5月中旬、植樹祭の前は、ヒバリ、コチドリ、キジ、カルカモなどが、
海岸林植栽現場で産卵活動を数多くしていました。
ヒバリは上空でさかんに鳴き、頻繁に巣から少し離れた地上に戻ります。
夫婦のコチドリは、砂利道で車がギリギリまで迫っても逃げようとしません。
車と一緒に動くような動きすらする。好奇心か?敵への監視か?
コチドリは気が強いのでしょう。光り輝くように見えるほど羽を複雑に動かしながら、
トビをあらゆる角度から夫婦で攻撃し、10分でも20分でも追いかける姿も見ました。
地上には飛べないこっこがいますから。
私も一回だけ捕まえてみました。攻撃してくるかどうか試そうと。ごめんなさいね。
スズメの家族も去年より増えました。いまはまだ、安全な防風垣の中と近所をチョロチョロ。
海岸林残存クロマツの上のトビの巣には、夫婦以外にもう一匹、でっかいのが。
巣の下や、近くの防風垣にはいつも何か食べかすがあります。巣立ちの季節でもあります。
それにしても、産卵はあの頃がピークだったのだろうか・・・??
6月に入ったら、その動きをしている数、卵を見る回数が少ないような。
いつもなら、6月中旬のボランティアの日あたりに巣と卵をよく発見する気がする。
「経年変化も、年々の違いもおもしろい」とリピーターの方たちは口々に言います。
化学総連・全積水化学労組の100名は、運よくヒバリの「こっこ」を見られました。
宮城ではヒヨコのことを「こっこ」と言います。巣の中のこっこは私も初めて。
卵でも、こっこでも見つけた人はアッパレです。
我々にとって、現場の楽しみの一つはやっぱり自然。
6月12日、夕暮れ時一人で進捗確認をしているとキツネと出くわしました。
おなじく、6年来初めて、すごく大きなスズメバチも見ました。この時期見るのは女王バチ。
よし、今度の土曜日、ボランティアの日、「蜂誘引捕殺器」をつくって設置しよう。
2リットルのペットボトル、日本酒(料理酒も可)、酢、砂糖を用意しよう。
夏に作って兵隊バチを落としても意味がない。巣が現場付近につくられないようにするなら、
いま、この時期!!
現場百遍。歩けば歩くほど気付きがあります