吉田です。一人でも多く手が欲しい7月、もっとも草にダメージを与えやすい7月に、新手の皆さま約40人が体験に来てくださりました。

 今年度は本格的に全国からのボランティアが集まるようになりました。ですが、宮城県民・名取市民は「全体の40%」。以前として①地元が少ない、②20歳前後の若い世代が少ないという課題がより鮮明になったと感じます。この課題は当初から変わりません。これまでオイスカの仕事を長くしてきましたが、私が手掛けてきた仕事では初めての課題です。原因はわかっていますが、改善には時間がかかるでしょう。オイスカだけで解決するのは到底不可能です。

 ともあれ、今日の皆さんは全員初めての方たちばかり。課題①の角度で考えると、とても重要な存在です。ただ、作業時間が短いので、普段するような海岸林全体の見学や説明はほぼ省略し、即作業。7月上旬の京セラ労組、UAゼンセン、公募ボランティアが先に松の枝を伐開し、リピーターの方たちが一部の防風柵を解体していたため、この皆さんたちは作業の「本丸」に即辿り着くことができました。ちなみに、7月上旬の葛刈り作業の出来は驚くほど良く、残党刈りはほんのごく僅かでした。マツのてっぺんまで登っていた葛は、きれいに枯れ落ちて、何事もなかったかのようです。やっぱり草刈りには適期がありますね。

 はじめての皆さんたちでしたが、「作業は四つん這いが基本姿勢」という説明ワードを使ったところ、かなり徹底して下さりました。這っている根を徹底的に切ってくれました。ありがとうございました。ずっと寄付を続けてくださっている「名取ロータリークラブ」の方も参加されていたことも嬉しかったです。

 終了後、どうも少し時間があるように見えたので、名取市サイクルスポーツセンターの屋上にご案内して、いつもの見学の代わりにしました。「来年は終日で!」という意味を伝えたかったし。あらためて屋上から見ると、葛の繁茂がよく抑えられていることがわかりました。きっと他とは大違いでしょう。

 終わった後、閖上のメープル館の日陰のテーブルで昼食にしました。わたしは「浜や」さんの(メロン付き)鰯・しらす丼を。あの涼しさ、たまりませんでした。

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