地の滞水が根の発達を妨げ、根腐れ状態を引き起こしているのではないか、
それが原因で栄養がいきわたらず窒素飢餓をおこし黄色く変色してきたとみるのが正解かと思われました。
今年植栽した15haを見て回りましたら、ずいぶん黄緑に変色した植栽木も目立ちます。
調査した場所と同じような状況下にあるのか、
今回調べる余裕はありませんでしたので、その辺を次回には確かめたいと思っています。