クロマツのこと

2014年6月1日( カテゴリー: 本部発 )

広報の林です。
プロジェクトがスタートしてからというもの
ついついマツに目がいってしまいますが、まだまだ
マツのこと少しも知らないんだなぁ~と思うことだらけ。
先日、清藤先生と一緒に地方出張する機会があり、
そのときにいろいろ教えていただきました。
「マツ科マツ属」のクロマツの学名はPinus thunbergianaといいいます。
先生は「よくマツの名前を挙げさせるとカラマツなんていうのが
でてくるけどカラマツはマツ属じゃないんだよ」といわれました。
私はカラマツすら思い浮かばないほど植物のことを知りません。
(あとで調べるとカラマツは「マツ科カラマツ属」なのだそうです)

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だいおうしょうの長い葉! まさに松の大王です!!


先日ある庭園で「大王松(だいおうまつ/だいおうしょう)」を見た際、葉が3本ありました。これまでブログでも紹介したことがありますが、クロマツの葉は、根元で2本がくっついているため“枯れて落ちても二人連れ”などといわれています。
先生に「大王松は葉が3本ですね。ほかにも3本のマツはありますか?」と聞くと「二葉松(にようまつ)、三葉松(さんようまつ)、五葉松(ごようまつ)とあって・・・」と説明してくださいました。
思わず笑ってしまったのは自分の勘違い。“ごようまつ”とよく耳にするのに私の頭の中の漢字変換は“御用松”だったこと。なんだか高貴なマツを想像していたのに・・・・・・(笑)。
 
 
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見えますか?? 赤紫の小さな花が!


それから花のこと。
ここのところ現場で頂芽(ちょうが/マツの一番先端部分です)に花らしきものをよく見かけます。赤紫の、マツボックリの形の小さな花。
花といいながら、花だという確信が持てなかったので、清藤先生に聞いてみました。
やはりこれは花で、2年目にマツボックリになるのだそう。確かに頂芽の根元に茶色の小さなマツボックリがついているのを見かけました。花と同じ形だったので、なんだろう??と思っていたのです。
謎は解決! 今年頂芽の先端についた花のそのまた先に頂芽が伸び、来年はここが頂芽の根元になるのです。
マツの生態、おもしろい!
           ↓ 拡大しました。わかりますか??
matsuhana
 

5月20日から25日まで仙台市内にある東北電力グリーンプラザで
写真展を開催しました。 6日間の来場者は975名。
たくさんの方に見ていただくことができました。
CIMG5437明るく広い会場。一枚一枚順番に説明をしっかり読みながらゆっくり歩を進めてくださる方が多かったので、質問されない限り、できるだけお声がけせず、ご自身のペースで見ていただくことにしました。ご年配の方の中にはカバンから眼鏡を取り出される方も多く、説明の文字はもっと大きくしないとなぁと反省してみたり・・・。
震災直後の写真は、名取市内のものだけではなくお隣の岩沼市のものなどもあります。現在は仙台にお住まいだけど出身が名取や岩沼だとおっしゃる方もいらっしゃいました。思い出の地がどんなふうになってしまったのか今も自分の目で見られないという方も。
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写真に思いっきり顔を近づけて、知人宅周辺がこんな風になってしまったと何かを確認するように見ている方も。
全国で写真展を行っていますが、やはり皆さんの反応はさまざま。地元で開催するとご自身が被災されている方も多く、その想いもさまざま。
写真パネルはニコンさんのご協力によってつくられました。これからも多くの方に見ていただきたく、全国で写真展を開催したいと思います。
 

広島で活動報告!

2014年5月30日( カテゴリー: 本部発 )

5月28日、広島の平和記念公園内にある国際会議場で
オイスカ広島県支部主催の環境講演会が開催されました。
CIMG5477清藤参事が「海岸林再生プロジェクト」の報告をし、会場には写真パネルも掲示されました。
平日の昼間の時間帯だったにもかかわらず、200名の方々が参加されました。
東北から離れた地域では特に震災の記憶が薄れていくのが早いのではないかと危惧していましたが、かえって皆さん冷静に、正しくプロジェクトの意義を捉えていただき理解を深めてくださっているのかなぁと感じました。質疑応答の時間も、林業や森づくりに関心を持った方から専門性の高い質問が出されていました。
遠方ゆえ、なかなか支援者の皆さんに現場までお越しいただくことはかないませんが、CIMG5490こういった機会に直接お礼とプロジェクトの進捗をお伝えすることができるのは大切なことだなぁと感じます。
ご参加くださいました皆さん、運営にご協力くださった皆さん、ありがとうございました!

初めまして

2014年5月29日( カテゴリー: 本部発 )

初めまして、浅野です。
オイスカ本部で4月からアルバイトをさせてもらっています。
基本は事務所で海岸林再生プロジェクトの事務関係をしています。
CIMG5312現場で何かがあるときは、名取まで行っています!
今月の第3土曜日ボランティアや植樹祭にも行かせてもらいました。
現場に行って、再生の会の方やボランティアの方と一緒に作業したりするのが本当に楽しいです!
楽しいだけではいけないこともありますが、楽しくなくてはできないこともあるかな…とも思うのでいろいろなことを楽しんで取り組めたらいいな。と思います。
これから、よろしくお願いします!
CIMG5303

今日で今年度の植栽は終了します。
15ha、7万5千本。
5月24日の植樹祭で植えた1ha、5千本を除くと
そのすべては森林組合や林業会社の職人のみなさんの手で植えられました。
繰り返しになりますが、貧栄養や厳しい乾燥、寒風などに耐え、
クロマツがしっかり根付いてくれるよう、手早く、正しく植えることが
求められるため、ボランティアの手ではなくプロの手で植えているのです。
どんなふうに植えるのか、ご紹介します。
 
まずは地被物(チップ)を取り除き、
40㎝四方のチップをかき分け、地表を露出させます
image2[2]
露出させた地面に鍬をまんべんなく打ち込んで、よく耕します。
この時、土塊があればできるだけ砕き、柔らかくするとともに、
土中にある石なども取り除き、植穴を掘ります
※穴は20㎝四方、深さは20㎝程度
image5[1]
準備完了。やっと苗を植えるところまできました。
気を付けなければならないのは深さ。
唐鍬で土を押さえ、 コンテナ苗の土表面が
地面より2cm低い位置で 止め、片手で支えながら
土を7分目まで入れます。
image6[1]
image3
苗木を上に引き土壌と根の密着を十分にし、
さらに土で覆います。この時、チップが混入しないように注意。
image7[1]
苗の上部を手で持ち、まっすぐにしながら
根元を体重をかけてよく踏み固めます
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チップで苗木の根元を覆い、凹地にならないよう
注意します。チップは乾燥防止効果があります!
image9[1]
見ると簡単ですが、やってみると難しい!
職人さんはこうして1日に300本も植えるのです。

ふたつのカンプウ

2014年5月27日( カテゴリー: 現場レポート )

広報室の林です。
5月24日、植樹祭に参加してきました。
とてもいいお天気で事故もなく無事に終えられたこと、
本当にうれしく思っています。
これまでいつも現場では強風を体験していたので、
当日の穏やかな天気にはただただ感謝! でした。
今日は、少しさかのぼって5月の16・17日に
ボランティア活動に参加の皆さんと一緒に
現場で 実感したカンプウについてご報告します。
過去、ブログにも出てきましたが現場はふたつのカンプウとの闘いです。
「寒風」と「乾風」。しかも「強風」。
両日とも「強風注意報」と「乾燥注意報」が出ていました。
防潮堤の上から植栽現場を見学している時のこと。
ある男性ボランティアさんが「いたたた・・・痛い! 痛い!」と。
短パンをはいていたその方、砂が飛んできて痛いというのです。
以前、仙台の国有林での植栽地を見学した際、
「飛砂で苗がやすりで削られたようになった」との話を聞きました。
成人男性が痛がるほどの砂が、あんなに小さなクロマツに
四六時中吹き付けているのかと思うと、かわいそうに思えてきました。
DSC_0064その風のすごさを何とか写真に収めたいと思いながら、どんな写真を撮っても腕のなさを嘆くものばかり。
これは少しだけ分かってもらえるでしょうか。育苗場のネットが強風で大きく湾曲し、しかもそこにたくさんのゴミがピタッとはりついています。
プロジェクト担当の吉田によると、虫が風にあらがえず、このネットにはりついているのを鳥が食べに来るのだそう。
現場で活動をした翌日は、どんなに気を付けていても顔が乾燥してガサガサになってしまいます。
土壌の水分も相当持っていかれてしまうのだろうなぁと。
植樹祭の日、カンプウは吹きませんでしたが、いつも通り顔はガサガサに。これからの季節は地温の上昇でも乾燥することでしょう。
小さなクロマツたちが、カンプウにも乾燥にも負けずに
すくすくと育ってくれることをただ祈るばかりです。

