2020年6月18日

国ボラ経験者ブログ① 「できること」探しの半年間

  • 本部スタッフ
  • 国際協力ボランティア
  • 広報室倉本です。

    私は、2018年の4~9月の半年間、国際協力ボランティアを経験し、同年の10月より本部広報室に配属となり、現在に至っています。今回は、今後「国ボラ」に興味を持っていただける方の参考に少しでもなればと、私の国ボラエピソードを紹介したいと思います。

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    私が「オイスカ」を初めて知ったのは、17-18年の年末年始。
    国ボラとしてオイスカにやってくるほんの数ヵ月前です。年末年始のお休みに学生の頃の友人と会う機会があり、近況報告をし合ったのですが、その友人がまさにオイスカで17月4月から1年間国ボラを体験しており、その様子を話してくれたことがきっかけです。

    彼女(Sさん)と私は共に国際協力を学んでいたこともあり、もともとその分野に興味はあったのですが、デジカメを片手に活動の記録を楽しげに語る様子が印象的で、今でもその内容を覚えています。(センターの研修生との思い出が主でした。Sさんはその後、研修センターのスタッフとなっています。Sさん、オイスカのことを教えてくれてありがとう!)

    その時にすぐ、国ボラへの応募を決めたわけではありませんでしたが、「国内でも」「幅広く」「さまざまなことを」体験できる、オイスカの国ボラのプログラムにはとても惹かれるものがあると感じました。

    私は、小学生の頃にはすでに国際協力に興味を持っており、いずれは関わってみたいと感じていましたが、海外の最前線で何かしたい! この分野で役立ちたい! といった具体的な思いが無く、国際協力分野において自分に何ができるのか、関わることによって得られるものは何だろうかという気持ちが強くありました。その中で、オイスカの国ボラは、多様な視点から国際協力を体験できるという点で、とても良い環境であるように感じました。

    しばらくしてから、「やるなら今しかない!」と決心し、国ボラに応募。その時、すでに募集が終了してしまっていましたが、問い合わせたところ快く応募OKをいただき、4月に初めての地元から単独での上京を果たすことになりました。

    私の体験した年度から、国ボラの期間が1年から半年になり、国内での研修のみとなりましたが、私にとっては初めての体験の連続で、短くとも濃い半年間でした。

    愛知県の中部日本研修センターでの国際青年養成講座(会員企業さんの新入社員を受け入れての研修)への参加に始まり、西日本研修センターでのたくさんの研修生との共同生活、多様な農作業やイベントの毎日。東京の本部事務所に来てからは、「海岸林再生プロジェクト」の現場に長期間滞在し、初めて震災の遺構を見て、体験された方の生の声を聞き、長期にわたる、壮大でやりがいのある復興への取り組みを目の当たりにしました。また、首都圏支部の推進委員会のメンバーのみなさんとお話をしたり、「富士山の森づくり」の活動に同行し、参加者へのインタビューを行ったり、月刊誌の記事を一部担当したほか、「子供の森」計画親善大使の引率補助も体験しました。

    初めて名取に行ったときの一枚。広大な現場の様子とこれからのマツの成長に思いを馳せ、とても感動しました
    初めて名取に行ったときの一枚。広大な現場の様子とこれからのマツの成長に思いを馳せ、とても感動しました
    国ボラ時、西日本研修センターで1ヵ月生活を共にした18年度の研修生と。広報室に配属となり、初めての月刊誌のトピック(見開き2ページのコーナー)を担当。彼らの帰国直前にインタビューを実施し、彼らの国のスポーツについて取材をしました
    国ボラ時、西日本研修センターで1ヵ月生活を共にした18年度の研修生と。広報室に配属となり、初めての月刊誌のトピック(見開き2ページのコーナー)を担当。彼らの帰国直前にインタビューを実施し、彼らの国のスポーツについて取材をしました

    ■倉本の国ボラ時のブログ■

    ⇒スタッフブログ(国旗掲揚@西日本研修センター「子供の森」計画子ども親善大使の交流会が行われました「子供の森」計画子ども親善大使-モンゴル・インドネシアグループ国ボラ期間。早くも残り2ヵ月となりました。書籍紹介/「地球を耕す」「奇跡の木」モリンガ@フィジー

    ⇒海岸林ブログ(初!海岸林の再生の現場へ見えないようでも確かにあった「ツルマメ」と「縁」引き続きツルマメの抜き取り。そしてクワガタ。

    「国際協力」の概要は学生時代に学んでいましたが、何のスキルも経験もなく、「私にはこれができます/これがしたいです」とした具体的な思いも持てないでいた中、海外での活動に限らず幅広くさまざまな面から、国際協力やそれに付随する取り組みを体験できたことは私にとって、とてもありがたく、貴重なことでした。

    国ボラの期間が終了し、結果としてはっきり自分に何ができて、何がしたいかということが分かったわけではありませんでしたが、半年間の経験を経て、それを見つけるために「とりあえず何でもやってみる」という意識が根付いてきたような気がします。
    また、「文章が書ける」と評価していただき(?)、後に広報室に配属となったことは、自分にとって大きな発見でした。

    オイスカの活動は国内外に幅広く、機会をつくれれば、国ボラでもさまざまなことに挑戦できるのが魅力です。

    国際協力について多面的に知り、体験できるのはもちろん、自分自身についても新たな発見ができるのではないかと思います。

    この後に続く国ボラ経験者の体験談も参考にしていただきつつ、少しでも興味がありましたら、まずは一度でもオイスカの事務所やセンターに足を運んでみていただきたいと思います。そして、ぜひ国ボラにご挑戦ください!

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