「お彼岸バザー」での宣伝は庭木の苗で

2014年5月4日( カテゴリー: お助け隊員の声 )

クロマツお助け隊員の井上文雄です。

マツボックリの炭

マツボックリの炭

神奈川県川崎市の市立早野聖地公園で恒例の春のお彼岸バザーが3月21日開催されました。私たち早野聖地公園里山ボランティアはクヌギ・コナラの木炭・木酢液・竹炭・青竹の花いれなどを出品しました。お彼岸の墓参の方々が立ち寄っていきます。

ここに、海岸林再生の寄付をお願いするための無償提供のものを並べました。マツボックリの炭・竹の枝の炭、花の苗。植木の苗は、実生のセンリョウ・挿し木のサツキ・オオムラサキツツジ・挿し木のアジサイ・柏葉アジサイ・ちりめんアジサイ、実生のイロハカエデ・アマナツミカン・ヤブツバキ、花を咲かせる桜草などなどです。

20140321バザー3すずかけの実の炭1

すずかけの実の炭


早野で育てた苗は、希望しても名取市の海岸に植えられません。私は気持ちを切り替えて、墓参の方々のお持ち帰り用の庭木の苗を育てることにしました。海岸林再生の寄付金につながると昨秋のバザーで気付いたからです。
宣伝は、大型写真パネル3枚で、海岸林再生プロジェクトの3年間と今年植栽が始まることを訴えました。苗を手にとる方々に「無償には訳が。」と声をかけて、寄付金パンフを手渡し、写真パネルを使って説明を聞いてもらいました。「絆」と書いた太い竹筒に、ご自分の判断で硬貨を入れていただきました。この「絆」から1万円をオイスカに送金することができたと役員から聞いています。
郵便振込みで寄付をお願いして手渡したパンフは70部でした。「個人からの寄付」が増えることを願っています。
20140321バザー1苗とパネル1

バザーの苗とパネル


20140321バザー2説明1

来場者への説明

震災・津波から4年目、「風化」が言われています。が、今回、海岸林の説明者が、昨年名取の苗畑を訪問した4人以外にも2人以上増えました。パンフの受取りを拒否した人はひとりもいません。応えてくれる人ばかりです。中には仙台や福島出身の方もいらっしゃいました。要は訴えを継続していけるかどうかだと思っています。

今年は植栽が始まります。秋のお彼岸バザーには植栽を写真パネルにします。昨秋採集の庭木の種は、今、芽吹き始めています。クロマツの発芽と同じく「めんこい」です。秋のバザーには出品できるでしょう。「庭木の播種・育苗・バザーで募金」このサイクルを楽しみながら続けていきます。
写真パネルは、職場のOB会で展示して「自分で作ったの?写真があると伝わるね」と好評でしたので、同期会や様々な集まりに持ち込みます。昨秋に続き、近くの市営バラ苑が公開されたら、自宅の前に寄付金パンフを設置して写真パネルを展示します。
「名取市海岸林再生の会」のみなさん、いつもエネルギッシュなお顔を思い浮かべながら、私個人は微力ですけれど、私のできることで、みなさんを応援し続けていきます。

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