7月上旬に名取に出張した時のこと。
帰京前、事務所で大友さん、森さん、佐々木さんとのとんちゃん(ホルモン焼き)で使った七輪とバーナーを、大友さんの家に返しに行きました。
大友さんの家は、仙台空港の北側。相当な強さの津波が来たところ。集落の中はまだ傷跡ばかり。直撃を受けた集落に戻った人の実状はつかみにくく、最低限の支援も行きと どかない面があると聞きます。大友さんも自宅が流されてしまい、今は残った納屋にお住まいです。
そっと置いて帰るつもりが、夜半にも、ご夫妻で小松菜の出荷に追われていました。今この地域はどこも皆、小松菜。終わるまで休む訳にはいかないとの事でした。
作業風景を写真に収めたかったのですが、名取の女性はとにかく写真に写るのを嫌がります。話題は地元の夏祭りの舞台裏になったのですが、手だけは止まりませんでした。
餓鬼の様に正直に「食べたい」と思って見ていました。
やっぱり家族とオイスカにお土産をといただくことに。スーパーのレジ袋大にびっしり。
この前は第二育苗場からもいただきました。
事務所にいたときには、育苗場の地主さんがおにぎりとおかずをたくさん差し入れてくださいました。本当においしいんです。