初!海岸林の再生の現場へ
2018年6月8日( カテゴリー: 現場レポート )
こんにちは、国際協力ボランティアの倉本です。
海岸林ブログでは、はじめまして。この投稿が海岸林ブログデビューとなります。初めて名取市の海岸林再生の現場に同行させていただいておりますので、そこでの体験と感じた新鮮な気持ちをこの場をお借りして記録したいと思います。
大きなマツの木が3本並ぶ、広い現場の入り口に初めて到着したのは、昨日(7日)の午後でした。これまで現場の写真をオイスカ東京本部で何度も拝見しましたが、実際に見ると植えられたマツ一本一本がとても特徴的で、まだ小さいながらも大きな存在感を感じました。
そんな印象を持ちつつ始めに行ったのは、スズメバチの誘引液の補充でした。先月の連休前に仕掛けられたとのことでしたが、3ヵ所で計15匹が捕まっていました。女王バチクラスは見当たらなかったものの、誘引液はとても効果があったようです。
その後、少し成長の遅いマツ数本に施肥を行いました。この時施肥の方法として、マツの枝を横に伸ばした長さの真下までは根が張っていて、その距離に肥料を埋める(埋める穴以外に肥料がばらまかれないように注意する!)ことを教えていただき、僅かですがこれから関わっていけるマツの知識がまた1つ増えて嬉しく思いました。
そして作業を終えて移動をしている途中、なんとキツネの子供2匹と遭遇しました!その可愛らしさに和みつつ、海岸林の再生はこれからさらにいろいろな生き物の住みよい環境を作るためにも大切なのだと実感しました。
初日の終わり。夕方、現場を後にしながら、今はまだ小さなマツが40年後、50年後と大きくなったら、どんな姿になるだろうと考えました。今でさえ一本一本見ごたえのある姿なのに、それがどんな素敵な景色となるのか。期待される効果だけでなく、どんな感想をもたらすものになっていくのか。本当に興味深く思うと同時に、少しでもこうして海岸林の再生に関わる機会を得ることができて幸せに思いました。
これから、もう暫くこちらでの作業、活動は続きます。今日の出来事も含め、今後まだまだこちらで感想や体験報告をさせていただきたいと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします!