日露首脳会談がありましたが、当プロジェクトにも初めてロシアの方が。
オイスカは国連・経済社会理事会の最高諮問資格をもっており、
その関連で同理事会のNGO課長、アブラモフさん(ロシア人)が
オイスカ中部日本研修センター(愛知県豊田市)を経て、
4月18日に名取入りしました。
アブラモフ課長は国連勤務38年で、初めての来日。
勤務地のニューヨークでは東日本大震災といっても
すでに風化していることでしょう。
現場は移植作業の佳境、真っただ中。現場を止める訳にはいかないので、
少し緊張感がある朝の打ち合わせをオブザーブし、続く作業にそのまま
加わっていただきました。寒さを気にする素振りナシ。

地元の方は、取材と外国人が来ると、マスクを着け始めるはずが。だんだん慣れてきたのかな。

地元の方は、取材と外国人が来ると、マスクを着け始めるはずが。だんだん慣れてきたのかな


「ロシアにもクロマツはある」などと、笑顔で作業に参加。作業後は被災した住居見学を経て、市長を表敬。市長から「家一軒の瓦礫は5tと考えてください」などとじっくり説明を受け、 そのまま、市役所横の我々がよく行くラーメン屋で昼食。
その後は、ガレキ処理場を隅から隅まで視察する機会を得て、夕刻、市役所の皆さんとともに、もう一度育苗場に。
やっぱり一緒にやりたかったのでしょうね。

やっぱり一緒にやりたかったのでしょうね


 
 
 
国連の中枢の方に、復興への奮闘の模様を体で感じていただきました。
公共工事だけで進めれば良いかもしれない海岸林の再造林に、 なぜ住民やNGOが参加するのか?これが課長の質問の核心部分なのは当然。
これはじっくり説明することができました。「日本は偉大。新しい教訓を得るに違いない」というコメントもありましたし、別れ際に握手した時、「勇気づけられた」と言ってくださいました。
翌朝はニューヨークへ。遠路、ありがとうございました。
一緒に仕事できたのはわずかな時間でしたが。

一緒に仕事できたのはわずかな時間でしたが


 
 

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