第2回目 実生苗バザー
2015年6月10日( カテゴリー: お助け隊員の声 )
「海岸林再生プロジェクト」は本当に多くの方々が、「自分にできること」で活動を支援してくださっています。
本日は、昨年の10月に引き続き、川崎市で実生苗のバザーによる収益で
プロジェクトの支援を続けてくださっている 井上 文雄 様より
5月に開催した成果報告が届きましたのでご紹介させていただきます。
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44,480円。 無人の代金箱に入っていた金額です。
自宅前で開いた2回目の実生苗バザー。昨年10月(初回)の4倍以上の額でした!
代金箱にズシっとくる重さを感じてはいましたが、数えてみて、正直驚きました。
6月1日オイスカに全額送金しました。
川崎市のバラ苑が春と秋に開園すると、私の家の前を大勢さんが行き来します。
昨年10月、里山お彼岸バザーで大量に売れ残った実生苗を自宅前で無人販売したところ10,840円も代金箱に入ったので、今年5月開園時も無人販売を試みました。
「宮城県名取市海岸林再生プロジェクト支援『実生苗』バザー」と銘打ち、写真パネルと寄付金パンフを置き、実生苗を並べました。期間はバラ苑にあわせ5/14~5/31
2日だけ写真パネル前で説明しましたが、聞いてくれた人は100%寄付してくれました。
実生苗は1ポット10円~200円 安さがうけ、追加に次ぐ追加で1000ポット弱を出庫。販売総数は711ポット。(草花苗24品種306ポット、庭木苗27品種405ポット) 販売個数ベスト3は、
◆草花
1位紫蘭92ポット
2位青ジソ69ポット
3位朝顔26ポット、
◆庭木
1位イロハカエデ93ポット
2位サザンカ34ポット
3位アジサイ32ポット
販売金額は29,140円 寄付金額は15,340円 合計44,480円でした。販売平均単価は41円。
今回、記録を集計して「こんなに多かったのか、忙しかったわけだ」と我ながら感心してしまいました。
寄付金パンフも400部手渡しきって最終日3時には在庫0でした。
昨年2名だった協力者が5名に増え、品種・個数とも飛躍的に増加。花芽をもった柏葉アジサイの挿し木苗をトロ箱ごと、ポットにとった青ジソやトマト苗をコンテナごと、「庭の紫蘭、好きなだけどうぞ」「別荘で掘った山椒いる?」という方達。ありがたいです。
川崎市の里山で老木を伐採して炭に焼き、ドングリを発芽させて小学生に植林してもらうボランティアをしている私は、海岸に自分が育てた苗を植えたいと思って、2011年10月30日名取市現場説明会に参加しました。その場で、私の苗は採用されないことを知り、私はプロジェクトの宣伝と寄付金集めで協力しようと心に決めて帰ってきました。
以来、人の集まりがあるごとに自作の写真パネルを展示し、寄付金パンフを手渡ししてきました。数えてみたら、写真パネル展示は、今回の実生苗バザーで通算31回目、庭木の実生苗のバザーは、通算6回目になっていました。今、トロ箱で発芽している苗は、8回目、9回目バザーの候補選手です。
苗づくりが好きで「苗」を介して周囲の方々と心のつながりができるから、続けていられるのでしょう。また、額の汗があごから落ちるようなときに名取の人達の顔が浮かんでくるのも続けるエネルギーになっていると思います。
それではまた。
川崎市早野聖地公園
里山ボランティア 井上 文雄