「私たちは企画力と実践力には多少自信がありますが、
あきらかに弱いのは広報力と資金力」いつも支援者の方に申しあげてきました。
また、「なぜ震災復興で海岸林なのか」「海岸林って何か」「なぜクロマツなのか」
まず企業であればご担当自身がよく理解し、できれば
「その企業らしい方法で、広報啓発に協力してほしい」
「隠匿の美学ではなく、会社の姿勢を、社会や顧客、従業員に示してほしい」
「本業を活かしてほしい。顧客はもちろん、最も大事な従業員への浸透度が高くなる」
そう一貫して申し上げてきました。
「何が何でも10億円集めなければならない。ボランティアも年間1,500人来てほしい。
ですが、よく意味を説明せずお金集めに走りたくない。ほとんど意味をわかっていない
ボランティアにも来てほしくない。仕事の質が落ちるから。
だから広報啓発、情報公開、説明責任の遂行を極めたい。
多くの人から少しづつ。どれだけ多くの方から寄附や支持を得たかが最上位成果指標の一つ」
「企業団体のご担当次第で、各組織の取り組みや社員ボランティアの良し悪しが決まる」
などとも延々申し上げました。
おかげさまで、巨大なチーム海岸林を築くことができたと感じます。
属する各支援組織・企業の取り組みは、熱意は申し分なく、内容も実にユニーク。
皆さんそれぞれ、「わが社らしさ」を存分に発揮して、常にSomething Newが出てきます。
各組織の横のつながりの形成にも力を入れてきました。
そこで前田建設工業㈱。IMG_20150326_144233
オイスカは創立54年。
工事現場の仮囲いを使って広報していただいたのはおそらく初めて。それができるのは建設会社だけ。いつもボランティアに来てくださる東北支店の皆さんの発案だったようです。設置第1号は、仙台駅東口のヨドバシカメラ南側のホテル建設現場。
「あまりに当たり前すぎて、そんなにお礼を言われると…」とご担当の方。よほど気に掛けてくだっているから、その当たり前のことを当たり前に発案できるのだと思うんです。
いや~こういうの嬉しいんです。発案から数日で全てが整ったと思います。IMG_20150326_144445
この4年で7つのシステムを構築したと自己評価していますが、その一つが広報戦略です。「囲い込み戦略」と自分では言っています。
法人・個人問わず、心からの熱意なしには、効果を発揮するには至りません。

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