今年目指すこと① ~育苗の計画~
年頭のブログとして、現状の平成25年度事業計画案を連載させていただきます。
【平成25年度育苗計画】
平成26年度に植栽が本格開始されると想定して育苗を実施しております。
播種:マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツ、普通クロマツ
約100,000粒
広葉樹(クリ・ケヤキ・コナラ・ヤマザクラ・マサキ等)
最低5,000粒
移植:昨年播種のマツノザイセンチュウ抵抗性クロマツ、普通クロマツ
目標80,000本(現在92,000本が生育中)
4月中旬 播種・移植
5月~10月 除草・薬剤散布等
6・9・10月 広葉樹種子採取
通年 県・種苗組合等の各種講習会受講
クロマツに関しては、オイスカは「名取市海岸林再生の会」に生産委託し、
再生の会代表3名の種苗組合加入を含めて全面支援しています。
種子は県から種苗組合に払い下げられ、その上で再生の会に配分されます。
針葉樹の種苗生産に関しては、林業種苗法に基づいて実施される必要があり、
それを踏まえ、県全体の復興計画・需給体制に協力する形で育苗を行います。
再生の会は、被災地農家の男女30名によって構成されており、
皆さまの支援を背景に、オイスカを通じた委託事業として生産実務に当ります。
昨年は県による2回の検査では、1年目の実務にも関わらず、農業の経験と知識
をフルに活かした結果、「プロと同等」との評価をいただきました。
4月中旬には、昨年約100,000粒播種した1年生苗を移植(床替え)し、
今年から広葉樹育苗も開始するため、第1育苗場(名取市下増田北原東・約6反)、
第2育苗場(同市高舘吉田・約1反)は全面使用になり、
2年目ではありますが、早や、最大供給体制に入ります。
また、クロマツの育苗方法として、露地播きの他、短期間の育苗を目指した
「コンテナ」による育苗も15,000本を予定しております。
6月15日(土)には、発芽視察会を計画します。
当日は、除草作業等も補助いただく予定です。
募集情報は3月末ごろよりHP等にて公開いたします。
一般の方に視察・体験していただく機会を、定期的に設ける予定です。