ネズミの食害??

2016年6月26日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

6月17日、仙台空港誘導灯の北側、最も海寄りの場所で、
枯れたばかりの濃い茶色のマツを10本ほど集中的に見つけました。
5月22日に全域実踏した際も、それ以降も枯れてはいなかったのに。
なぜだ?
よく見ると、地上部から10cm弱の幹に傷がある。
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ネズミの食害第1号と考えました。
クロマツに立って抱きつくようにして食べたのだと。
ウサギならもっと食痕が鋭いはず。
クロマツは全滅はしていない。枯れたのは何本かだけ。
「ちょっと何本か食べてみて、マズイ……と思たんでしょうね」とは森林組合の若い衆。
傷は新しくない。
冬の間にかじって、生長期に入った今、耐えきれずに枯れたのか。
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ネズミらしき穴はたくさんあるが、植栽地で生きた実物は見たことがない。
トビ、ノスリ、ミサゴ、ハヤブサなどの猛禽類はここには多数。
キジも農地から進入してきました。
タヌキやイタチなどの足跡も多数。丸々太ったキツネを昼間でも見ます。
タヌキの「溜め糞」もちょいちょい目にします。
ネズミの巣穴の前の雑草には、なにかの動物が這いつくばった跡もあります。
じっとそこで待っていたかのように。
ネズミや野ウサギは林業にとって要注意の動物。
やっぱり巡視は欠かせません。

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