初のボランティア体験
2018年10月9日( カテゴリー: 現場レポート )
西日本研修センターのリナです。
5日~6日まで名取市に行ってきました。
5日には、6日のボランティアに参加する髙島屋労働組合の人たちに広報室の林久美子さんが海岸林再生プロジェクトのことを説明に行きました。私もその話を聞いて、海岸林のことで新しい言葉などを知って勉強になりました。特に防風林とかきんこんきん(菌根菌)などです。
6日のボランティア活動には150人ぐらいが参加しました。
センターでもお世話になっている三菱UFJグループ、第一三共、フィリップモリス、仙台トヨペットなどの企業の方々やオイスカの会員は三重や東京からも参加していました。恵まれた非常にいい天気でした。少し暑かったです。
作業はツルマメとりでした。初めて会う方々と話ができ、また久しぶりに会うオイスカ会員の方々とも話ができました。大勢で作業をしましたので作業が面白くて楽しかったです。
私は、2014年5月に私の国、フィリピンから来日した「子供の森」計画こども親善大使の一行と一緒にプロジェクトを訪問しました。その時は作業はできませんでしたが、見学だけしました。植栽地にはまだ植えたばかりの40㎝ぐらいの小さな苗がありましたが、今回は高いところは3m以上でした。こんな早く高くなるなんてすごくびっくりしました。とてもきれいな森になりました。
林久美子さんのレクチャーで、松の木は海岸のような強い風が吹く、乾燥した栄養の少ないところでも菌根菌から栄養をもらっていて、強いということを知りました。でも、他の植物も育つ栄養のあるところだと菌根菌が弱くなるので、松の木も弱くなるそうです。
また、防風林の大切さを知ることもできました。それはこんな話を聞いたからです。津波の後、防風林がなくなって住宅の中に砂がたくさん入ってきたり、いろいろなものがすぐに錆びたりしていたのが、今、少しずつ防風林が育っていますから、近くにある家に砂があまり来なくなったり、錆も出なくなったということです。また、林野庁の調査では、11種類のトンボがいるそうです。いろいろな生き物がいると森が豊かになると思います。
こういう素晴らしいプロジェクトに行かさせていただき本当にありがたく思っています。
オイスカは山の森、海の森、海岸林の再生に取り組んでいます。
普段の私の仕事では、なかなか現場に行く機会がありませんから、
今回このような経験ができたのは、素晴らしいことだと思います。
ありがとうございました。