緑化技術担当の参事を務める清藤です。
4月30日付のブログの中で
「・・・盛土の土は採取した場所によってさまざま。
大きな石がごろごろしていたり粘土質だったり砂地だったり……。
硬いところは植えるのに手間がかかりますが、柔らかいところは作業がはかどります。
“1m毎に硬さが違う”“粘土はきつい”(作業員さんの声)・・・」と植栽地の土壌の状態を伝えました。
少し詳しくその土壌を解説します。
盛土は凝灰岩質といわれています。
礫、粘土、砂ということから恐らく新生代水成岩地帯、
一般に標高500m以下の丘陵山地を造った土だと推測できます。
「礫」は土層の深さ1m以下から掘られた基岩の部分です。
「砂」はその上層の60~100cm部分の柔らかく砕けた基岩鉱物砂の集合体です。
「粘土」はさらに上の40~60cmの気候に支配されてできた層です。
クロマツのようなマツ類の生理的特性をみると、根の張り方は細根では表層部にかたより、
支持根となる太根は深いところまで達します。
土壌の水分・養分の要求量は、スギ、ヒノキに比べ低く、
土の中の酸素要求量(好気性)は、スギ、ヒノキに比べて高いです。
こう考えると土壌からみたクロマツの適応地は「土の空隙」が鍵になるでしょう。
そのためには土壌の物理性を把握する必要があります。
「土壌」は「土壌の粒子」と、小さな粒子が集まったその「すきま」からできています。
土壌の粒子は砂・粘土などの無機物と腐植からできているので専門用語では「固相」と呼びます。
すきまは「空気」と「水」から出来ていて、それぞれ「気相」、「液相」とよばれており
これらの総称として「土の三相」と呼んでいます。
ではその三相はこの盛土ではどの様になっているか、
その分析の結果を次に図示しました。

よく発達したスギ林などの柔らかな土壌では、
固相、液相、気相の割合は、30,40,30%程度になります。
アカマツでは50,20,30%程度といわれております。
今回の結果は63、10、27%でした。
固相が多くなっており最適とはいえません。
固相に粘土が多いと空隙も少なく、根の再生と働きが悪くなることから植栽木の成長を遅らすことになります。
空隙は土壌の気相で知ることができます。
気相の割合は十分ではないものの予想していたよりも高いことがわかりました。
固相の多い部分、気相の不足部分は、植栽時に耕して植えることにより改善することも可能です。
現在、植林に当たっている方々は、活着するようにと丁寧に植えている状況をみると、土壌改善にもつながっているでしょう。

5月24日、「海岸林再生プロジェクト」初の植樹祭が開催されました。
何度もブログでお伝えしてきたとおり、植栽はプロの手で行う
というのがこのプロジェクトの基本的な考えです。
ただ、「名取市民の森」をつくるためには、どうしても市民の
参画が欠かせません。これから10年、20年と続いていく森を育てる活動に
主体的に、継続的に関わっていくのは地元の方々です。
そこで、宮城県民・名取市民の方々に植栽を体験していただこうと
植樹祭を企画しました。全国の支援者の方々の中には、木を植えたいと
思っていらっしゃる方が多いのは承知していますが、まずは地元、という
考えで参加者募集は宮城県内でしか行いませんでした。
CIMG5392
当日集まったのは約350名。
普段は強風で砂が舞う中の作業となるのですが、この日は風もなく快晴。
10班に分かれて作業が行われました。
CIMG5404親子で参加してくださった方もいらっしゃいました。(下の写真も親子です。4月のボランティア活動日にも親子で参加してくださり、高校生の息子さんが「また来たい」と感想を話してくれましたが、本当にまた来てくれました!ありがとうございます!!)
植林なんて初めてだという方も大勢いらっしゃる中、指導員としてついてくださった森林組合の方に「参加者の皆さんの植え方、大丈夫でしょうか?」と確認したところ、「ここは土がやわらかくて作業がしやすい。みんなきちんと植えてくれているので、根付いてくれると思います」との言葉が返ってきました。
 
