間隔は感覚ではイケナイのです
2016年4月19日( カテゴリー: 現場レポート )
またブログに寄稿しちゃってゴメンナサイ。海岸林の現場で研修中のTです。
みなさん陰気に…、いやいや元気にされていますか?
今回もまた植栽のこと書いちゃうんですけどね
(それ以外のことが書けるわけないのに)
苗木を植える「間隔」って気にしたことがありますか?
またまたタイ・ラノーンのマングローブ植林との
比較になっちゃうんですけど、当時はオオバヒルギならタテ・ヨコともに70cm間隔で植えていたんですね。
粗っぽい言い方をすれば、これはマングローブならではの間隔といいましょうか、なかなか密度の高い数字だと思います(たぶん)。
今回の植栽は140cm間隔ということで、作業員の方々はバカ棒(バカでも間隔が分かるという意味だそうです。じゃあ、関西ではアホ棒、名古屋ではタワケ棒になるというのが私の確固たる持論です)を使ってこの間隔を保ちながら作業するわけです。
ちなみにラノーンでは最初の列だけロープを使って、あとは職人技で目印となる竹を刺していくだけ。
これが簡単なようですっごく難しい。
午前中は、その間隔のことで何度か作業が一時中断することがありました。
なぜかバカ棒を使っていても、不思議なことに微妙にずれてくるんですね。
4~5本植えてあと、ふと視線を上げると、間隔が広すぎたり狭すぎたり、
正面から見ると「く」の字になっていたり(泣)。
「ちょっとくらいなら、いいんじゃね?」と思っている方、反省してください!
仮に10cm狭い間隔で植えてしまったとしましょう。
植林地の区画が200mだとすると、1列につき140本を植えられることになります。
これがたった10cm狭くなるだけで、えーと、まあ…、とにかく予定より多い本数を植えてしまうことになるんですよ、たぶんっ!
せっかく頑張って植えたのに、苗木が足りなくなったら悲しいではないですかっ!
足りないからと言って、「自腹で買ってこよ」という心意気を見せられますかっ!
って、何に興奮してるのかよく分からなくなってきましたが、とにかく間隔は大切なんです。
ちなみに植樹祭の時は、赤い割りばしで「ココニウエヨ」との目印があるので、初心者でも安心ですよ。