こんにちは!
ボランティアの和泉です。
今回が初のブログ執筆ということで、まずは簡単な自己紹介から。
現在は宮城大学の3年生で、海岸林ボランティア歴は今月でちょうど1年になります。
いつもご一緒して頂いている常連の方々にとっては、
「いつも大きなバッグを背負って自転車で来てる人」
と言った方が分かりやすいかもしれません。
初めてのボランティア、慣れない他世代との交流、初代海岸林リーダーとしての活動……。
振り返ると非常に濃い1年間でした。そして、これまでの経験を基盤に、今年はさらに活動の幅を広げていきたいと思います!


震災から12年目の節目を迎えた2023年3月11日。
名取北高校野球部の部員12名と共に閖上地区の溝切り作業に参加してきました。
現場入り後、まずは吉田さんの海岸林講習を実施。吉田さんが海岸林の役割について質問した際、とある部員から「塩が飛ぶのを防ぐため」という答えが出たことには驚きました。
事前に勉強していないと、この答えはパッと出てこないと思います。地元の高校生が海岸林に対して関心を持っていることは、同世代の若者である私にとっても励みになります。

一通り座学を終えたら、いざ溝切り作業へ!
今回もボランティアとして参加して頂いた大槻さんをはじめとするベテランの方々の動きを観察しながら、慣れないスコップやクワの扱い方を学んでいきます。
しかしそこは野球部。教わった技術をすぐに吸収する能力に長けている気がします。
作業から数十分も経たないうちに腰が入った見事な溝切りを見せてくれました。

そして技術面以上に、随所に見られるチームワークも素晴らしいと感じました。
2人で手分けしてちゃんと水が流れるかどうか、勾配をチェックしながら作業を進めたり、人手が必要な場所に大声で応援を呼びかけたりするなど、初心者とは思えないほどの巧みな連携プレーでスムーズに作業が進みました。流石野球部の皆さんです。

休憩中、顧問の先生の方にもお話を伺いました。
もともと名取北高校野球部はボランティアへの意識が高い部活らしく、この海岸林再生プロジェクトも「地域貢献の場」として大きな意義を感じているようでした。
先生曰く、「ぜひ来年も参加したい」とのことなので、来年はちゃんと溝切りの指導ができるよう腕を磨いておきます…!

今回のボランティアを通して、海岸林再生プロジェクトにおける若い力の存在感やパワーの大きさを改めて実感しました。
若い力は作業を前線で推し進める戦力としても重要ですし、ボランティア全体に活気を与え、新しい風を吹かせる立役者にもなります。
しばしば「若い力が必要だ」と口にする吉田さんも、野球部の皆さんや海岸林リーダーに対して、こういった”若者だからできること”を発揮することを期待されているのだと感じました。
私もその期待に応えられるよう、身を引き締めて活動に取り組んでいきたいです!

また、本記事とは別に、当日の様子について3月12日に吉田さんがブログで投稿しています。
よろしければ<こちら>もご覧ください。 

再び野球部の皆さんとお会いできることを楽しみにしています!

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