 
 
CIMG5401しかも、皆さん真剣に作業にあたってくださり、予定していた時間よりだいぶ早く作業が終了。ケガ人が出ることもなく植樹祭を終えることができました。
名取市の佐々木市長も最初から最後までご参加くださいましたし、いつもプロジェクトにさまざまなご指導をくださる東京農業大学名誉教授の太田猛彦先生も奥さま同伴で来てくださいました。
 
作業が終わるころ、空には虹が!
太陽の周りに輪ができ、その下に弧を描くような虹が出ていました。
強風も吹かなければ、虹までがこの植栽を天も祝福してくださっているような
そんな気持ちになる植樹祭でした。植えられた5千本すべてが根付いてくれる気がします。
参加してくださった皆さま、指導にあたってくださった森林組合の皆さま、
ありがとうございました。
CIMG5418

第2育苗場での播種

2014年5月25日( カテゴリー: 現場レポート )

5月15日、第2育苗場のクロマツ播種作業を、
海沿いの北釜地区に住んでいた19名とともに行いました。
もちろん、ボランティアではありません。来月、手当を支給します。
これもすべて、皆さんからのご寄附が原資です。
このコンテナの培養土詰め作業を数日かけて行ったうえでの当日です。
誘われて、今日はじめて来たという人もたくさんいました。
やっぱり集まれば、「津波」という言葉が、そこかしこに出てきます。
そして昔話と、お互いの近況。

140515 DSC_0001 (17)

孫誕生の喜びの朝。奥さんと一緒に撮りたかったんですが。


「あのさー、今朝、孫、産れたんだー」と桜井班長。
「そんな小声で俺ばり(だけ)に言わねーで、皆の前で言ったら-。2年後、記念日に種蒔きした苗になりますねー」
「んだなー」
ANAすかの桜井君、おめでとう。
ご両親にとっても、この前は結婚式で、今度はお孫ちゃんで、嬉しいことが続きますねー
 
 
2011年5月24日、名取市立第2中学校の仮設住宅で、
初めて名取市民と海岸林再生について話し合った時の方の大半が来てくださいました。
海岸林の内陸側で農業再開を期しているSさんも来て、
解決がなかなか難しい問題もあり、「実現はまだまだ先の話」と言っていました。
土地を借りて農業をやっていて、思い切り元気なことは十分知っています。
震災から1年後、初めての種蒔きの日のこと。
作業後の宴会で、
「この一年、一度も唄う気になれなかった」という祝い唄を唄い、皆の涙を誘った方です。
名取市海岸林再生の会会員で、美田園駅の近くの「本村」と言われる地区の自治会長は、
第1・第2両方の育苗場の作業に来てくださいます。
両者の連携という意味で、重要なポジションを担っていただいています。
作業が終わった後、「お茶でも」と呼ばれ、自宅の縁側で、一服。
「小学生の頃の夏の想い出はイグサ干し」
親と一緒に朝から海岸までイグサを運んで、浜に並べて干した後は、
海で泳いで、松林でご飯を食べて、昼寝して、その後干したイグサを積んで家に帰ったんだ。
(美田園の駅付近)はイグサの田んぼが多く、畳屋さんがたくさんあったんだ。
よそから買ってきた畳と、地元で作った畳では、持ちが全然違うんだ」などと教えて下さり、
やはり、松ぼっくりを燃料にしていたことなど教えていただき。
今度、インタビューさせていただくことを快諾くださいました。
「仮設住宅の自宅に籠って、なかなか表に出てこない」と言われている女性を
途中まで送りましたが、
「第一育苗場の近くにあった老人ホームで働いていたんだけど震災で解雇になってしまって。
今仕事もしてないの。そろそろ定職を見つけようと思ってる。初めて来たけど楽しかったー。
また声かけてください。植樹祭にも行きますから!」
140515 DSC_0001 (57)

