若い人がいる現場
本部・啓発普及部の林です。
2月10日のボランティアレポートを武原君、中屋さんが書いてくれました。
この日は若い人がたくさん現場に集まってくれうれしかった!
後列左から、今年の名取のインターン和泉君、新年度からオイスカ職員になる武原君、2年前のインターンの畑君、前列左から中部日本研修センターのバボ君(バングラデシュ)、シャン君(フィリピン)、今年の本部のインターン中屋さん。
バボ君とシャン君はセンターで一緒に活動したこともあるし、海外のオイスカの現場で活動する彼らのお父さん、お母さんに、私は若い頃大変世話になっていることもあり、この現場で研修の受け入れができてこれもうれしかった!
彼らは熱心に勉強していました。育苗場で説明をする吉田の話をメモを取って聞き、写真を撮り、じっくり観察し、長さを確かめ……。日本語が充分ではないため、きちんと理解ができているか確認するために、いくつか質問を投げかけると、自分たちが学んでいる農業と重ね合わせながら話を聞き、しっかりと吉田の説明が理解できているようでした。
実際、センターに帰ってからシャン君がFacebookに投稿していた内容を見ると、育苗場での説明も、間伐の目的も、切ったクロマツがどのように活用されているかも正しく書かれていました。スバラシイ!
そして若くて力持ちの彼らは、現場でとても頼りになりました。
日頃農業で鍛えている彼ら。普段とは違う作業でもすぐにコツをつかんでしまいます。
シャン君は作業をしながら「間伐の目的は分かってる。でもSAYANG」と話してくれました。
フィリピンの言葉でSAYANGは「もったいない」「残念」の意味。
こんなに大きく育ったのだし、たくさんの人がここまで管理してきたのだからとの
思いを抱いていたようです。私も同感。そんなふうに感じてくれていることもうれしかった!
バボ君はスーパーボランティア大槻さんに「作業の後の点検」の重要性を教えられていました。
みんなが切った後、切る位置が高すぎるものは足を引っかけてしまうこともあるからあんまりにも高く残っているところは切るようにと。最初は自分がやったところじゃないのに……とちょっぴり不満げだったバボ君ですが、納得し、せっせと切り始め、「こんなに俺が切ったぜ!」と得意顔。
いつもと違う現場で体験をすることは本当にいい勉強。彼らもそう感じてくれたはず。
そして彼らにいろいろな場面で、そんなことまで??と思うほど、
しつこいぐらいに話をしていた吉田の「学んでもらおう精神」もすごいなぁと感じました。
明日はその「学んでもらおう精神」について報告します。