クロマツはこうして植えます!

今日で今年度の植栽は終了します。
15ha、7万5千本。
5月24日の植樹祭で植えた1ha、5千本を除くと
そのすべては森林組合や林業会社の職人のみなさんの手で植えられました。
繰り返しになりますが、貧栄養や厳しい乾燥、寒風などに耐え、
クロマツがしっかり根付いてくれるよう、手早く、正しく植えることが
求められるため、ボランティアの手ではなくプロの手で植えているのです。
どんなふうに植えるのか、ご紹介します。
 
まずは地被物(チップ)を取り除き、
40㎝四方のチップをかき分け、地表を露出させます
image2[2]
露出させた地面に鍬をまんべんなく打ち込んで、よく耕します。
この時、土塊があればできるだけ砕き、柔らかくするとともに、
土中にある石なども取り除き、植穴を掘ります
※穴は20㎝四方、深さは20㎝程度
image5[1]
準備完了。やっと苗を植えるところまできました。
気を付けなければならないのは深さ。
唐鍬で土を押さえ、 コンテナ苗の土表面が
地面より2cm低い位置で 止め、片手で支えながら
土を7分目まで入れます。
image6[1]
image3
苗木を上に引き土壌と根の密着を十分にし、
さらに土で覆います。この時、チップが混入しないように注意。
image7[1]
苗の上部を手で持ち、まっすぐにしながら
根元を体重をかけてよく踏み固めます
image8[1]
チップで苗木の根元を覆い、凹地にならないよう
注意します。チップは乾燥防止効果があります!
image9[1]
見ると簡単ですが、やってみると難しい!
職人さんはこうして1日に300本も植えるのです。

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