松ぼっくりの不思議
2019年6月9日( カテゴリー: 現場レポート )
こんにちは、浅野です
この前、植栽地を歩ていたら松ぼっくりを見つけました。
マツ林ですから松ぼっくりが落ちているのは当たり前なのですが…。
今回見つけたのはこれ。
松ぼっくりは開いている印象が強いと思います。
中には「なんのために開くんだろう?」「どうやって開くんだろう?」と
疑問に思った方もいるかもしれません。
調べてみると、
【松ぼっくりは、湿度によって開閉する】
ということが分かりました。
湿気が多いと松ぼっくりの「かさ」は閉じ、湿度が低ければ開く。
松ぼっくりは、【種】を1番いいタイミングで飛ばす仕組みをちゃんと備えているようです。
湿気を含んで重くなった種は遠くには飛びませんし、雨にも流されてしまいます。
松ぼっくりは種を遠くに飛ばせる湿気のない時にだけ、「かさ」を開きます。
太陽が照って湿度が下がり、「かさ」が開きはじめると、
間に挟まれていた羽のついた松の種子が外に顔を出し、風に乗って羽根は舞い地面にヒラヒラと落ちていく。
これが天気のいい、湿度の低い、1番いいタイミングで起こるようです。
自然の仕組みはすごいですね。