災害廃棄物処理業務 名取処理区
2013年5月1日( カテゴリー: 現場レポート )
名取市海岸林跡地北端は、旧閖上漁港と名取川河口横で、目下ここは、「名取処理区2次仮置場」として、来る日も来る日も24時間焼却処理が続けられてきました。
名取市海岸林跡地の北半分は、がれきの第1次仮置場と2次仮置場です。今は、「災害廃棄物を究極に近い形でリサイクルする」仕事が続けられており、
平成26年3月末には、その業務が終わる方向です。当然、盛土工事はがれき処理が完了した後にはじまり、いつか海岸林復旧が行われます。
いつも遠くに見える焼却処理の水蒸気を見て、「今日も頑張っているな~」と
敬うような気持ちで見ていました。第一育苗場からは、夜もその明かりや水蒸気が見えるのです。
とても我々が入れる場所ではありません。工事の邪魔になってしまいます。
ですが、市の計らいで国連NGO課長とともに初めて見学させていただきました。
阪神大震災では地震のみですから「全焼却」でしたが、
今回は「津波」が加わっているので、大量の砂と塩が混じっており、
砂を振るい落とすという、かつてない仕事が行われています。
2次仮置場6.6haには、災害廃棄物の種類や作業ごとに分かれ、
80人が従事しています。100人が土木、60人が廃棄物、20人が焼却の
いずれもスペシャリスト。「皆で悩み、考えながら」という説明が印象的でした。
「産業廃棄物とその清掃に関する法律」(通称:廃掃法)に基づき、適切に分別され、使うべきところに使われます。
ここにも人が……
風力と並行して、「手選別」の作業する場所です。 本当に頭が下がる現場ばかり。 ここの現場や、防潮堤工事に従事した人達にこそ、植栽の時に声をかけ、 参加していただきたいと常々思います。
ここで処理されたガレキの一部は、当然盛土の基盤にも使われます。