福岡県にあるオイスカ西日本研修センターで
約1年間の研修を受けた海外からの青年たちが
3月4・5日に現場に来てくれました。
プロジェクトの視察よりもまず先に「被災地」の状況に驚きを隠せませんでした。
ここは、もともと集落だったところですが、今は「名取市海岸林再生の会」の鈴木英二さんの自宅だけがポツンと残っています。
どのように水が押し寄せてきたのか、どのくらいの高さまで津波が来たのかはこの家が無言で語りかけてくれていました。
私たちスタッフは、震災のすぐ後から何度も現場に足を運び、行くたびに道路脇や田んぼに散乱していた漂着物が撤去され、きれいになっていくのを感じました。
今回初めて現場に来た彼らは、未だ残されているガレキにカメラを向けていましたが、震災直後はこの何万倍ものガレキがこの地にあったことは想像できないかもしれません。
今週末、彼らはそれぞれの母国に帰ります。
震災後、日本に多くの国が支援をしてくれました。
彼らが少しでも日本の被災地の様子をお礼と共にお国の皆さんに報告してくれるといいなぁと思います。