大勢で取り組む作業は社会の教科書に書いてあった
「結い」のような共同作業です。奥の田んぼ2枚先は仙台市。

そんなこんなで、無事25,000粒の抵抗性クロマツ種を播き終わりました。

 

「俺たちの林業労働者の生き様を、社会に伝えてほしい」
神奈川の林業会社を退職し、オイスカに戻る時、
そして戻った後の社長からのメッセージ。
「たとえペットボトル一本でも、現場の地元で買いなさい」
「川上(山側・現場側)と川下(都会側・支援者側)の
どちらかを優先しなければならない時は、迷わず川上を選択してほしい」
これはオイスカの元上司。
振り返れば、まさに「ご縁」という以外の例えは見当たらない出会いが震災1年前にあり、
先のような気持ちを持って、宮城中央森林組合との深い付き合いが始まりました。
2010年1月、オイスカ宮城県支部小野喜代寿事務局長の紹介で、
仙台市立三条中学校の学校林を 佐々木勝義さん(佐々木廣一名取事務所統括の弟)
とともに雪降る中を実踏。
その場で強烈に意気投合。
まず、松島町立第5小学校(童謡「どんぐりころころ」の作詞家の母校)の
学校林整備をともにし、「学校林・遊々の森」全国こどもサミット」in東北での
同校の発表をしました。
2人で一緒に秋田から帰り、山に入って天然秋田杉をとくと拝見したり。
飲み二ケーションに明け暮れたり。

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「クロマツは根が浅いのではない。地下水位が高いところに盛土なしで植えられたから、3m以上になる深根性が発揮されず、このようになった」このように話した勝義さん(2011年5月25日 於:東松島市野蒜)


震災直後、林野庁東北森林管理局の知人とも、海岸林再生に関して電話のやり取りをしましたが、 松島町に住む佐々木勝義さんと全く連絡が取れなくなり、週明け数日後、ようやく連絡が取れたことを思い出します。
そして5月24日、国・県・森林組合・種苗組合との初協議、 名取第2中学校での地元農家の方たちとの初協議、 26日までの初めての陸上踏査、 26日の佐々木廣一名取事務所統括との初めての出会い、 その一切を、佐々木勝義さんとともにしました。
2011年の震災により、県森林環境税の凍結などにより、 あとわずかで整備完了のところ森林業務が停止してしまい、 くわえて文化庁からの整備許可期限が迫っていた 松島の4大観の富山整備と、仙台市立三条中学校学校林整備を、
三菱UFJニコスさんと、三井ガーデンホテルズさんのご理解により、整備を継続できました。
この山は僕にとって一息入れる場所でもあります。整備後の推移を楽しみに観に行っています。
「うちの兄貴を説得するべ!」
また、佐々木廣一さんのオイスカ入りを必勝を期して、
半年かけてじっくり根回ししてもらい、
パートナーとなる私自身とオイスカを知ってもらうべく、
ダミーとして僕の息子と娘を連れて泊りに行ったり。
まさに全ての行動を、宮城中央森林組合と行動してきました。
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毎朝7時半、今日植える苗木の積み込みに立ち会う秀義君
(2014年5月20日於:オイスカ第一育苗場)


そして今、勝義さんの息子さんである秀義さんが、海岸林再生プロジェクトの植栽現場を切り盛りしています。
震災前、彼が東京農大の学生の時、オイスカへの就職も視野にあり、東京本部に来たので
「やめたほうがイイ。森林組合がイイ」と言った記憶も。
彼がまだ前職にいるとき、飲みながら、森林組合の社会における存在意義を話し、
「宮中(宮城中央森林組合)に入ってくれ。そして俺と一緒に海岸林をやろう。こんなに大きな仕事はないぞ」 と言った記憶も私にはあります。
そして今、描いたイメージ通り、森林組合と種苗組合、
名取市海岸林再生の会、国・県・市、そして支援者との仕事に至りました。
育苗を担う名取市海岸林再生の会と、植栽を担う森林組合は、当プロジェクトの両輪。
かつての上司や林業会社の社長の教え通り、森林組合を通じて、川上(被災地の復興)にお返しし、 林業労働者の人間臭さやプロの凄味をお伝えしたいと思います。

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