今年目指すこと③ ~より大勢の方にご理解いただくために~
オイスカは国内外のどのプロジェクトでも、
「主役は地元」と考えて50年間活動を行ってまいりました。
海岸林再生プロジェクトでも、成林するまでに、相応の努力と
数十年単位の年月が必要と考えており、早い段階から
若い世代を含めた地元の参画を得たいと思います。
オイスカを中心とする支援者で、主役となる地元を後押ししたいと考えております。
また、「なぜ海岸林の再生が必要なのか」という、そもそも論を
よくご理解いただいている支援者の集団を目指したいと思います。
それが地元にも少なからず影響を与え、長い年月に耐える
森づくりの成否にも関わることを、数々のプロジェクトで経験してまいりました。
すでに、海岸林の必要性を知っていただく活動については、
多くの支援者の手によって自主的に実施して頂いております。
特に企業団体は、業種業態が様々で、それぞれに強みがあり、
本業を行う中でできる広報啓発活動を行っていただいていており、
その輪をさらに広げてゆくことに力を注ぎたいと思います。
今年も、名取市内、宮城県内はもとより、全国各地支援者からの
活動報告会などの要請、各種視察団・報道取材受け入れなどは
社会全般への報告義務遂行の意味を込めて、引き続き積極的に対応いたします。
今年3月までに、既に全国10ヵ所の活動報告会、3か所の写真展、
4つの視察団受け入れを計画しております。
6月には「発芽視察会」として、できるだけ多くの方に
発芽した「めんこい」苗と、移植された1年生苗で全面が緑で埋まった
育苗場を視察頂きたいと思います。
平成26年度の大規模作業に向けて、今年もたくさんの成すべきこと
がありますが、「協働」というキーワードを念頭に、
皆さまとともに着実に進めてゆきたいと思います。