座学+現場の松くい虫勉強会 その2
海外事業部 海外事業部の林です。
その1の報告の続きです。
中村先生からの座学での学びに加え、翌日は現場で実際の松くい虫の勉強。

参加者は昨日のセミナーに参加してくださったボランティアリピーターさんが中心ですが、支援企業さんからも担当の方が参加してくれました。支援+ボランティア派遣に加えて担当者の方がわざわざ勉強に来てくださるというところに本気度を感じ、嬉しく思いました!(写真は図面を見ながら吉田の説明を聞いているところ)
まずはオイスカが管理している海岸林の外から見学。

ここは、空港近くの内陸防風林。周辺は畑がある場所です。
この現場では伐倒駆除した後の現場を視察しました。写真は、感染したマツを伐採し、その後に薬剤処理をしてビニールをかけた状態のもの。カミキリの幼虫が外に出ていかないように、しっかりビニールをかけなければなりません。
私がこの作業をすることはないと思いますが、先生のお話ではこうした作業をしたことがない人たちは慣れていないため、ビニールに穴をあけてしまうこともあるようです。ああ、私だったら絶対に空けてしまいそう……気を付けたいポイントだなぁと思いました。
海岸林の中では、先生が使っている道具が気になってしまいました。



スクレーパーや小型のなたを持ち歩き、感染が疑われるマツを見つけると樹皮をはがして中に虫がいないか確かめます。プロがどんな道具を使っているのか見るのは楽しいものです。そして、マツノマダラカミキリの幼虫ではありませんでしたが、虫を発見!
穴があれば侵入痕かどうかチェック。私は自分ではまだ探し出せませんでしたが、カミキリの噛み跡も見られました。注意深く観察する必要があります。


先生はどんどん樹皮をはがし、何か気づいたことがあれば参加者の皆さんに伝えてくださり、観察のポイントを解説してくださいました。


私たちの現場は100ha。隅々まで自分たちで見て回るのは限界がありますが、やはり多くの目で見て、感染をいち早く見つけて対処することは今後重要になってくるでしょう。これまでいろんなものと戦い、その都度ボランティアの皆さんの手を借りて対処してきました。多湿地帯は溝切りを、ツルマメやクズは夏の時期の刈り取り作業を、そしてこれからは松くい対策。まずは異変をいち早く見つける目を皆さんに持っていただくところからのスタートでしょうか。
そしてボランティアの皆さんだけではなく、多くの市民が同じように松くいの怖さを理解して、自らがこの海岸林を守る存在になる!と行動してくれるように働きかけていくこともこれからの仕事かもしれません。まだまだ長い道のりです。
後日、ある参加者からこんな報告が届きました。
→→→自分のPCでは「ヤツ」と入力すると、「マツノマダラカミキリ」と変換されるようになりました。
そんな人、日本全国に一人しかいないと思います(笑)
すぐに自分ごと化してくださる力強いサポーターさんの存在のありがたさをあらためて感じた2日間でした。

