東京にあるオイスカの本部事務所。
3階の建て物の海岸林チームのデスクがある1階が、
来年4月から杉並区の“待機児童問題”解決にむけた保育所になるため、
9月26日~27日の2日間で2階事務所でへ引っ越し。
その作業中、生まれて初めて腰を痛めてしまいました。
大阪マラソンがあるというのに。
痛めた次の瞬間思ったのは、「これじゃ詐欺師だ」と。
チャリティランナーとしてみなさんから50万円も協力いただいたのに、
走れなかったらどうしようと。
即刻冷やしながら、横になりました。
次の日、病院に行き、先生に聞きました。
「私、1ヵ月後にフルマラソン走れますか?」と。
ダメとは言われませんでした。
ですが、「痛みが癒えるまでの2週間で筋力は50%落ちる」とキッパリ……想像つかない。
スポーツに精通したお医者さんで、リハビリ施設があることを聞いて頼ったので、
即刻、理学療法士の方から、リハビリを教わり、2時間そーっとやってみました。
私が怪我をするとしたら膝だと思ってました。
走ろうと決意してから、ずいぶん時間も費やして練習してきました。
決めた時間に雨だからと休んだことはありませんでした。
片時も忘れたことがないぐらいフルマラソンを恐れてきました。
レース1ヵ月前の9月は、練習量をトップにしなければなりませんでした。
その代わり、疲れも溜まり、風邪を引きやすくなると聞いていました。
9月は雨の中を走る日が多かった。当日だって雨天決行ですから。
けれども注意が足りず、風邪を引いて2度も仕事も休み、焦りの気持ちもありました。
病み上がりの練習はその都度キツかったです。
ゼロから練習し、25kmを何度も走り、だいぶ自信をつけたのに。
でも、もう泣いても笑っても仕方ない。
あと1ヵ月、できることをやるだけ。
震災後のあの1年を思えば、なんのこれしき。
詐欺師と言われてなるものか。