「草刈り37ha、ボランティアでやり切るんじゃないか?」と佐々木統括。
もちろん、プロとの併用で使い分けますが、少しづつ力量を上げ、質実ともに戦力として
認められ、期待されている昨今です。今年の草も相当のボリュームです。
先日視察いただいた村井嘉浩宮城県知事も、「これだけボランティアが集まることは
すごいこと。人海戦術はすごいですね」と私に話してくださいました。
6月9・10日、タイのマングローブ植林や、「子供の森」計画を支援いただいている
住友化学㈱と住友化学労組が今年も労使合同で22名、現場に来て下さいました。
社員さんがブログを書いてくれるので、詳細はまた後日。
募金いただいた14,640円は、大阪マラソンの吉田のチャレンジに入金いたしました。
このチームの特徴は、抜群と言ってもよい意識の高さ。
お互いに初めて顔を合わせる現場での最初のミーティングで、
「今回の経験を同僚や周囲に伝えたい」と口にする人が3人も。
選考に漏れた人がいる中での責任感、自分自身が同僚から紹介されたこと
などが、その言葉になるのだと思いました。最初からスゴイ!
話していても明らかに予習している人が多い。
今年から内陸防風林の草刈りにも、ボランティアを入れています。
草がスゴイんです。今、刈らねばマツを被圧し、枯死する可能性があります。
そういう人たちですから、化学総連の皆さんと同様、一番ひどい場所に
いきなり突入していただきました。
今日(18日)の120名にも、午前中から行ってもらう予定です。
草刈りの方法は、全面刈りではなく、「つぼ刈り」です。
マツの周囲を鎌1本分だけ。1本あたり30秒。探す時間を入れても1分で終わります。
養分を奪われるというよりも、陽樹の中の陽樹のマツに十分な日光を当てることが目的です。
ボランティアのつぼ刈りによって、プロの誤伐予防と省力化にも大きく寄与します。
造園と造林は違います。美しさを追求するのではありません。潔癖造林もしません。
雑草も使い道があります。ですから必要な部分だけ刈る「つぼ刈り」です。

海岸林でもアカツメグサなどをかき分けながら「つぼ刈り」。今年はまだつる草は出ていません。

海岸林でもアカツメグサなどをかき分けながら「つぼ刈り」。
今年はまだつる草は出ていません


幅8mの内陸防風林にマツは1.3m間隔に植わっているのを探しながら「つぼ刈り」

幅8mの内陸防風林にマツは1.3m間隔に植わっているのを探しながら「つぼ刈り」


住友化学の皆さんからは、有機化成肥料を寄附いただきました。
せっかくですので、自社製品で広葉樹への施肥を。
これも後日報告します。
海岸林ではアカツメグサ(ピンクの大きなクローバー)が高さ60cm余りになっています。
クロマツが見えないぐらいの場所も。
情報です。
残存木の上で、トビ?が子育てしています!!
フラッシュ使用の写真撮影は禁止です。知人が攻撃され、名取事務所で薬を塗りました。
巣の下で働く農家の方は「攻撃されたことなどない」そうです。
そもそもカメラは使いませんから。
海岸林のクロマツの脇で住化の社員さんがヒバリの巣を見つけました。
草刈りしながらハマチドリ?の巣も見られるシーズンです。
これは草刈りに来た人だけへの自然からのプレゼントですね。

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