6月14日、化学総連&全積水化学労組連合会の計98名が、
例年通り来てくれました。
次の日は雨。男性が多い。リピーター多数。
草刈りか?溝切りか?どちらを先にするかと言えば、答えは簡単。
2018年植栽からまだ1年、決して強くない苗木を、一刻も早く多湿から解放したい。
「名取の海岸林では、降った雨の8割を、即、根元の外に排水する」これが我々の目標です。
3月以降のボランティア450名の手を借りてきた、2018年植栽地の多湿地約4haの溝切りに。
このうち我々の力で解決できるのは約2ha。残る2haはサイクリング道で囲まれていて
手出しが出来ません。

右側が頑張れば必ず改善できる多湿中の多湿0.6ha。撮影:植付直後の2018年5月

右側が頑張れば必ず改善できる多湿中の多湿0.6ha。撮影:植付直後の2018年5月


「今日は、1stステージが終わるとイイなぁ」と思っていました。
1stとは手出しができる2haのうち0.6haの最多湿ゾーン。
サイクリング道からも水が流れてくる低い場所。
排水先から見ると最上流。「遊水池」から最長500mほど距離があり、排水は難儀。
去年は大雨になると池になり、水鳥がマツの横を泳ぎ、土壌及び根系調査をする
研究者の方は、50㎝穴を試掘しただけで水が湧いて唖然としていました。
濃い水色:最多湿地、水色:多湿地、黄色:遊水池、赤線:3月から550名の成果

濃い水色:最多湿地、水色:多湿地、黄色:遊水池、赤線:3月から550名の成果


完成予想図 今年中の完成を目指します!ほかにも、まだたくさんあるので(笑)

完成予想図 今年中の完成を目指します!ほかにも、まだたくさんあるので(笑)


8班に分かれ、長さ10m~40mのLサイズ「枝溝」を、怒涛のように合計18本(補修を除く)。
少なくとも1,200本以上のクロマツに、直接的環境改善したことになります。
帰るときには、「これ以上無理」という姿、申し訳ないと思うぐらいの表情でした。
黄ビブス:化学総連17労組、青ビブス:全積連のみなさん

黄ビブス:化学総連17労組、青ビブス:全積連のみなさん


3月からのボランティアによる溝切りは、我々にとって当然一連の流れ。
バトンリレーのようなものです。遊水地への応急処置的水路は完成済み。
全体改善は、少なくとも10月までかかるとは思いますが、
今夜の雨で早速、ガンガン水が流れる事でしょう。
懇親会に招いていただきました。
ジンギスカンとビールの飲み放題・食べ放題で、皆さん、別人のよう。
予定通り、さっきと同じ人たち?という感じで。
私もホッとしました。皆さん、本当にありがとうございました!

2019年6月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
月別アーカイブ

ページトップへ