被圧
2016年6月30日( カテゴリー: 現場レポート )
先日、住友化学本社ご担当の方から、お礼の電話をいただきました。
わざわざ写真もたくさん送って下さり。
(陣頭指揮と写真撮影の両立はなかなかできず、実はすごくありがたいんです)
いつも皆さんから激励のリアクションをいただきます。
つくづく仲間に恵まれているなあと思うばかり。
化学総連や、住友化学労使合同チームを皮切りにスタートした今年度の下草刈り序盤戦は、2014年植栽地16ha(80,000本)を1回、2015年植栽の内陸防風林1.8ha(9,000本)を2回刈り。
すでに完全に終えました。100m走の山縣選手のような、ドンピシャリの好スタート。
みなさんのおかげです!
協定区域内の作業道と盛土法面にはプロを投入。
6月序盤で、植栽地全体37haの半分近い雑草に、痛烈なダメージを与えたことになります。
プロと、5月・6月来訪のボランティア約250名の分業により、
いま、惚れ惚れするような美しい状態です。
いまこの時期、幼子のクロマツの生長点すべてに、
存分に太陽を浴びさせたい。
クロマツの場合、栄養を奪われるというより、
大事なことは日光を当ててあげることです。
いま現在はアカツメグサが大きな阻害要因。
ツルマメグサは、おそらくワンテンポ遅れて出てくる。
雨に濡れ、重たくなった雑草に押し潰されたクロマツも多数。
新しい穂や、葉っぱの形も変形しそうな圧迫です。
これを「被圧」と言います。
それを、まさに人海戦術で「救出」。
ボランティアの皆さんは、息も絶え絶え、
疲れていてもしがらみを取り除いて
あげるのが快感になってゆくかのような表情。
一日で、ものすごく表情が変化します。
人の表情もそうですが、クロマツも同じだと思います。