4月16日、他団体の現場を見て驚きました。
3月まで枯れていなかった3年目のクロマツが枯れている…
1年、2年目ではなく3年目なのに一気に枯れた。
場所によっては、補植されたものが半年もたたないうちに。
補植苗の大きさの選択も誤ったものが多かった。
原因はやはり、三寒四温というように難しい時期。
名取の現場では、乾燥と多湿の両極端の繰り返し。
私は根腐れを最大要因と考えました。
オイスカの現場なので抜くわけにいかないので、想像でしかありませんが、
定点観測地として何度も見ている場所なのでよくわかる。
乱暴な言い方で、オイスカボランティアの努力に贔屓目かもしれませんが、
溝切りをした場所と、していない場所の生育率の差は40倍から50倍。
与えられた条件は同じでも、100本に1本枯れたか、100本に40本枯れたか。
単純なコスト差は、1.4倍。
クロマツは多湿を嫌うことが、あらためてよくわかりました。
気は抜けない。我々の現場も手を抜けば、来年枯れる可能性もあるのだから。
山形県庁の新規採用職員の皆さんには、厚敷き過ぎるチップの除去を予定しています。
昨年は溝切りでした。目的は本質的にだいたい同じ。
理解してもらえるように、上手に説明しなければ。