11月5日は何の日?

2012年11月6日( カテゴリー: 本部発 )

昨年、「津波対策推進法」が制定されて、「津波防災の日」と定めたほか、
国や自治体に津波災害に強い街づくりの推進や、津波の観測体制の強化を
求めたということを、読売新聞の夕刊で初めて知りました。
ネットを見ると、『「津波防災の日」浸透せず』との見出しが一斉に。
一方、読売は『「津波防災の日」備え新た』と詳しく取り上げています。
今の東北ではやはり3.11でしょう。
しかし、同じ東北でも明治29年6月15日の夜に、陰暦の端午の節句の
お祭りで酔いつぶれた人を飲み込んだ悲劇があります。
和歌山県広川町では、以前紹介した1854年11月5日の安政南海地震での伝承
「稲むらの火」の故事や、広村堤防と海岸林造成の功績を、「津浪祭」等によって
永く伝えてゆく努力がなされております。
横浜駅周辺では、「海抜表示シート」が設置されたそうです。
新聞の見出しよりも、その大きな写真が最初に目に留まりました。
全国の海岸林周辺でも、しばしば見る表示です。
その土地に合った考え方や方法で、備えを新たにしてほしいと思います。
余談)
2005年1月、インド洋大津波をうけてジャカルタで 開催された東南アジア諸国連合
緊急首脳会議でシ ンガポールのリー・ シェンロン首相が当時の小泉純一郎総理大臣に
「日本では小学校教科書に『稲むらの火』という話があって、子供の時から津波対策を
教えているというが、事実か?」と尋ねた。(引用:Wikipedia)
日本人の多くが知らないことを外国の方から突然尋ねられたら、当事者は驚くでしょうね。

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