25年ぶりの名取の海
2012年11月5日( カテゴリー: お助け隊員の声 )
株式会社ニコンの山縣雅彦(やまがたまさひこ)です。
2012年9月15日(土)にオイスカ主催の名取市海岸林踏破ツアーに参加してきました。
現在私はニコン相模原製作所(神奈川県相模原市南区)に勤務しています。
名取市にはニコングループの仙台ニコンがあります。
仙台ニコンでは、一眼レフカメラを生産しています。
東京多摩地区育ちの私はあまり海に接する機会が無く、
水泳はもっぱらプール、子供の頃、海を見るのは夏休みの海水浴くらいでした。
昭和ですからもう25年も前になりますが、当時私は名取市内に住んでいました。
家から海までクルマで15分くらいなので、
日曜日にはよく市内の閖上(ゆりあげ)地区に海を見に行っていました。
マツ林を越えると大海が見えました。
3.11の日は、東京都品川区にいました。
17時頃、ビル1階のロビーにある大画面テレビを見ると、
閖上地区を津波が上ってくる映像が映っていました。
海を見に行くときよく通った場所でした。9月15日、25年ぶりの名取の海です。集合場所の仙台空港の周りにはほとんど建物は残っていませんでした。空港と駅と1階が柱だけになった、クロマツ林を再生する会の鈴木会長様のお宅だけでした。 地図を見ると周りは住宅地だったようですが、すべて津波で流されてしまったそうです。
ツアーの最後は、植林するためのマツの育苗場へ行きました。
高さ10cmほどのかわいいクロマツが元気に育っていました。
小さいけれど生き生きとした、とてもきれいな緑色でした
高さ10cmほどのかわいいクロマツが元気に育っていました。
小さいけれど生き生きとした、とてもきれいな緑色でした
当日の名取市はとても良い天気で、日陰の無い(トイレも無い)場所を5時間歩き通しでしたが、とても充実した一日でした。
このプロジェクトは10年計画とのこと。ぜひ今後も参加したいと思います。
よろしくお願いいたします。閖上で、「はらこ飯」を食べたいです!
オイスカの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。