通称:「静砂垣(せいさがき)」 = 工事名称:「防風柵工」
この構造物が、国の発注で名取の植栽現場にも建設中です。
漢字が示す「砂を静める」目的の、海岸林になくてはならない構造物です。
請け負った会社の従業員の方にとって、並々ならぬ厳しい重労働と推察します。
昔から、全国どこの海岸林でも行ってきたことです。
人力で延々杭を打つ音が、名取の海でも響きます。
これまで当ブログでも、名取の現場でも見ていただいた「△」のものは、ハードルフェンス = 工事名称:「防風垣工」です。
防風柵・防風垣の原理はこちら。
(提供:北海道森林管理局)
襟裳岬では、「ハードルフェンスとハードルフェンスの間に、静砂垣を組み合わせる」、まさに今名取で工事をしている方式と同じものでした。
これまで当ブログでも各地のモノを紹介してきました。
*当ブログ右欄、カテゴリー「海岸林あれこれ」より。
●静砂垣(防風柵)
千葉県館山市・平砂浦*竹製
秋田県由利本荘市・岩城海岸*杉製
北海道・襟裳岬海岸林*カラマツ製