四国支部の事務局、池田さんよりブログ原稿を書いていただいていたのですが
ご紹介するのがすっかり遅くなってしまいました。(池田さん、ごめんなさい!)
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5月13日のブログで案内されていたように、14日(木)四国支部の石井会長はじめ役員、会員及び支援者25名が現地を視察されました。☞ http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/?paged=2
この視察団受け入れ対応を現地で手伝うためと、続く15日と16日のボランティア受け入れのノウハウを体験するため、約一年ぶりにプロジェクト地を訪問しました。
14日は前日に通過した台風6号の影響で気温が30度近くまで上がり、季節外れの天気でしたが、早朝、高松空港から羽田空港へ飛び、陸路バスで名取市に来られた一行は、移動の疲れも見せず、「名取市海岸林再生の会」鈴木会長によるご自宅前での津波襲来時のお話しやプロジェクト担当の吉田副部長による植栽地と育苗場での説明など、熱心にメモを取ったり聴き入ったりしていました。
とりわけ驚き感心されていたのが、海岸沿いの植栽現場。長さ5㎞幅200m約100haという規模の大きさに加えて、活着率90%以上というパフォーマンスの高さです。プロジェクト開始以来、寄附金を中心に活動していることはご存知でしたが、貴重な浄財を無駄にすることなく、「再生の会」メンバーや全国からのボランティア等により、徹底して大切に管理されていることを目の当たりにして、担当者や関係者の並々ならぬ想いや取り組みに、心を打たれたようでした。
また、先月末から雨が無く活着への影響が非常に心配されていたことから、現場では「雨乞い」の言葉が囁かれていたのですが、今回の参加者は香川県から・・・。そうです!香川県といえば、全国でも有数の雨が少ない地域。(関連ブログはコチラ☞ http://www.oisca.org/blog/?p=9374)
「雨乞い」に関する行事が多いことから(⁉)、植栽地や育苗場で、雨が降るよう祈っていただいたところ、
何とっ!翌日見事に雨が降ってきました!!
降雨の中、活動されたボランティアの方は大変だったかもしれませんが、クロマツにとって、また関係者にとっては、正に天の恵み!
奇遇な事ですが、今年は播種することになった「香川県産クロマツ」も、お陰様で発芽しました!!
滞在時間は短かったものの、視察団の皆様にとっては正に「百聞は一見に如かず」。
他の被災地も視察され、現状を見聞したり体験したりすることにより、これまでの支援の成果を確認し、今から出来る取り組みについて考える、非常に有意義な機会となったようです。
また、私自身にとっても、15日と16日にボランティア活動へ参加された方から様々な話しを伺い、個人個人が「公」について考え行動する切っ掛けに、このプロジェクトがなっていることを知り、想いを新たにした三日間でした。
香川県産クロマツが播種されたことも何か不思議な御縁と思い、これからも四国の地でオイスカ活動に取り組みながら、機会あれば何度もプロジェクト地へ足を運びたいと思っています。
まだまだ道半ばですが、真摯に活動へ取り組む「再生の会」メンバーや植栽作業に従事している森林組合スタッフの皆様に心からの敬意を表します。
ふるさと再生に向けて、前へ前へ・・・。