いよいよ本に! –その1–

2020年9月9日( カテゴリー: 本部発 )

こんにちは 海岸林担当の鈴木です。
しばらくのご無沙汰でした。
事務所の下の階に保育園があるのですが、ちょうど1歳児ちゃんのお部屋を見ることができます。
まだ歩くのもおぼつかない子もいて、見ているだけで幸せ気分です。窓際にいるベビちゃんたちに手を振り、癒されています。手を振り返してくれる子がいると、その日は一日幸せ気分です(^^♪ ・・・・このところの私の楽しみです。
前置きが長くなりました
ここしばらく、元日経新聞論説委員でオイスカアドバイザーの小林省太さんが執筆している冊子「よみがえれ!海岸林」の書籍発行のための準備にかかりっきりでした。
冊子「よみがえれ!海岸林」は、小林さんご自身の視点で見たプロジェクトを綴ったもの。
2018年6月から発行を始め、現在Vol.12まで発行されています。
聞きなれない林業専門用語が出てくるような林業の技術書ではありません。
プロジェクトの正当性を証明しようと、独自に取材先を選び、丁寧に取材を重ねて綴った「プロジェクトX」的とも言えばわかりやすいでしょうか。
これまでの取材先は、50人近くになっているはずです。
近くで仕事ぶりを見ていて、新聞記者で培われた記者魂、まさにプロを感じます。
冊子「よみがえれ!海岸林」は、オイスカ会員さん、プロジェクトの支援者さんにお届けしていますが、この内容は決してオイスカの内輪だけに留めておくものではなく、広く世の中に送り出して、多くの人の目に触れて欲しい内容です。
海岸林を再生する道のりでの人々の葛藤
プロジェクトの原動力
地元住民の想い
ボランティアさんの想い
など、かかわる人々の心の内も綴っています。
災害が発生し、同じように何かを再生しようとした時、交錯する「想い」を同じ方向へ向ける難しさを「感じる」内容です。次世代を担う中高生にも手に取ってもらえるように、簡単な言葉で語っています。
冊子の内容を書籍として世の中に送り出したいと願っていた時、
偶然にも陸前高田市出身の編集者と出会い、書籍化が実現することになりました!
発刊時期を検討し、最終的に11月中に落ち着き、
逆算して、原稿締切は8月末・・・・・・お尻に火が付くどころか、体中が火だるまだよ と言いながら、小林さんは書籍用の原稿を書き進めていきました。冊子では、誌面の関係上、書ききれなかった内容を、「膨らし粉を入れてるところ~」と言いながら書き加え、締切の1週間前まで名取市に出向き、取材をし、2年前の内容を「いま」に書き直し、書き上げていかれました。
そして(締め切りを4日延ばしてもらい)9月4日に原稿を提出し終えました。
KIMG1245 (1)
原稿執筆はすべて小林さんのお仕事で、私は近くでお尻を叩いていただけ!
というわけではなく、何をしていたかというと・・・明日へ続く

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