愛知県支部事務局の訪問記 2

2013年2月6日( カテゴリー: お助け隊員の声 )

愛知県では海岸林再生プロジェクトへの関心が高まり、支援者が増えています。
今週末、9日は1,500人の申し込みを頂いているファミリーデーでも名取市海岸林再生の会の鈴木英二会長よりご報告いただきます。http://www.oisca.org/news/?p=4407
今後、支援業務にも力を注ぐために初めて 被災地を訪問しました。
育苗の現場を実際に見て、統轄責任者である佐々木氏にお会いすることで、現場の緊張した空気を感じることができました。
全国からの支援を受け、苗木の育成と造林を成功させなければいけないという強烈なプレッシャーと責任感と闘いながら、
佐々木氏はじめ、被災者の皆さまが雪の降り積もる極寒の中で地道な活動を続けていました。
現地統轄の佐々木氏は曲がったことが大嫌い、妥協はしないという東北人気質の塊のような人。
「コンパスの針(軸)は絶対動かしてはダメ。軸は絶対にぶれてはいけない」と再三話し、
この仕事の厳しさを教えて頂いた。
佐々木氏は林野庁東北森林管理局を定年で退職されたプロで、佐々木さんでないと成功しないと思いました。
本部の担当者は現場の厳しい要望を一身に引き受け、現場と二人三脚で、
外部との協議・折衝、広報啓発業務、資金集め、現場との調整に当たっています。
大勢ののプロジェクト関係者の動きをみて感じたことは、オイスカ各地区会員組織は、
現場が安心して育苗に集中できる環境を整えることが大事だということ。
つまり、寄附協力、そのチラシの設置促進、視察の場合は現地の都合を最優先する事(被災者には自分の生活、農業・生活再建があることを忘れてはいけない)の3点。
突然の来訪があまりにも多く、五月雨的であるため、現場はそのたびに業務が中断されているようです。
ボランティア活動は、オイスカ本部を通じてあらかじめ募集します。
その時が来たらオイスカ地方組織はしっかり対応すべきなのだと 思いました。
出張の成果は会員・支援者に共有することで、今まで以上に同事業を地方レベルで円滑に推進してゆきたいと思いました。 
愛知県支部 担当 小杉

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