これまで3年半で、54ヵ国、168人の外国人視察・ボランティア受け入れを行いました。
報道(33ヵ国)の他、オイスカ海外農業研修生、在京大使館、国連職員など。
今週末は、昨年フィリピン台風被害を受けた千haのオイスカ水源涵養林植林プロジェクトから
3名が視察・作業体験を行います。
2015年3月14日から仙台で、5年に1回の国連防災会議が開催されます。
これまで2回の会議は横浜・兵庫。すべて日本での開催です。世界から数万人が来訪しますので、この時期はホテル予約は既に厳しい状況です。
2012年10月、東京でIMF・世界銀行の年次総会があり、当プロジェクトも会議出席者に対し、活動を報告しましたが、その際、防災会議日本開催の情報が入りました。
年次総会では、「世界銀行など国際援助機関は、起きてしまった災害への対応偏重から、減災・災害予防への対応を重視する」という方針が決まりました。
なるほど~と、賛成の気持ちでした。
私どもは仙台の国際会議場から1時間以内に大きな現場を持っています。
3月のこの会議に関連し、現場視察対応を重視したいと考えています。
「資金獲得」などに直接的メリットがあるとは全く思いませんが、オイスカは元来「国際協力NGO」ですから、「できることはやらねばならない」。
理屈や損得ではなく、海外からの東北への支援への中間報告としても。
この時期は来る日も来る日も、大量のコンテナへの「土詰め」を行う時期です。
植栽開始も間近。現場は目の色が変わり、ピリピリした雰囲気になります。
しかしそれでも、NGOが主役ではなく、行政だけでやっているのでなく、地元有志だけでなく、やはり地域住民がカギであること、何より復興を期して大きな協働の輪で決死の思いで取り組んでいることを必ず伝えようと決めました。
具体的には、海岸林バスツアーを、仙台市内発で外国人、名取市役所発で市民をはじめ日本人。
植栽現場付近で合流し、どうにかこうにか、四苦八苦のコミュニケーションをしてもらいながら
一緒に見ていただき、日本人参加者みんなに説明役をお願いしようと思います。(笑)
公開シンポジウムの発表依頼もいただいていますし、独自で主催開催せず、
あくまでも現場主義を貫こうと思います。