和み
2020年4月22日( カテゴリー: 本部発 )
こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
しばらく出勤を控え、おこもり生活のため、外に出るのは子ども達と家の前でバトミントンや縄跳びをする時と食料品を買いにいく時くらい。
バトミントンの羽根がご高齢のご夫婦でお住まいのお隣の敷地内に入ってしまいました。
ピンポンを押すと出てきてくださり、
「あなたたちが外で遊んでいる声がすると嬉しくなるのよ!誰も来る人はいないし、外にも出られないから」
と言って喜んでくださっていました。
ワイワイ言いながらバトミントンをしているのがカーテン越しに見えるのでしょう。
こんな姿が元気を与えることになっていたとは思わず、あたたかい気持ちになりました。
食料品の買い物は短時間で一度にと思い、開店直後の空いている時間を狙って行くも、すでに50人ほどの開店待ち;
買い物をするのにも覚悟が要ります。
家の中では、仕事の傍ら、趣味のお菓子づくり、大量の出番待ちの布を使って洋裁などをして楽しんでいるので、全く苦ではありません。
もともと家で過ごす時間が好きなのです。
そんなこんなで、近所を散歩することもなく、ごくごく狭い範囲で生活していました。
が、個人情報を扱う仕事をしなければならず、久しぶりに出勤しました。
家から出るのは覚悟が要ります;
歩きなれている徒歩通勤の途上、久し振りに歩いてみると、芽吹きの季節を感じさせる花々に出会いました。
ナニワイバラ、サツキ、モッコウバラ、銀杏の芽吹き、大好きなコデマリ・・・
春の花の季節に明るい気持ちになりました。人間たちの騒動には無縁の植物にほっとします。
東京本部で育てているクロマツの苗も春の暖かさで頂芽を大きいものは8センチほど伸ばしています。
この春、名取の海岸林に植栽する予定でしたが、移動が制限されている状況のため、秋まで植栽の時を待つことになりました。
もうしばらくここで成長を見守っていきます。
植物たちは本当に健気ですね。
ご夫婦で医療関係に従事する友人が
「週末に家族で笑顔で食卓を囲めることが本当にありがたい」と言っていました。
出勤を制限することができる仕事であることは本当にありがたいことで、この情勢下でお仕事してくださっている方々に感謝の気持ちです。
感謝の気持ちを行動で示すには「家にいること。人との接触を避けること」だと思います。
そして、感謝の気持ちを表現すること
「心からのありがとう」