2025年2月20日

ウズベキスタンだよりPart.2~オンラインイベントの裏話~

  • ウズベキスタン
  • ボランティア・インターン
  • こんにちは! ウズベキスタン沙漠化防止プロジェクト、インターンの柚原です。

    先日はオンラインイベントへ参加して下さりありがとうございました!こちらの不具合のためにご参加出来なくなってしまった方、大変申し訳ありません。

    ご感想やご質問もたくさんありがとうございました!

    今後、アンケートで寄せられた質問やご感想をもとに、イベント時に話すことが出来なかった話題や活動報告等を織り交ぜながらブログを更新していきます。

    さて、今回はオンラインイベントの裏話をお伝えします。

    以前のブログ(https://oisca.org/blog/b250203/)で啓発普及部の鈴木さんが触れていましたが、私は今回のイベントにおいて以下の3つの目的を考えていました。

    1.ウズベキスタン砂漠化防止プロジェクトの「リアル」を報告すること

    プロジェクトに従事して初期から感じていたことに、情報の少なさがあります。私自身、プロジェクトに関する情報集めとその理解にかなりの時間がかかりました。

    現地メンバーの中でさえ、本当の意味でのプロジェクトの目的や重要な情報をしっかり把握している人があまりいないこと、カウンターパートの現地大学やオイスカ本部、活動を支えて下さっている日本の方々との認識のギャップも痛感してきました。

    そして同時に、積極的に情報を得て消化し、お互いコミュニケーションを取ったり、発信・報告したりしない限り、このままの状況なのだということも理解しました。

    そこで今回、活動を支えて下さっている日本の方々やオイスカ本部の方へ向けて、プロジェクトの本当の目的、姿という部分に注目して報告を行うことにしました。

    2.現地メンバーのアピール

    現地の方とアラル海の拠点で休憩

    日本人にとってあまり馴染みのないカラカルパクスタンですが、カラカルパクスタンでは意外にも日本は有名です。現地でプロジェクトに関わっている方の中には、日本で勉強をしたい、日本で働きたいと考えている方も少なくありません。

    そのような中で、オイスカの活動には現地と日本の繋がりや、お互いの渡航の機会作りという面でも重要性を持っているのではないかと感じてきました。実際、プロジェクトマネージャーの冨樫智先生(https://oisca.org/blog/20230626/)を中心として、プロジェクトをきっかけに日本へ渡航している現地の方は複数います。また、思いがけないカウンターパートの大学の学生との交流や他機関との共同活動なども複数ありました。 日々新たな出会いや繋がりが生まれる中で、どこでどうチャンスとなるか分からない。そういった意味も含めて、プロジェクトに関わっている現地メンバーや現地の学生を紹介したい、現地の方にもアピールしていただきたいと考えました。

    3.日本人に馴染みの薄いカラカルパクスタンという地域を伝えること

    実は私の渡航が決まった時、多くの人から「大丈夫?スタンって付く国は危険な国でしょ」や「犯罪に巻き込まれないで」などと心配をされ、かなり誤解されているのではと驚きました。

    実際に住んでみても、危険度はかなり低く、日本とカラカルパクスタンの文化や考え方には似ている部分もあったりすることに気づかされます(あくまで個人的意見ですが……)。

    このような日本人の想像と現地のギャップを生んでいる理由の1つに、馴染みの薄さがあると思います。日本の日常生活の中で、ウズベキスタンやカラカルパクスタンの情報を目にすることはあまりないですし、情報収集も難しいかもしれません。

    そこで、カラカルパクスタンがどんな地域なのか、リアルな姿を知ることのできる機会を考えました。 イベントを通して、ウズベキスタンやカラカルパクスタン、アラル海に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいと思っていました。

    先週の様子 カラカルパクスタンでは少しだけ雪が降りました

    これまでイベントやブログを通して感じてきたのが、「発信の重み」です。

    現場ではもちろん良い部分だけではなく、厳しい部分や深刻な問題がたくさん出てきます。今回のイベントでも、どのように聞き手に伝えるかが非常に難しいと感じました。

    特に、現地のことをほとんど知らない人にとっては、その一つの情報が大きく印象に残ってしまう可能性があります。発信の重みをとても考えさせられました。

    今回のイベントでは、興味を引いたり、「聞きたかったのに……!」という物足りない気持ちを聞き手に持ってもらうことを意識し、そして、自分でプロジェクトや現地について調べたり、訪れたり、聞き手の新たな動きに繋がって欲しいという思いを込めました。

    ハルバ

    オンラインイベントでは以外にも? ケーキに興味がある方が多数でした。ということで、今回はそんなおやつ好きさんに「ハルバ」をご紹介します。

    「ハルバ」はひまわりの種をすり潰して、砂糖と一緒に固めたもので、独特の香ばしさとホロホロとした食感がたまらないお菓子です。

    バザールでは直方体の塊で売られており、写真のように小さく切り分けて食べます。

    ひまわりの種は日本ではあまり食べたことがなかったのですが、その美味しさに気づきました!

    お土産に買って帰ろうかな……

    さて、今回はここまでです。

    次回のテーマは「カラカルパクスタンの食べ物事情」です!お楽しみに!

    一体何を作っているでしょうか?綺麗な形に包むのは難しい……

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