ばちあたり
広報室の林です。
先日のボランティアの日、午後からの作業をまるっとサボってしまいました。
前日から当日の午前中まで活動した団体さんの対応を現場でしていたため、
お昼休みに事務所に戻れず、みんなが現場に戻ってくるまでゲートで待機。
吉田にお昼のお弁当をもって来てもらい、みんなが作業を始めた頃、
私は遅れて昼休みに入らせてもらいました……が、
そのまま昼休みは終わることなく……ごめんなさい。
実は、小さなお嬢さんがあんまりにもかわいくて
一緒に遊んでしまったのです。
がんばって作業をしてくださった皆さん、本当にすみません!
彼女は先日ご紹介した観察力の素晴らしいAちゃん。
午前中にもお話したり、一緒に四つ葉を探したりしたので
「午後も一緒に遊ぼうね」ということになり、
「じゃあバスの隣で待ち合わせね!」と約束。
お母さんに許可をいただき、海を見に行くことに。
午前中は作業現場に入ることを想定した長靴に長袖姿。
長袖は暑い暑いと繰り返していたAちゃん。
午後は、お母さんが着替えさせてくださり、
かわいいサンダルに肩の出た白いブラウス姿。
サンダルに砂が入ってきて歩きにくいといいながら
海岸を歩いているかと思ったら
「私が生まれるよりも前、ここに大きな地震が来たんだって」
とお母さんからお話してもらった(らしき)ことを教えてくれました。
そして海岸で私がお弁当を食べている間、彼女は
きれいな貝殻拾いに夢中に。
薄い貝殻が割れる音を楽しんだり、
穴が開いている貝殻を紐に通して、ぶつかり合う音を
「きれいな音がするよ」と聞かせてくれたり。
大きくてきれいなものを見つけては、
「これ、絶対ママに見せたらびっくりすると思う」と。
ママを喜ばせたいんだね。
そして一緒に作ったのがこれ。
「だれもこんなかわいいネックレス持ってないと思う」
と嬉しそう。
もう一つはこちら。
穴の開いた小さな貝殻を紐に通したものは
重くてネックレスにできず、バッグにつける飾りに。
シャラシャラときれいな音がするすてきな飾りになりました!
ビニール袋いっぱいに拾った貝殻をママに見せに行くAちゃん。
ママも「わぁ~」と喜んでくれていました。
(そんなに拾ってどうするの!とか置いてきなさい!とか
言わないすてきなママだからAちゃんもこんな素直に育ったんだね~。
Aちゃん、あんまりにも多い海岸のゴミに心を痛めていました。
「どうしてみんなゴミを捨てるのかなぁ」と。
「風が強いから勝手に飛んできちゃったゴミもあるんだよ」と
大人の言い訳じみたことを言ってしまった私。
「今度は一緒にゴミ拾いしようね」と約束すればよかった……反省)
ママの作業が終わり、防潮堤の上で合流すると
彼女は自分のバッグから小さな紙を取り出し、
「はい」と手渡してくれました。
作業サボってこんなかわいいお嬢さんに癒されて
ありがとうってお手紙までもらえるなんて、ばちがあたりそうです。
Aちゃん、今度は一緒にツルマメ取りとゴミ拾いをしようね!!