謹賀新年 ~2017年はこうなります~
2017年1月5日( カテゴリー: 本部発 )
明けましておめでとうございます。
存分に仕事をする場をいただいていることに感謝し、
今年も一つ一つ日々の達成感を積み重ね、喜びを噛みしめたいです。
年度初めにあたり、今年の方向性を示したいと思います。
●名取市海岸林再生の会による播種は、今春含めあと2回
播種量は1.2kg:56,000粒(2016年は2kg:100,000粒)
●植栽は、今春含めあと4回の見込み
2017年度は13.66ha、68,300本を予定。
もちろん、100%名取市海岸林再生の会生産の、宮城県産マツノザイセンチュウ
抵抗性クロマツのコンテナ苗です。
●第4回植樹祭は5月中旬
例年通り、まず3月1日~名取市民向けに、4月1日~宮城県民向けに公募開始
これまで通り、宮城県民向けに募集します。
●保育面積は50.39ha
259,600本のクロマツ、広葉樹10種671本の保育を行います
ニセアカシア・葛・竹への対策を一段階引き上げ、薬剤も使って徹底対処いたします
プロとボランティアの併用で、これまで同様、心してかかります。
●雇用数は約1,200人の見込み
育苗(名取市海岸林再生の会)、植栽・施肥(宮城中央森林組合)
育林(宮城中央森林組合・松島森林総合)
●ボランティア受け入れは約2,000人の見込み
HPで募集を開始しました!
県内と県外比は5分、男女比もほぼ5分、リピート率4割を維持したいです。
視察者年数百人を合わせると、経済効果もそれなりだと思います。
●安全対策
3月にはボランティアリピーター対象に普通救急救命講習、避難誘導先への道の把握を行います。
日常的にもKY活動(危険予知)を取り入れた作業指示を心掛けます。
小型ハチ(フタモンアシナガバチ)の予防方法も常にシェアし、極力危険回避します。
保育取扱量は広大ですが、慌てず、動ぜず、安全第一で仕事を進めます。
●調査・提言
1.海岸林と地域の将来ビジョン形成調査
⇒これまで6年、各地の海岸林を巡り、ヒアリングも重ねてきました。1月初旬、
秋田県能代市の「風の松原」関係者を訪ね、取りまとめ開始に備えます。
⇒3月を目処に、Post2020年以降のあるべき姿の素案を作成し、行政と協議開始します
2.生育モニタリング調査・土壌の物理性調査
⇒1月中旬に、現時点の調査報告書をHPで公開します
3.ニセアカシア・葛など薬剤枯殺処理調査
⇒引き続き継続するとともに、調査を元に本格的に施業を開始します
4.名取市海岸林史聞き取り調査
⇒今年度中に、東北学院大学菊池慶子教授の手で、第1次取りまとめを行います
5.飛塩影響調査
⇒目下、専門家に相談中。
●ブログ更新
2012年に開始したblogですが、今回で1,398回目。
4月の播種の頃には1,500回となるでしょう。
今後もほぼ毎日更新したいと思います。
●活動報告会、講演会など
年間30回~40回、4,000人~5,000人前後に直接話を聞いていただいています。
1月26日~28日は香川で3回活動報告会の場をいただいており、オイスカアドバイザーの
小林省太氏(元日本経済新聞論説委員兼編集委員)と浅野奈々穂がお話させていただきます。
2月28日、地元名取北高校の全校生徒に、思い切りアピールする場をいただきました。
宮城、首都圏での発表の場を更に確保したいと思っています。
●報道対応
年平均で毎年30回程度、公共のメディアで紹介されていますが、専門誌、企業広報なども
更に活用したいと思います。1月から1か月ANAの国際線機内とラウンジに設置される情報誌
「ていくおふ」で大きなページを割いてご紹介いただくことになりました。