ボランティア受け入れ反省会 ~今年最後のボランティアの日にて~

2015年11月23日( カテゴリー: 現場レポート )

11月21日(土)指導者含め総勢 56人が集まった今年最終のボランティアの日。
ニコングループからいつものように多数の個人申込の方、
毎月参加の仙台トヨペット、今年3回目と言う人もいる埼玉県草加市の
社会福祉協議会災害ボランティア登録者「チーム草加」、そして個人申込の方々。
仕事内容は
①モニタリング調査とPC入力
②今後のモニタリング調査のための環境整備
③広葉樹植栽木への支柱整備
④育苗場の最後の除草
⑤倉庫大清掃、道具点検・本数管理
⑥寄付金募集のチラシ準備
⑦来年の植樹祭の備品準備
その報告は次のブログに任せます。
市民ボランティアを本格的に受け入れて2年。
年間1,700人。これ以上大事な仕事はないので、私たちも毎回楽しみです。
今年は「指導者を増強する」と言う点で改善しました。
初心者の域を超えるミッションをボランティアにも求めています。
「葛って分かります?」と聞いて、大半が知らない。
(HPへの我々の誘導が弱いということが毎回わかる。その情報にも辿り着いて頂きにくい)
しかし、多数の不慣れな一人一人に、丁寧に説明しなくてはいけない。それが私たちの「一期一会」。
作業の意味を分からず作業してほしくない。一日かけてわかってもらいます。
それでも、少数のプロに匹敵する戦力といえる作業ボリュームを求めねばならない。
「ちょいボラ」は僕らの現場には不釣り合い。
だから、僕たちは相反する二つの目標を追求している感じです。
震災から5年。
甚大な被害、広大な面積。
宮城県の震災復興テーマは「創造的復興」。
すなわち、創意工夫を繰り返し、いい意味で常識を越えなければ、
このボリュームの復旧は成し得ない。
私達のこの時期は、事業計画・予算の時期。
したがって、何から何まで反省、棚卸し。
作業が終わってから、ボランティア・リピーターに残ってもらい、
改善点を聞きました。

リピーターの反省会のご意見は、しっかり活かします

リピーターの反省会のご意見は、しっかり活かします


・地元市民・県民に向けてもっとアピールしてほしい。
市の秋祭り出展、地元FMへの出演、子供向け企画を教育委員会に働きかけを。
地元の私も手伝います。
・地元はまだ、汗をかく段階ではないのかもしれない。
「とにかく見に来てください」という状況なのかも。
・初めて来た人へのリピーター化への工夫はさらに必要。
・今日来ている人がどんな人なのかもっと知りたい。
・来る人が予備知識を知らなすぎる。受け入れ側もさらに工夫が可能。
・今日は6班に完全に分かれたが、作業内容を熟知している班長毎での作業は良い。
・リピーターと、初心者をさらに分業化。
・指導側は、工事で言えば「現場監督」。正しい仕事が出来ていない人が多いが、
確認が間に合わない。
・終日、目一杯やるだけでなく、少しでも早上がりするような気持ちのゆとりが
指導者側にあってもいいのかもしれない。
遠くから来てくださる皆さんに「無駄なことをさせてしまったなあ」
「無駄な時間だったなあ」と反省することはたくさんあります。
Something New。今年と来年の私達は違う。
一歩でも良くなるように改善します。
作業の終わりの皆さんのコメント、いつも本当に楽しみにしています

作業の終わりの皆さんのコメント、いつも本当に楽しみにしています


 

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