エルニーニョと名取の植栽現場
2014年6月7日( カテゴリー: 現場レポート )
本題と異なりますが、NHK Worldのホームページで、
5月29日放映の動画をご覧いただけます。→→→コチラ
英語版。4分間。ぜひご覧ください。日本語版は再編集を経て後日放映。
今年は5年ぶりのエルニーニョ現象がすでに始まっているとの報道は、すでにどの新聞でも出ており、
名取事務所でもたびたび話題になっています。
5月11日の読売新聞「晴考雨読」によれば
「(エルニーニョとは)スペイン語で「特別な男の子」、つまり神の子であるイエス・キリストを意味している。
(中略)クリスマスの頃から始まる現象なので、キリストの名を使った」とのこと。
「(日本では)大雨が頻発する夏になりやすい。
最近では2009年夏にエルニーニョ現象が起き、(中略)
中国地方や北陸、東北では、梅雨明けの特定しにくい夏となった。
天候不順で農産物の生育が遅れ、野菜の価格が一時的に急騰」
「7月は集中豪雨が多発する恐れがあり(中略)夏の気温が平年よりも低い冷夏になる可能性もあります」
海岸林の事だけ考えれば、冷夏は、クロマツの成長には◎。
多雨は、水はけの悪い名取の現場に関しては根腐れの恐れ大。
今年の春は、心配していた「二つのカンプウ(寒風・乾風)」が去年ほどではなく、3月下旬から延々続いた乾燥注意報のなか、もはや限度と思い、4月28日より植栽を開始。
その直後に、文字通り「穀雨」が、中1週間程度の間隔で降ってくれました。
現在の非常に良い括着率は、植栽間際までの工夫と丁寧な仕事などの努力以外に、この様な幸運も背景にあると思っています。