記憶をよみがえらせる写真の力

2016年4月17日( カテゴリー: 名取市海岸林の歴史 )

広報室の林です。
今年も「ボランティアの日」の活動がスタートしました。
毎月現場に通うことになります。
今回は16日のボランティアの日の前日、東北学院大学の菊池先生による
海岸林の歴史に関する聞き取り調査に同席させていただくことができました。
DSC_0004今回は第二育苗場の皆さんに集まっていただき、吉田が以前報告していた国土地理院のHPで見られる古い航空写真を見ながら先生が地図から読み取れることを説明したり、推測できることが皆さんの記憶に残っているかを確認したりというものでした。
皆さんが生まれ育った北釜上空を米軍が昭和20~30年代に撮影した写真などを見ていると
「この道通って小学校通ってたんだ」
「こいつぁ、●●さんの家だぁ」
などなど具体的な話がたくさん飛び出してきました。
一番面白かったのは先生が堆砂垣の話をしたときのこと。
上空から海岸に白い筋状のものが確認でき、堆砂垣を作っていたのではないかと。
(堆砂垣についてはこちらで説明しています)
すると
「うちのばあちゃんが夜なべして編んでた」と水辺に生い茂っていた葦などを
刈ってきて、それを堆砂垣に使うヨシズを編むために各家庭で内職のような
形で毎晩作業をしていたのだとの証言が飛び出したのです。
女性からも「嫁いで来た時ずいぶんさせられた」と。
今までそんな話、聞いたこともなかったのに・・・・・・。
写真の力ってすごい!
翌日の準備のため途中で退席。ずっと聞いていたかったなぁ~残念!!

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