はや冬支度 ~空中断根はまもなく終わり~

2016年10月3日( カテゴリー: 現場レポート )

雨続きで、日照時間が極めて少なかったこの9月も終わった。
稲作はそれでも豊作の見通しらしい。
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10月1日、再生の会は、土曜日は本来定休日なのに、急遽4人出勤。

「よすだくん(吉田君)、いつ来たの?」と勝征さん。

この方と会うと、いつでも安心感を感じる。尊敬する名取市民の一人です。

今日は、空中断根していた2年目苗の「根降ろし」の事前準備。すなわち越冬の準備です。

「昨日今日、やっと晴れたんだー。ちっとも(小松菜が)のびねんだー」と峰男さん。
「でも、今日は暑いよねー。朝夕は少し寒いけど」と奥さん。

空中断根していても、コンテナの外に根が出ている。それをキレイに剃り落とす作業。
地味な作業です。コンテナは3,000台以上。何日もかかります。

「(道具の)刃がすぐ切れなくなるんだ。毎日グラインダーとヤスリと両方使いながら、
刃を研がなきゃならねんだー。グラインダーは刃を削り過ぎるし、
ヤスリはすぐダメになる。 意外と厄介なんだよー」
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「空中断根」は細根の十分な発達を促し、「根降ろし」は根元径の太りを促す意味もある。
根降ろしは10月17日~2日間。かなり腰に来る仕事です。これを再生の会と一緒にやると、
農家の人のカラダの頑丈さを思い知らされます。

根降ろしの後は、0.6haの育苗場はこれまでで最大の使用面積になります。
コンテナ同志間を空けるので、全面使用になるはずです。

「よすだくん、飯だよ。」
「んじゃみんな、いつづ(13時)から(仕事)やっからな~」

仕事も早いけど、撤収も早い。
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午後、植栽現場に出たら、普通のツバメと、少し体が大きい見たことがないツバメが
クロマツの上を乱舞していた。驚くほどの数。
名取の6回目の秋だけど、こんな光景は初めてだ。
きっと南に渡るのだろう。

ツバメもクロマツも冬支度。

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