雪の中での本数調整伐
1月18日、伐採2日目。深夜からの雪。朝起きて佐々木君に電話。吉田:「おはよ。今日やるの?」、佐々木君:「やりまーす!(躊躇なし)」。予報では、昼前には晴れると。
「(名取は)雪、大変なんでしょ?」とよく支援者の方から言われますが、奥羽山脈で雪は落としてしまい、仙台平野は西からの寒風・乾風ばかりです。仕事と積雪が重なった記憶は数えるほどしかありません。車で東京-宮城を往復することはよくありますが、山の中の東北道ではなく、浜通りと呼ばれる海沿いの常磐道を使えば雪の心配もありません。
東京では雪と言えば、ベタ雪ですが、宮城は粉雪が基本。名取より内陸の仙台中心部では、晴れていても、奥羽山脈からの粉雪が舞います。名取の海沿いにはそれも届かず、蔵王おろしの西風に乗って畑の砂ぼこりが横殴り。
珍しく雪の海岸林の写真撮りをさっさと済ませ、朝から浅野さんと土井班に加勢しました。雪の中と言っても、別に支障はありません。サラサラ雪ですから。たまに背中に雪が入るとたまらないだけで。ベタ雪ではないので、晴れて融けても、服がベトベトになるわけでもなく。融けたのを忘れるぐらいでした。
2日目にして、早くも作業のギアが変わりました。本気のスピードです。やはり、作業班と一緒にカラダで味わうと、一気に多くの情報が手に入ります。彼らの会話からも。ほんとうにちょっとしたことがノウハウです。伐り手は、運び手のことも考えた向きで切り倒し、運びやすい長さで伐る。運び手は、どこを通れば最短かつ楽に集積場所に運べるのか、どうすれば搬出の時の重機の運転手が扱いやすいか。皆、次のことを考えながら仕事します。
浅野さんは帰る時、充実の表情でした。この仕事にスムーズに加われるのは、さすがです。班長から誕生日祝いをもらって嬉しそうでした。これから先、機会あることに、同僚・後輩たちにも経験してもらいたいと思います。