11月24日、JICAによる海外6ヵ国政府職員の森林等生態系を活用した防災・減災
(ECO-DRR)研修を現場で受け入れました。
概略は、オイスカスタッフブログに。
対する我々は、5年間、かれこれ30回ぐらい来てもらっている二人。
フィリピン人職員のグラゼンさんと、元フォーリンプレスセンター職員で
ボランティアの鈴木昭さん。なんだか、私はかなり楽させていただいた。
海外対応できる人が二人もいるなんて、ありがたい話だ。とても誇らしく思いました。
(まだ他にもいます。プロの清藤先生や、本部海岸林女子全員)
佐々木統括が少しおかしい。「吉田がテキトーな説明していないか監視してやる」
とか言って、来てくれることになった。
オイスカフィリピンのサイクロン復旧、海岸林造林にあたる現地の方への研修以来、
海外の方にも思い切り説明してくれるようになった(笑)ほとんどノリノリ。
「おい、吉田。これからもっとプロも呼べ」。
今回改めて思いましたが、日本の治山、森林保全は世界に誇れる技術がある。
オイスカは特に海外で、住民を巻き込む手法が優れている。
技術者だけでは仕事ができず、コーディネーターだけでも仕事はできない。
企業で言えば、製造と営業のようにぶつかりながら「組む」ことが大事だ。
名取で言えば、「佐々木イズム」のキモを理解する人を増やすことで、
国内外でもっと役に立てる。今日も「技術者であり、経営者であれ」という熱弁でした。
マラウイ政府:「NGOはたくさんあるが成果が悪い。システマティックさ、
コストパフォーマンスに感心した。」
マケドニア政府:「種苗法という法律はわが国にはない。火事がないことが羨ましい。
オイスカの組織に関心を持った。HPをもっとよく見てみたい」
マレーシア政府:「政府はNGOにお金を出しているだけ。種苗法の保護システムに
関心がある。我が国に種苗のライセンスはない。針葉樹だけ対象というのは驚いた。
フィリピン政府:「コミュニティを巻き込む手法に関心があった。帰国したら
オイスカのプロジェクトを訪問したい。我が国はただ植えるだけ。だからコストが安い」
ミャンマー政府:「他の人と同じ」
パプアニューギニア政府:「前の人と同じ」(笑)
森林総研坂本先生:「このプロジェクトは私が推薦させていただいた。ココには苗畑がある。
最初から管理計画もあり、地元の雇用もあり、再生を長期的かつトータルで考えている。
今後の海岸林は本数調整伐が重要になるが、そこまで頭に置いている。
何十年先か、再びみなさんが見に来た時、ここは立派な森になっていると思う。
各国の皆さんは、私が申し上げたかったこと以上に、プロジェクトの社会的なつながり
という事まで、ここで学んでくれたようだ。」
先生からの熱いエールに応えられるように頑張ります。