振り返りブログ1の起案の瞬間でも少し触れた林野庁への協力申し入れの文書提出
に関する振り返りをしたいと思います。
2011年3月14日、東北森林管理局に電話を入れ、海岸林の再生に対する我々の考えに
ついて相談しました。震災から3日後のことです。
その上で、林野庁に対して、「海岸林の再生に関する協力」を申し入れる文書案を書き、
オイスカ内の所属長と代表理事の了解を1日で取り、東北森林管理局に文書チェックを
依頼、代表理事から林野庁本庁幹部へのアプローチを開始しました。
そして17日、林野庁に海岸林の再生に関する協力の申し入れを文書で行いました。
その骨子として
①国、自治体の復興計画への協力
②国の予算に頼らない民間活力導入
③国内外の市民による参画。
などを挙げました。
当時は海岸林の被害のデータもなく、全体像が不明だったものの、緊急支援、生活再建
の後、必ず再生に向けた長期復興支援的国民運動が求められるという確信がありました。
印象に残るのは、14日に申し入れ文書を最初に見てくださった東北森林管理局の回答
の早さ。既に電話で感触は得ていたものの、トップの了解を経た『当局として異議なし』と
のメールが1日で折り返されたことには驚きました。
その頃、東北森林管理局では、窓口の方をはじめ、職員総動員で自らハンドルを握り、
トラックで奥羽山脈を越え、全力で救援物資を運んでいたそうです。
二年前の学校林サミットで知り合い、能代で、秋田で飲み明かした『御縁』あって、
直感に従い、思い切って電話することができました。
御縁の有り難さと、運の良さを今でも感じます。
少し震えながら電話したことを忘れません。

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